棚卸し機能のアップデート

棚卸しの方法の仕様変更

 

概要

棚卸し機能に関する以下の仕様の変更を行いました。

1.棚卸しの方法を選択できる機能の追加

2.棚卸対象在庫の変更(取り置き中を除外)

3.「循環棚卸」にて読み取りを行わなかった在庫は常に最新の理論在庫を保持する仕様へ変更

 

詳細

1.棚卸しの方法を選択できる機能の追加

 

今回のリリースにより、棚卸しを以下の2つの方法から選択できる機能を追加いたします。

・一斉棚卸

・循環棚卸

 

これにより店舗の運用に沿った棚卸し方法を選択し、棚卸し作業を行うことが可能となります。

 

※リリース前後で棚卸し中のケースは「循環棚卸」となります

 

それぞれの棚卸しについて以下にご案内いたします。

 

【一斉棚卸】

一斉棚卸は棚卸しケース作成時に理論在庫が保存され、在庫を読み取り作業を行う仕様となります。

閉店後や休業日に棚卸しを実施される場合は、こちらを選択することで効率的かつ正確に棚卸しを実施することが可能です。

▼一斉棚卸の操作手順

①棚卸しケースを作成する(理論在庫確定)

②在庫の読み取り作業を行う

③全ての在庫読み取りが完了後に読み取りデータを保存

④差分商品の確認画面で最終の差分確認を行って棚卸しを確定する
なお、営業中に「一斉棚卸」を選択し実施される場合、棚卸ケース作成後の売買による在庫変動を考慮しない仕様のため、以下の点にご注意ください。

 

・棚卸ケース作成後の買取在庫は読み取りを行わない
※【店頭買取】【一般仕入】【宅配買取】【店間移動(入庫)】

・棚卸ケース作成後の販売在庫は読み取りを行う
※【店頭販売】【一般販売】【EC販売】【店間移動(出庫)】

また、棚卸し中に在庫操作(分割・結合・振替・廃棄)をされた場合も差異が発生する要因となりますので特別な事象が無い限りお控えください。

【循環棚卸】

循環棚卸は分割リストで在庫を読み取ったタイミングで理論在庫が作成され、分割IDにて読み取った在庫を保存したタイミングで理論在庫が更新される仕様となります。

※11/22以降の棚卸しの仕様となります

営業を行いながら棚卸し作業を実施される場合は、こちらの方法により効率的かつ正確に棚卸しの実施が可能です。

また、差分商品の確認時には、棚卸し作業開始後の売買による在庫変動を予め把握しておくことで差分確認がスムーズとなります。

▼循環棚卸の操作手順

①棚卸しケースを作成する

②在庫変動の少ない棚から在庫の読み取り作業を進める

③棚卸し在庫の読み取りが完了した分割リストで保存し、理論在庫を更新する

④全ての在庫の読み取り完了後、最終の差分商品を確認して棚卸しを確定する

 

なお、【循環棚卸】についてはケース作成以降の買取について以下のようにご対応ください。

グロス管理対象商品:読み取り必須

単品管理商品:読み取り不要

 

2.棚卸対象在庫の変更(取り置き中を除外)

今回のリリースにより、取り置き中の在庫を棚卸対象の在庫から除外する機能を追加いたします。

これまでは取り置き中の在庫が棚卸対象の在庫に含まれていることで差分調整時の確認工数が重くなっておりました。

これにより、棚卸し開始前に取り置き中の在庫を読み取りしないように分けて管理することでより正確な棚卸作業が可能となります。

 

取り置き中在庫の対象となるケースは以下となります。

・【店頭販売】【一般販売】で在庫確保をしている在庫

・EC受注され、出荷処理が完了していない在庫

・店間移動処理を行い、受取先店舗で受取確定されていない在庫

 

※品出し前在庫については棚卸対象の在庫となり、読み取りが必要となります。

 

なお、誤って取り置き中の在庫を読み取ってしまった場合、差分商品の確認画面に差分として表示されます。

その場合、調整数量「0」として棚卸しを確定することで棚卸後の在庫変動は発生いたしません。

 

3.読み取りを行わなかった在庫は常に最新の理論在庫を保持する仕様

今回のリリースにより「循環棚卸」での棚卸しの際に読み取りを行わなかった在庫は常に最新の理論在庫を保持する仕様へと変更いたします。

読み取りがされなかった在庫については【差分商品の確認・棚卸しの確定】ボタンをクリックした時点の理論在庫にて更新され、差分が表示される仕様となります。

これにより、例えば営業中に売れ筋の商品棚を最後に棚卸しすることで、売買で発生した在庫変動による差異を極力減らすことが可能となり、差分確認がよりスムーズとなります。

以上となります。

 

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