楽天ラクマの法人向けアカウントとは?公式ショップの特徴を解説!

楽天ラクマの法人向けアカウントとは?公式ショップの特徴を解説!

比較的安い金額で手軽に商品を購入できるフリマアプリを利用する人が、年々増加傾向にあります。

若者を中心に進んでいる“新品離れ”やSDGsへの関心の高まりで、中古品に対する抵抗がない人が増え、フリマアプリは多くの人にとって身近なものになりました。

そんなフリマアプリですが、個人間で取引するというイメージを持っていませんか?

法人のイメージがそこまで強くないフリマアプリ市場ですが、最近では法人も参入してきています。

今回は、フリマアプリ「楽天ラクマ」(以下ラクマ)を法人で使用する際の

  • ラクマラクマ公式ショップの違いとは?
  • ラクマやメルカリに法人が参入し始めた背景とは?
  • 法人がラクマ公式ショップを利用するメリットとは?

という疑問について詳しく解説していきます。

あわせて、法人がラクマ公式ショップ運営を成功させるポイントについてもご紹介するので、法人でラクマを使用したいという方はぜひ参考にしてみてください。

楽天ラクマとは

参考:ラクマ公式サイト
参考:ラクマ公式サイト

「楽天ラクマ」とは、楽天グループ株式会社が運営しているフリマアプリです。

日本で初めてフリマアプリとして誕生した「フリル」と楽天「ラクマ」の統合によって新しく誕生しました。

また、キャンペーンなどで得られる楽天ポイントが貯められるだけでなく、売上金を楽天キャッシュにチャージすることで楽天が提供するサービス内で決済に使用できます。

2022年には3500万ダウンロードを突破し、人気を集めています。

ラクマは2023年8月1日(火)より手数料が変更され、販売した商品価格の4.5〜10%(税込)(基本の販売手数料は10%)になっています。

そんなラクマですが、個人間取引を原則としているため、通常のラクマアカウントでは法人による出品が禁止されています。

しかし、法人が出品できるサービスも存在します。

ここからは、法人でも出品が可能なラクマ公式ショップについてご紹介します。

法人でも出品可能なラクマ公式ショップとは

参考:ラクマ公式サイト
参考:ラクマ公式サイト

ラクマ公式ショップ」は法人での出店が可能で、数多くの出品実績のあるショップや専門的な商品知識のあるショップが揃っています。

さらに海外輸入商品リユースブランドなど、商品のラインナップも豊富です。

では個人間で取引をするラクマとラクマ公式ショップの違いは何でしょうか。

ここからは、ラクマとラクマ公式ショップの4つの違いについてポイントごとに解説していきます。

 ラクマラクマ公式ショップ
出品者誰でも出品可能

 

※未成年は保護者の承認が必要

ラクマの審査に通過した出店者
商品ラインナップ幅広い商品が充実しているブランド品などの価値がある程度保証されている
出品できる商品違法、またはラクマが適切ではないと判断した商品を除く商品

 

※詳しくはラクマの「禁止商品リスト」を確認

基準を満たしている商品のみ
トラブル発生時ラクマ専門スタッフが対応ラクマ専門スタッフが対応

ラクマの審査に通過した法人が出品している

安心して取引できるのがラクマ公式ショップの魅力の1つです。

ラクマ公式ショップでは、厳正に行われるラクマの出店審査に通過した法人だけが商品を出品しています。

そのため、偽物や偽ブランドを購入してしまう心配がなく、購入者からの信頼度も高くなります。

豊富な商品ラインナップで 安心して購入ができる

EC

前述したように、ラクマ公式ショップでは、厳しい出店審査を通過した出店者のみ出品を行うことができます。

そのため、ラクマ公式ショップで販売されている商品ラインナップは、他のECモールに比べるとブランドの価値がある程度保証されているというメリットがあります。

高単価な商品は確実に本物かどうか確かめて購入したいという方でも安心して購入できるという利点もラクマ公式ショップの特徴の1つです。

基準を満たしている商品だけが販売されている

ラクマ公式ショップで販売されている商品は、ラクマ公式ショップの専門スタッフ事前に商品の点検を行っています。

専門スタッフによる点検により、一定の基準をクリアした商品だけが出品されているので、その点でも購入者からの信頼度が高くなるのです。

トラブル時の対応が安心

実際に商品を手に取って検討できる店舗販売と異なり、インターネット商品取引にトラブルはつきものといっても過言ではありません。

ラクマ公式ショップでは、商品がなかなか届かない、不良品が届いたなどのトラブルが発生した場合は専門スタッフ親切丁寧に対応してくれるので安心です。

Yahoo!オークションとラクマやメルカリではどっちが儲かるのかに関する記事はこちらから

ラクマやメルカリに法人が参入し始めた背景

フリマアプリというと“誰でも気軽に売買ができる”というイメージがあり、法人のイメージはそこまで強くありません。

しかし、現在ではラクマやメルカリなどのフリマアプリにも法人が参入するのが主流になってきました。

そもそも、ラクマやメルカリに法人が参入し始めた背景は何でしょうか。

ここからは、フリマアプリへの法人参入の3つの背景をご紹介します。

インターネットやスマホ端末の普及

ラクマやメルカリに法人が参入するようになった背景にはインターネットやスマホ端末の普及が大きく関わっています。

インターネットやスマホ端末が普及する前は、店舗に行って商品を購入するのが主流でした。

しかし、インターネット普及後はネットショッピングをする人が格段に増加しました。

中には生活用品はすべてネットで購入するという人もいて、店舗に出向かなくてもいいという便利なネットショッピングはどんどん消費者に浸透していきました。

衣類や化粧品、生活用品を抵抗なくネットで購入する人が多くなったという背景もあり、法人も参入せざるを得ない時代となったのです。

消費者が中古品を購入することに抵抗を感じなくなっている

消費者が中古品を購入することに抵抗を感じなくなっているのも背景です。

メルカリ総合研究所による意識調査によると、「中古品への抵抗がない」と回答した人は53%でした。

「中古品への抵抗がない」という回答は、2019年から特に年々増え続けています。
(参考:2022年のメルカリ総合研究所による意識調査

商品を購入する上で、価格が1番重要だと考える人も少なくありません。

特に最近では物価上昇などを理由に、若者を中心に新品にこだわらない“新品離れ”が進んでいます。

また、サステナビリティSDGsの視点からも中古品に対する関心が年々高まっています。

匿名配送で安心して取引が可能

ITツール

インターネット上で商品の取引を行う際に、個人情報を相手に提供することに抵抗があるという人も少なくありません。

ラクマでは、出品者と購入者ともに名前や住所などの個人情報を知られることなく取引できる匿名配送が可能です。

匿名配送の方法も簡単で、取引を開始する前に「かんたんラクマパック」を設定しておくと無料で匿名配送が利用できます。

個人情報を公開せず、安心して取引できるのもラクマが選ばれる理由の1つです。

ラクマやメルカリで法人向けのサービスがリリース

以上のような背景があり、消費者のフリマショップのニーズが高まったことで、ラクマやメルカリで法人向けのサービスがリリースされました。

今後もフリマアプリのニーズは高くなっていくことが予想されるため、法人も積極的に参入することになるでしょう。

メルカリバナー

法人がラクマ公式ショップを利用するメリットとは

ここまでは、ラクマやメルカリに法人が参入し始めた背景についてご紹介しました。

それでは法人がラクマ公式ショップを利用する際のメリットはどれくらいあるのでしょうか。

ここからは、法人がラクマ公式ショップを利用する際のメリット4つをご紹介します。

初期費用無しで始められる

ラクマ公式ショップの開設は初期費用無しで始められます。

本来、実際のショップを開くとなると、テナント代や備品、光熱費などの莫大な初期費用がかかります。

そのため、ショップを開くまでに時間がかかる、リスクが背負えないから諦めざるを得ないという人も少なくありません。

しかし、ラクマ公式ショップは無料ショップを開設できるので、初期費用が用意できないという場合でもすぐに販売が始められます。

トラブル時の専門スタッフによるサポートを受けられる

EC

トラブル時にはラクマ公式ショップの専門スタッフによるサポートが受けられます。

実際の店舗での販売だと、トラブルが起きたときは店舗側が全責任を負い、対応します。

一方、ラクマ公式ショップでは商品や配送トラブルが生じた際に間に専門スタッフが入ってくれるので、安心です。

顧客に安心して利用してもらえる

先述の通り、ラクマ公式ショップには顧客に嬉しいメリットが数多くあります。

厳格なラクマの審査に通過した出店者のみが出店されている、専門スタッフによる点検済みの商品のみが出品されているなど、顧客が安心して取引できる商品が揃っています。

自社ECや他のECモールとは違う層にアプローチできる

自社ECや他のECモールとは異なる層にアプローチできるのもメリットの1つです。

自社ECなどを訪問するユーザー層はどうしても限定され、アプローチする層を広げていくことは決して簡単ではありません。

ラクマ公式ショップは楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリなので、登録者数も多いうえ学生から社会人、主婦など幅広い年齢層にアプローチすることができます。

そのためラクマ公式ショップは、これから事業を大きくしたい売上を伸ばしたいという人にもおすすめのフリマアプリです。

法人がラクマ公式ショップ運営を成功させるポイントとは

ラクマとの違いやメリットについて理解できたところで、続いては法人がラクマ公式ショップ運営を成功させる4つのポイントについてご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

商品情報やショップの情報を充実させる

1つ目のポイントは、商品を出品する際に必要な情報は、抜け漏れなく閲覧者に伝わるようにすることです。

まず、商品情報やショップの情報をしっかりと記載し、充実させましょう。

プロフィール欄にはショップ概要商品発送の目安返品について、特商法返品特約などを記載して購入者が安心して商品を購入できる基盤作りをすることが大切です。

また商品説明を怠らないのはもちろん、商品は白い背景できるだけ多く写真を投稿したり、商品の状態や色味を分かりやすく伝えたりするのもポイントです。

他のショップと差別化を図る

2つ目のポイントは他のショップと差別化を図ることです。

購入者に選んでもらうには、他のショップとの差別化は絶対条件となります。

商品の質はもちろん、商品状態を余すことなく伝え満足してもらえる取引を心掛ける(必ず「良い」評価が貰えるように徹底する)ことが大切です。

他にも、包装にこだわるお礼メッセージカードおまけ商品を添えるなど、購入者が「またこのショップから購入したい」と思えるような工夫を凝らして差別化を図ってみましょう。

出品の効率化を図る

ECモールへの出品方法

3つ目のポイントは出品の効率化を図ることです。

多くの種類の商品を高頻度で出品していくとなると、かなりの手間や時間、人件費がかかります。

撮影スペースを固定する、商品説明のテンプレートを作成するなど作業の効率化を図り、かかる労力をなるべく減らしましょう。

必要があれば、出品代行サービスを利用するのも1つの手です。

ささげ業務を専門業者に依頼する

4つ目のポイントはささげ業務を専門業者に依頼することです。

ささげ業務とは、ネット通販における商品の撮影(つえい)採寸(いすん)原稿(んこう)の3つを意味していてそれぞれの頭文字を取って名付けられたものです。

専門業者に依頼すると、ささげ業務の質向上による購買力強化工数削減に繋がります。

ささげ業務格安代行サービスはこちらから

法人アカウントでラクマに出品できるPOS ReCOREとは

ReCOREとは?

法人の企業様が本格的にラクマへの出品を進めようと思うと、出品工数やささげ業務の負担増加、在庫管理の複雑化などの課題に直面するケースをよく目にします。

ラクマなどのECモールで売上を伸ばしている企業の特徴としては、店舗ECの一元管理ができるPOSシステムを導入し、

  • 出品作業の効率化
  • 実店舗と複数ECの在庫情報を一元管理
  • ささげ業務のオペレーション構築

成功している傾向が見られます。

そこで今回は、ラクマへの出品を検討中の法人企業様におすすめの店舗ECの一元管理が可能なPOSシステムReCOREについてご紹介します。

ReCOREに搭載されている機能を実際の操作画面を使いながら説明していくので、使用感などのイメージもつかみやすいかと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

複数EC同時出品機能

複数EC

ラクマ以外にも、メルカリ、Amazon、楽天市場などの複数ECへ出品を行いたいと考える企業様も多いかと思います。

しかしながら、各ECモールでそれぞれ出品作業を行うことは、時間がかかり人手不足やコスト増加にも繋がってしまいます。

ReCOREでは事業者が、ラクマ、メルカリShops、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、yahooショッピング、Shopifyなどの複数モールに同一画面上から同時出品を行うことが可能です。

この機能を活用することで、1度のEC出品作業で複数のECモールでの併売を実現することができます。

またReCOREでは、実店舗やEC間での在庫の自動連携も可能なため、実店舗とEC両方で商品を販売している場合でも工数を増やすことなく併売を実現することが可能です。

ECテンプレート機能

何度も繰り返し同じ商品の出品を行う際には、商品情報の記入や出品情報をテンプレート化したいと考える方も多いかと思います。

ReCOREのECテンプレート機能を活用すれば、出品時にあらかじめ作成しておいたテンプレートを選択するだけで商品を出品することが可能です。

ECテンプレートは、モールごとの作成、商品ジャンルごとの作成など幅広く対応しているため、自社だけのルールを定めてテンプレートを作成し、運用していくことで、効率の良いEC運営を実現できます。

EC自動出品機能

EC自動出品

ラクマやメルカリなどのフリマアプリでは、出品する時間帯によって購入率が変動するケースも多々あります。

「あらかじめ設定しておいた時間帯に自動で出品を行いたい」

そう考えるEC事業者の方も多いかと思います。

 ReCOREのEC自動出品機能を活用すれば、あらかじめ設定したECテンプレート機能とEC自動出品のルールに基づいて、自動でEC出品を行うことが可能です。

例えば、ECテンプレートで、「出品登録が行われた日から2日後の20時に出品する」という設定をしておくことで、出品したいタイミングに合わせて自動出品が実現できます。

EC同期設定機能

価格同期機能

ラクマやメルカリ、Amazonなどでは、販売手数料などがそれぞれ異なります。

複数のECモールを活用する企業の中には、モールごとに販売価格を微調整したいと考える方もいるかと思います。

ReCOREのEC同期設定機能を活用すれば、モールごとに販売価格を簡単に変更できます。

例えば、「メルカリでは店頭価格から10%値上げして販売する」「ラクマでは、店頭価格から6%値上げして販売する」というような柔軟な価格設定を手軽に行うことができます。

ささげ業務格安代行サービス

ささげ

EC出品を行う際には撮影、採寸、原稿作成のささげ業務を行う必要があります。

このささげ業務はシステムで自動化できる作業ではないため、仕方なく人数と時間をかけて行っているという企業も少なくないはずです。

ReCOREでは、このささげ業務を格安で代行するサービスを提供しています。

ささげ業務格安代行サービスでは、ささげ業務が必要な商品を箱詰めしてセンターに配送するだけで、ささげ処理から商品の配送までを自動で行うことが可能です。

ささげ業務のオペレーション改善を検討中の企業様は、以下のリンクから気軽にお問い合わせください。

ささげ業務格安代行サービスはこちらから

ラクマと他モールの一元管理をツールでコスパ良く!セルモア

ReCOREには、前述したEC機能以外にも、KPI分析機能、顧客管理機能、LINEミニアプリ連携機能などの複数の機能が搭載されています。

しかしながら、比較的小規模のスモールビジネスを行っている事業者の方にとっては、EC機能だけで十分だと考える方も多いのではないでしょうか。

また、業務改善のためのシステムにあまりコストをかけられないという方も少なくないでしょう。

そのような事業者様のニーズにお答えするために、弊社ではReCOREのEC関連機能のみをパッケージ化したサービス「セルモア」をリリースしました。

セルモアは初めの1カ月は無料トライアルで使用することができ、使用感など試すことができます。

無料トライアル後は月額一律11,000円(税込み)で利用することができるため、固定費用で利用し放題となっております。

低コストで導入が可能でEC運営の工数を大幅に削減できるセルモア、ぜひ一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。

セルモアについて詳しくみてみる

まとめ

フリマアプリというと個人間で取引するものというイメージが強いですが、最近では法人も次々と参入しています。

ラクマ公式ショップは法人でも出品が可能なショップで、初期費用がかからない専門スタッフがトラブル対応してくれるなどの法人に嬉しいメリットが数多くあります。

さらに審査を通過した商品のみが出品されるので、購入者側も安心して商品を購入することができます。

本記事の後半で紹介したReCOREは、ラクマ公式ショップやメルカリShopsなどのECモールとAPI連携を行っているため、出品や在庫管理の工数を大幅に削減することができます。

ラクマへの出品を検討中の企業様は、お気軽にReCOREの資料ダウンロードやお問い合わせをお試しください。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

導入相談無料! お気軽にお問い合わせください。

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