2026年9月のRECOREリリースまとめ
2026年9月に行ったRECOREの機能アップデートに関するリリース情報をまとめてご案内いたします。
概要
本記事では、2026年9月に実施した機能リリースをまとめてご案内いたします。
9月は皆さまからいただいた改善のご要望を反映させた機能アップデートを多数実施いたしましたので、ぜひご一読いただけますと幸いです。
リリース概要一覧
- 棚卸し確定後の原価計上の仕様変更
- ピッキングリストの表示順・出力内容を編集できる機能を追加
- 在庫履歴の検索機能を追加
- 店間移動にサブステータス設定機能を追加
- 買取商品のグレードを一括で変更できる機能を追加
- 各ケースリスト画面で表示崩れになる問題を解消
- 店舗設定を一括で設定できる機能の追加
- RECOREコネクターの一部修正アップデート
リリース詳細
棚卸し確定後の原価計上の仕様変更
今回のリリースにより、棚卸確定後の原価計上の仕様を一部変更するリリースを行います。
これまでは、棚卸の差分確認画面から【調整数量】をプラスの数量で確定した場合、棚卸入庫される在庫の原価は『0円』となり、数量のみ加算する仕様でした。
2026年9月1日以降は、棚卸によって入庫される在庫の原価は以下の表の仕様に基づいて原価が計上されます。
■棚卸し確定により入庫する在庫の原価
棚卸し確定後に入庫される在庫の原価は対象在庫コード(ITコード)の過去・現在の在庫状況によって算出方法が異なります。
| 対象となるITコードの状態 | 原価の算出方法 | 各原価の参照元 |
|---|---|---|
| ①棚卸対象のロケーションに数量が1以上ある場合 | 「在庫(販売可)」と「在庫(その他)」の平均原価 × 入庫数 | 棚卸し確定時点の【在庫リスト】同じロケーション内に存在する同一ITコードの在庫【在庫(販売可)】と【在庫(その他)】の平均原価 |
| ② 棚卸対象のロケーションの数量は「0」だが、過去に在庫があり、在庫コードは採番されている場合 | 棚卸しの差分確認画面内の原価単価 × 入庫数 | 【差分商品の確認】画面の【原価単価】 |
| ③ 一度も在庫が存在したことがない | 0円 | 原価なし『0円』で入庫※リリース前と同様の仕様 |
注意点
【調整数量】をマイナス数量で棚卸し確定した場合には、これまでと同様にマイナス数量分の在庫を廃棄により該当する数量・売価高・原価高が減少します。
①棚卸対象のロケーションに数量が1以上ある場合
棚卸し確定時点で対象ITコードの在庫が存在する場合は、同じロケーション内にある在庫の「在庫(販売可)」と「在庫(その他)」の平均原価に対して棚卸で入庫する数量を元に算出します。
平均原価 × 棚卸しによる入庫数 = 入庫する在庫の原価
ここでの「平均原価」は、確定時点の【在庫リスト】にある同じロケーション内の原価を合算したうえで算出される1個あたりの平均原価です。
イメージ
【棚卸し確定時点】
同じロケーション
┌─────────────────┐
│ 在庫(販売可) 5個 │ 原価合計 5,000円 │
│ 在庫(その他) 3個 │ 原価合計 3,600円 │
└─────────────────┘
↓
原価合計 8,600円
在庫合計 8個
↓
平均原価 1,075円/個
↓
棚卸しで3個入庫
↓
1,075円 × 3個
= 3,225円
② 棚卸対象のロケーションの数量は『0』だが、過去に在庫があり、在庫コードは採番されている場合
売却・廃棄・振替・店間移動などによって現在の在庫数が『0』となっているものの、過去に在庫が存在していたITコードについては、【差分商品の確認】画面に表示される【原価単価】を使用します。
原価単価 × 棚卸しによる入庫数 = 入庫する在庫の原価
この【原価単価】は、過去に存在していた全在庫履歴をもとに算出された平均原価(1個あたりの単価)です。
イメージ
【現在】
在庫数:0個
↑
売却・廃棄・振替・店間移動などで在庫がなくなった
【過去の在庫履歴】
在庫①:原価 1,000円
在庫②:原価 1,200円
在庫③:原価 800円
↓
過去の在庫をもとに平均原価を算出
↓
【差分商品の確認】
原価単価:1,000円
↓
棚卸しで2個入庫
↓
1,000円 × 2個
= 2,000円
③ 一度も在庫が存在したことがない場合
対象ITコードにこれまで一度も在庫が存在した履歴がない場合は、従来どおり原価は『0円』となります。
在庫履歴なし
↓
平均原価・原価単価を算出できない
↓
原価:0円
↓
棚卸しで入庫しても原価は加算されない
■全体の判断イメージ
棚卸しを確定
│
▼
対象ITコードを確認
│
├─ 現在、在庫がある
│ ↓
│ 同じロケーションの
│ 「販売可」+「その他」の
│ 平均原価を使用
│
├─ 現在庫は「0」
│ ↓
│ 過去に在庫履歴がある?
│ │
│ ├─ YES
│ │ ↓
│ │ 【差分商品の確認】の
│ │ 【原価単価】を使用
│ │
│ └─ NO
│ ↓
│ 原価:0円
│
▼
「原価単価 × 棚卸しによる入庫数」
をもとに入庫原価を算出
補足ポイント
・「現在庫がある場合」と「現在庫0の場合」で、平均原価の参照範囲が異なります。
・現在庫がある場合は、棚卸し確定時点の同一ロケーション内の在庫を基準とします。
・現在庫が0の場合は、現在の在庫ではなく、過去の在庫履歴をもとにした【原価単価】を使用します。
・一度も在庫履歴がないITコードについては、原価を算出できないため、0円となります。
・棚卸しによって入庫される数量が多いほど、算出された1個あたりの原価に応じて、入庫される在庫の原価合計も増加します。
ピッキングリストの表示順・出力内容を編集できる機能を追加
今回のリリースにより、【受注管理】から印刷できるピッキングリストの表示順と出力内容を編集できる機能を追加いたしました。
想定される利用場面
ECで注文された商品を店内からピッキングする際、複数の注文に同じ商品が含まれていると、同じ保管場所を何度も行き来する必要が生じる場合があります。
このような場合、在庫の保管場所(棚番号)などをもとに、保管場所が近い順にピッキングリストを出力することで、同じ場所の商品をまとめてピッキングでき、作業の効率化につながります。
本機能をご利用の場合、予め【設定>本部設定】の「EC設定」より表示順と出力内容を設定いただく必要があります。
設定の手順について以下をご参照ください。
❶【設定>本部設定】の「EC設定」を表示
❷ピッキングリストに関する設定を編集
■ピッキングリスト
ピッキングリスト内の表示を【受注別】と【在庫別】から選択可能です。
【受注別】と【在庫別】ともに選択した場合、先に選択した順で表示されます。
受注別:これまでどおり、受注ごとに注文商品が表示されます。
在庫別:在庫ごとに注文商品が表示されます。
■ピッキングリスト並び順
ピッキングリストに表示される受注の並び順を指定することが可能です。
本設定はピッキングリストを「在庫別」で表示させる場合のみ利用可能です。
「降順」「昇順」を指定することも可能です。
・ロケーションにおける昇順の場合
【在庫リスト】画面の左上に表示されるロケーションの順に表示されます。
・代替え在庫コード・棚番号・商品属性・在庫属性における昇順の場合
数字 → 英字 → ひらがな・カタカナ・漢字 の順に並びます
例:・2 → 12 → 124(※「12 → 124 → 2」ではなりません。)・「A-2 → A-10 → A-124」のように、文字の途中に入った数字も同じ扱いです。
■ピッキングリスト表示項目
基本の表示項目に加え、表示させる項目を任意で指定することが可能です。
| 表示項目 | 説明 |
| 基本表示・在庫コード・商品情報・棚番号・数量 | こちらは自動的に反映されます。※【設定>本部設定】の「EC設定」には表示されません。※非表示に変更することはできません。 |
| 任意指定・代替在庫コード・商品属性・在庫属性 | 表示されたい場合に、各企業の全店舗で共通した印字内容として反映されたい項目を指定します。 |
❸設定内容を保存
画面最下部の【保存する】ボタンをクリックし、設定内容を保存
在庫履歴の検索機能を追加
今回のリリースにより、在庫詳細画面に表示される「在庫履歴」に検索機能を追加いたしました。
これにより、在庫の振替や店間移動などの履歴について、操作日時などの条件で絞り込んで確認できるようになります。
特に、グロス管理の在庫など、過去の履歴情報が大量に蓄積されている場合でも、必要な情報を検索して確認しやすくなります。
例)8月中に買取確定した情報を絞り込む場合
日時:2026年8月1日~2026年8月31日
適用:店頭買取
店間移動にサブステータス設定機能を追加
今回のリリースにより店間移動にサブステータスを付与できる機能を追加いたしました。
これにより、例えば「出庫準備中」のステータスに対して、移動商品のピッキング作業の状況や「受取確認待ち」において出庫完了した商品の状況を確認するためのステータスなどを任意で付与することが可能となります。
買取商品のグレードを一括で変更できる機能を追加
今回のリリースにより、各買取系のメニューに対して、買取商品(仕入商品)のグレードを一括で変更できる機能を追加いたしました。
これまで、複数種類の同グレードの商品を大量に仕入れる際には、商品ごとに1点ずつグレードを変更する必要がありました。
本機能により、複数の商品に対するグレードの変更操作を一括で行えるようになります。
なお、一部の商品だけを選択して特定のグレードへ変更することはできません。本機能は対象となるすべての商品を一括で変更する機能となりますので、ご注意ください。
操作手順
【一般仕入】の仕入商品のグレードを『新品』から『中古A』に一括変更する場合を例に手順を以下に記載いたします。
❶仕入商品の登録
まずは仕入商品を登録します。
❷一括操作から【グレード一括変更】を選択
仕入商品登録後、【一括操作】ボタンから【グレード一括変更】を選択します。
❸変更したいグレード名を選択して更新
変更後のグレード名をプルダウンから選択し、更新ボタンをクリックします。
各ケースリスト画面で表示崩れになる問題を解消
これまで、各メニューの詳細画面にある【ケースメモ】欄に大量の文字を入力すると、【ケースリスト】画面の各項目の表示が崩れ、見づらくなる不具合が発生しておりました。
今回の改修により、【ケースメモ】欄に大量の文字を入力した場合でも、【ケースリスト】画面の表示が崩れることなく、正しく表示されるようになりました。
なお、【ケースメモ】欄で文字を改行して入力した場合、【ケースリスト】画面では改行されずに表示されますが、【ケースメモ】欄には改行した状態で保存されますので、ご安心ください。
店舗設定を一括で設定できる機能の追加
今回のリリースにより、店舗設定を一括で設定できる機能を追加いたします。
これまで、店舗設定で複数店舗の設定を行う場合、1店舗ずつ店舗の切り替えを行い設定を行う必要がありました。
本リリースにより、各店舗に切り替えることなく一括での設定が可能となります。
また項目名を【店舗設定】から【店舗設定】に変更します。
設定手順を以下に記載いたしますのでご参照ください。
➊【設定】から【店舗設定】を選択
❷店舗の切り替えから『全店舗』に切り替える
【店舗設定】画面より、店舗名を『全店舗』に切り替えることで一括設定が可能です。
➌全店舗用の設定を行う
全店舗共通で設定したい項目に対して設定を行います。
❹【全店舗用として保存】をクリック
店舗設定から全店舗用の設定に変更する場合
【全店舗用に戻す】ボタンをクリックすることで、全店舗用の設定を適用できます。
【全店舗用に戻す】ボタンをクリック後は設定が即時保存されるため、【保存する】ボタンのクリックは不要です。
特定の設定項目のみ変更したい場合
全店舗用の設定後、特定の設定項目だけ各店舗で変更することも可能です。
変更したい場合はこれまで通り、画面右上の店舗名を設定したい店舗に切り替え、該当の項目に対して設定、【保存する】をクリックして設定を行います。
全店舗用の設定に対して、店舗設定が異なる場合、設定項目が青色に表示されます。
▼『全店舗』共有の設定の場合
▼店舗独自の設定の場合
各店舗に切り替えて【店舗設定】より店舗独自の設定を行った場合、各店舗の設定が優先されます。
RECOREコネクターの一部修正アップデート
以前、RECOREコネクターを起動した際、起動したPC端末側の画面表示サイズ設定により一部RECOREコネクターの【詳細設定】項目が表示されない事象が発生しておりました。今回の改修によりPC端末のモニター設定を変更された場合も正しく表示されます。
今回のアップデートでは、
RECOREコネクターを必ず最新版へ更新を行って頂く必要はございません。
本事象による表示状況を解消されたい場合には、 以下の手順に沿って、RECOREコネクターの【アップデート】ボタンをクリックして最新版への更新を行ってください。
➊RECOREコネクター起動と【アップデート】ボタンをクリック
❷【OK】クリック
利用中のRECOREコネクターのバージョンを確認する方法
RECOREコネクターを起動して、【バージョン】をクリックすることで確認が可能です。
最新バージョンは『7.0.1.1』です。
機能改善のご要望やサービスに関するご意見について
この度、RECOREの機能改善のご要望や、サービスに関するご意見について、いつでも気軽に投稿できるようアンケートフォームを実装いたしました。
RECOREのお問い合わせ窓口より、【機能やサービス改善の要望】をご用意しております。
以下のようなアンケートフォームが表示されますので、項目に沿ってご入力をお願いいたします。
以上となります。
ご不明な点がございましたら弊社サポート窓口までお問い合わせください。









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