リサイクルショップでぼろ儲け?開業するメリットや業界のニーズ・特徴を解説!
近年では、若者を中心にメルカリや楽天ラクマなどのリサイクル市場に人気が集まっており、リサイクル品を買い求める顧客が増えています。
それに伴い、定価よりも安く販売を行う「リサイクルショップ」も、商品を安く購入できるからという理由で年々人気が高まってきています。
リサイクルショップでは主に顧客からの買取で商品を仕入れているため、通常の店舗と比較すると粗利を上げやすくなっています。
しかし、リサイクルショップを経営しているけど、
- 儲からなくて困っている
- 売上が上がらなくて困っている
- 売上や利益率を上げる方法を知りたい
などという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、儲からないリサイクルショップの特徴や儲かる方法などについて詳しく紹介します。
目次
そもそもリサイクルショップとは?
リサイクルショップは、中古品や古物の取引を行うショップです。
そのためリサイクルショップで取引される古物は、未開封品や未使用品を含む一度取引された商品を指します。
一般的なリサイクルとは一度使用した物を資源に戻し活用することを意味するため本来の意味とは異なり、リサイクルショップで使われるリサイクルとはリユース(再利用)の意味の方が近くなっています。
また買取専門店や古着屋、質屋、トレカショップなどもリサイクルショップも含まれるリユース業界に分類されます。
リサイクルショップは儲かるの?
リサイクルショップで儲けたいと考えて起業したいと考えている方は、業界の現状やリサイクルショップが抱えるニーズを知っておくことが重要です。
ここからはリサイクルショップは儲かるのかについて記載していきます。
成長市場なので儲かりやすくなっている
リサイクルショップを含むリユース業界はIT業界やデジタルエンタメ業界と同様に成長市場に位置づけられています。
リユース業界の2022年現在約2.8兆円市場となっており、2013年の市場規模約1.5兆円は約2倍へと拡大しています。
コロナ禍以降、フリマアプリの普及により、中古品への抵抗感が薄れ、顧客間での中古品取引機会が増えています。
このように市場規模の拡大や顧客の中古品に対する抵抗感が薄くなっていることにより、今後の市場拡大も見込むことができるため今後も稼ぐことができると言えるでしょう。
さらに、1年以上使わずに保管している物は「隠れ資産」とされ、その総額は約66兆円と言われています。
これらが市場に流通すれば、リユース市場はさらに大きくなることが予想されます。
リサイクルショップのニーズとは
個人から買取を行う際の2大ニーズについて解説します。
1つ目は、「不用品処分」のニーズです。
これは主に引っ越しや片付けの際に発生するもので、捨てるのはもったいないため、売却できないかというものです。
2つ目は「高価買取」ニーズです。
現金化したいので、極力高く買ってくれるところに売りたいというものです。
不用品処分のニーズに対しては、ユーザーの手間をかけさせない利便性が重要になってきます。
一方、高価買取ニーズは、消費者が高く買ってくれるお店を何件か比較する傾向にあり、買取金額での競争になりやすい面もあります。
儲からないリサイクルショップの特徴
先述の通り、リサイクル品の需要が高まっていますが経営が厳しくなってきているリサイクルショップも少なくありません。
しかし、中には高い利益の出ているリサイクルショップも存在します。
では、儲かるリサイクルショップと儲からないリサイクルショップの違いは何でしょうか。
ここからは、儲からないリサイクルショップの特徴5つを紹介します。
儲かるリサイクルショップの特徴 | 儲からないリサイクルショップの特徴 | |
アナログorデジタル | デジタル化が進んでいる | アナログのままである |
客単価 | 高い | 低い |
顧客満足度 | 高い | 低い |
集客・販促施策 | インターネットを利用した集客・販促ができている | インターネットを利用した集客・販促ができていない |
在庫管理 | 在庫管理がしっかりとできており、在庫のムダが少ない | 在庫管理がおろそかで、在庫のムダが多い |
デジタル化が進んでいない
1つ目の特徴は、デジタル化が進んでいないことです。
デジタル化が進んでいないリサイクルショップは、工数や人件費が多くかかり、儲かりにくい傾向にあります。
急速にデジタル化が進む現代では、デジタル化が進んでいる店舗と進んでいない店舗とで2極化しているのが現状です。
デジタル化が進んでいない店舗では、在庫管理や顧客管理がスムーズに行えるPOSの導入などをしておらず、売上や在庫・顧客の管理が適切にできていない場合が多くなっています。
管理が適切にできていないと、それらの管理に工数や人件費がかかってしまい、結果として経営コストのムダや機会損失が発生してしまいます。
客単価が低い
2つ目の特徴は、効果的な施策が行えておらず、客単価が低いことです。
販売においての売上は、【客数×客単価×来店回数】で決まります。
そのため、客単価が低ければ低いほど、売上が上がらずに儲かりにくいリサイクルショップになってしまいます。
そのようなリサイクルショップを儲かるリサイクルショップに変えるには、客単価を上げる施策を実行する必要があります。
具体的には「接客力を向上させる」「POPを工夫する」「セット割引を行う」などの施策が挙げられます。
また、買取金額が高くない店舗では質の良くない商品が集まりやすいため、顧客単価が上がりにくくなっています。
そのため、リサイクルショップでは「高く買い取って、高く売る」という原則が客単価を上げるためにも重要となっています。
顧客満足度が低い
3つ目の特徴は、顧客満足度が低いことです。
顧客満足度が低ければ、リピート客が思うように増えず、儲かりにくいリサイクルショップになってしまいます。
リピート客は、安定した利益率を上げていくために欠かせない存在です。
そのため、1人1人に合った柔軟な接客対応やサービスの質の向上などによって顧客満足度を上げていく必要があります。
定期的なロールプレイングや勉強会、店舗同士の情報共有などを通じて、顧客満足度の向上を図ることが大切です。
効果的な集客・販促ができていない
4つ目の特徴は、効果的な集客や販促ができていないことです。
効果的な集客や販促をするためには、しっかりと顧客ターゲットを定めた集客戦略が必要です。
顧客管理を適切に行うことで、顧客に合わせた販促などが可能となります。
例えば、以下のような施策があります。
- ECにも力を入れて店舗とは違う顧客層にアプローチする
- 売上に直結する買取に力を入れる
- Google Mapsでの検索結果上位を狙う施策を考え
特に店舗のみでの経営を行っているリサイクルショップの場合、ECにも力を入れることでより多くの顧客を獲得できます。
適切な在庫管理ができていない
5つ目の特徴は、適切な在庫管理ができておらず、ムダが発生してしまうことです。
適切な在庫管理ができていないリサイクルショップは、売上が思うように上がらない傾向にあります。
リサイクルショップは商品の買取や仕入れを行い、それらを売ることで利益を上げているため、在庫は日々変動していきます。
在庫の滞留日などが正しく把握できていれば、長期間売れていない在庫などをセール品として割引したり、処分したりすることができます。
しかし、在庫の適切な管理ができていないと、売れ残りなどの商品が増えてしまいます。
その結果、倉庫や店舗の無駄なスペースを取ることになってしまうのです。
リサイクルショップで儲かるためのポイント
儲かるリサイクルショップにするためには、デジタル化や客単価・顧客満足度の向上、適切な在庫管理などが必要であることが分かりました。
では、実際にリサイクルショップで儲かるためには具体的にどうしたらいいのでしょうか。
ここからはリサイクルショップで儲かるためのポイントを4つ紹介します。
売上をアップさせる
1つ目のポイントは、客数と客単価を上げて売上をアップさせることです。
客数を上げるためにはチラシやGoogle広告などの活用が効果的です。
新商品やセールの情報などを宣伝するチラシや広告を郵送・DMなどで送ることで顧客の購買意欲を高めることなどができます
特に買取強化週間やセールの情報を届けたいときは、これらの宣伝を強化することで、顧客の行動を促すことができます。
また、客単価を上げるためには、顧客から高く買い取るということが重要となります。
買取価格を高く設定ことで、買取顧客を集められるだけでなく、質の良い商品が集まりやすくなっています。
質が良く、単価の高い商品を販売することによって、顧客単価を上げることが可能なります。
販路を拡大する
2つ目のポイントは、店舗だけでなくECに商品を出品することで販路を拡大することです。
店舗のみでリサイクルショップの経営を行っていた場合は、ECに販路を拡大することで新たな顧客層にアプローチすることができます。
また、店舗に来てくれた顧客がリピーターになってECからも購入してくれる、店舗では購入を迷っていた顧客が後日ECから購入するという可能性もあります。
ECへの出品が手間という人も少なくありませんが、ツールやシステムなどを使うことで店舗とECで併売・管理できます。
費用や労力をあまりかけずにECで販路を拡大したいという方は、ぜひそれらのツールやシステムを利用してみましょう。
経費の削減をする
3つ目のポイントは、POSなどのシステムを使うことによって従業員の負担を減らすことです。
売上や在庫・顧客の管理、買取査定などには、一定の作業量や時間がかかってしまいます。
デジタル化が進んでいない企業では、それらの管理や業務を手作業で行なっていることがあります。
従業員の業務効率が悪ければ、従業員の労働時間や人員を増やす必要があります。
しかし、売上や在庫・顧客などの管理や買取査定などを行ってくれるPOSなどのシステムを導入することで、管理や査定にかかる人員を減らすことができます。
結果、人件費が削減でき、経費の削減に繋げることができます。
顧客のリピート率を上げる
4つ目のポイントは、顧客満足度の向上を図ることで顧客のリピート率を上げることです。
新たな顧客を獲得することも大切ですが、リピート顧客の獲得は安定した利益を上げていくために大切です。
リピート顧客を増やす具体的な施策としては、1度商品を購入してくれた顧客に会員登録を促し、LINEやメールなどで情報配信を行うなどが挙げられます。
会員登録してもらうことで、メールアドレスや誕生日などの顧客情報が得られます。
そうすることで、買取強化週間やセールなどの情報を定期的にメール配信したり、登録の生年月日を元に誕生日クーポンを配信することができます。
また、最近では「お友達追加特典」などを付けてLINE登録を促し、定期的に情報を届ける店舗も増えてきています。
メール配信やLINE配信では、購入履歴や年齢層、誕生月などに基づいて属性別配信を行うとさらに効果的です。
リサイクルショップに最適なPOS「ReCORE」
ここまで、儲からないリサイクルショップの特徴やリサイクルショップで利益を出す方法などをご紹介してきました。
リサイクルショップで儲けるためには、適切な管理や業務の効率化・販路の拡大などが重要であるということがお分かり頂けたと思います。
そこで、それらを実現し、リサイクルショップの業績を上げることができるPOSシステムReCOREをご紹介致します。
買取査定アシスト機能
リサイクルショップの店舗を運営している方の中には、買取査定に作業工数が掛かってお悩みの方は多いのではないでしょうか。
ReCOREの買取査定機能では、買取金額や想定販売価格を事前に設定することができます。
また、複数の店舗を経営している場合、他の店舗の買取価格を参考にすることも可能です。
ReCOREでは、買取する商品のECサイトでの販売価格を確認することもできます。
これらの機能によって、買取にかかる工数を削減するだけでなく、しっかりと利益の出る買取を行うことが可能となります。
分析機能
ReCOREには、売上や在庫・顧客や従業員を管理する機能だけでなく、それらを分析する機能が搭載されています。
リサイクルショップにおいて、店舗の売上や在庫を分析することは大変重要となっています。
例えば、適切な売上分析ができていれば、売れ筋商品や利益率の高い商品をを明らかにし、それらの買取を強化することなどが可能となっています。
また、ReCOREではカテゴリー別に粗利率などを分析することなどもできるため、
このように、リサイクルショップでは店舗の分析を行うことなどによって、売上や利益率を上げることが可能となります。
在庫管理機能
一般的な小売店の在庫管理では、ある商品を複数管理するグロス管理を行います。
しかし、リサイクルショップでは買取した中古品が一つ一つ異なるため、商品ごとに管理する個品管理が必要となります。
ReCOREでは、それらの買取した商品の経年劣化や傷などのを把握した個品管理が可能となっています。
また、ReCOREでは複数店舗を経営している企業の在庫の店舗間移動などが可能となっています。
それによって、ある店舗で人気ゲーム機の在庫がない場合などに、他の店舗から移すことなどが可能となります。
このように、ReCOREで在庫管理を行うことによって、店舗ごとに適切な在庫量を保ち、過剰在庫や在庫ロスを防ぐことができます。
EC出品機能
リサイクルショップで儲けるためには、店舗だけの販売ではなく、EC出品によって販路を拡大することが効果的です。
ReCOREには、EC出品機能が搭載されており、店舗で販売している商品をECサイトで併売することが可能となっています。
ReCOREでは一度の操作で、Yahoo!オークションや楽天市場・ラクマ・メルカリShopsなどの複数のECモールに同時出品することができます。
そのため、あまり工数や人員が掛からず、簡単に販路を拡大することが可能です。
また、ReCOREではECと店舗で併売している商品の在庫を一元管理することができます。
それによって、店舗で売れ残っている在庫などをEC販売で在庫処理するなどの活用が可能となっています。
顧客管理機能
リサイクルショップでは、買取を行う際に顧客情報を記録しておく必要があります。
ReCOREの顧客管理機能では、顧客の基本情報だけでなく、来店日や年間買取金額などを管理することもできます。
また、ReCOREでは来店頻度や購入頻度・購入金額を基にしたRFM分析を行うことが可能となっています。
RFM分析で顧客ターゲットを定め、メールやSMS・LINEなどで販促メッセージを送信することも可能となっています。
まとめ
今回は、儲からないリサイクルショップの特徴やリサイクルショップで儲けるポイントなどをご紹介してきました。
また、リサイクルショップの業績アップを実現するPOSシステム ReCOREもご紹介させて頂きました。
ReCOREを利用することで、リサイクルショップの運営を効率化し、売上や利益率をアップさせましょう。
ReCOREについてさらに詳しく知りたいという方は、下記のボタンからお問い合せや資料ダウンロードをしていただけますと幸いです。