メルカリやメルカリShopsでAPI連携は可能?API連携の方法や連携ツールをご紹介!

メルカリやメルカリShopsでAPI連携は可能?API連携の方法や連携ツールをご紹介!

近年、多くの企業がAPIを活用して、さまざまな業務を自動化し、効率化を図っています。

API連携は、異なるシステムをつなぎ、機能を拡張することでビジネスの効率化や成長に不可欠な要素です。

またAPIによって「メルカリ」や「メルカリShops」に加え、Amazon、楽天ラクマ、Yahoo!ショッピング、Yahoo!オークションといった主要なECモールとの連携が可能になりました。

実際にこの記事をご覧いただいている方の中で『メルカリ』と『メルカリShops』のAPI連携を検討されている方も多いと思います。

しかし、導入するにあたって

  • APIの活用イメージがつかない
  • メルカリでAPI連携する方法を知りたい
  • 簡単にAPI連携を可能にするツールを知りたい

という悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、この悩みを解決するためにAPIの仕組み、メルカリでのAPI連携方法や事例などについて詳しくご紹介します。

また、記事後半では、API連携を可能にするツールもご紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。

メルカリやメルカリShopsでAPI連携が必要な場合とは?

そもそもメルカリやメルカリShopsでAPIが必要になるのはどのような時なのでしょうか。

APIを効果的に導入するためには、現状の課題の把握と APIを導入する目的を明確にする必要があります。

ここからは、メルカリやメルカリShopsでAPI連携が必要になるニーズや導入事例をご紹介します。

ぜひ、ご自身のご状況に照らし合わせながらご覧ください。

APIの基本知識

API(Application Programming Interface)とは、アプリケーションやソフトウェアなどの異なるシステムを繋げるプログラミング上の窓口のようなものです。

API連携は、異なるシステムやサービス間でデータを自動的にやり取りし、業務の効率化を図るための重要な技術です。

少し機能的なお話をしますが、APIサービスを使う際、利用者はあらかじめ定められたフォーマットに従って、必要な機能や情報を『リクエスト』します。

そのリクエストを受け取ったサービス側は、送られた条件を処理して『レスポンス』を返します。

このようなプログラムによって、上記の写真のように使える機能の拡張が可能になります。

1.一括での出品管理や価格変更を行いたい

出品しているECモールの商品・受注情報をAPI連携することで、一元的な出品管理や一括での価格変更が可能になります。

メルカリやメルカリShopsで販売を行っている方の中には、複数のECモールでの販売や実店舗とECでの販売を行っている方もいらっしゃると思います。

複数ECモールへの出品は商品の閲覧数を増やし売上を伸ばす上で非常に重要な方法の1つですが、従来は、1つ1つのモールに手作業で出品することが一般的で、多大な労力を費やしていました。

しかし、API連携することで、出品管理や価格変更を一括で可能にし、効率化ができようになりました。

2.人手を介さない自動的な在庫・注文管理を行いたい

API連携することで人手を介さない在庫管理や注文処理といった業務の効率化が可能になります。

実店舗やECでの販売を行っている方の中には、在庫管理・顧客管理をシステムや管理表で行っている方もいらっしゃると思います。

しかし、商品が売れた際の顧客情報や在庫情報を手動で各システムや管理表に手動で入力するのは非常に労力がかかります。

そこでAPI連携が非常に役に立ちます。

例えば、受注・在庫情報を相互に連携させることで自動的にデータをやり取りでき、人手を介さない在庫管理や注文処理といった業務の効率化が可能になります。

3.在庫の取り違いや入力ミスを防止したい

API連携することでリアルタイムの自動的な管理が可能になります。

手動での管理はヒューマンエラーが起きやすく、売り間違いミスやデータ入力ミスによって、余計な労力がかかるケースも少なくありません。

しかし、各情報をAPI連携しておけば、リアルタイムで自動的な管理が可能であり、上記のようなミスが起こることもありません。

API導入事例:API連携した一元管理ツールの導入でEC売上が3倍に!

さらに具体的にAPI導入をイメージしたい方に向けて、API連携の導入事例をご紹介いたします。

こちらは、EC販売チャネルと在庫管理に問題意識を持っていた事業者の方が、API連携されているツールを導入したことで、EC売上が3倍になるという改善が見られた事例です。

以下はインタビュー内容の引用です。

システムを導入した背景は、ECの販売チャネルと在庫の管理の課題感からです。

API連携システム導入以前はYahoo!オークションの出品のみでした。

もともと販売は店舗ではそこまで行っておらず、業者販売や催事出店が主な販売ルートでした。

ECは業務が空いたときにというスタンスだったのですが、直接toCに対して販売する方が粗利は出せるため、きちんとした販路をもう1つ持ちたいという思いは常にありました。

また、在庫管理につきましてデータ管理しないことによる、現在の状況が分からないリスクや、棚卸作業に膨大な時間がかかっている問題を解決する必要性を感じていました。

これまでは管理ソフトのみを活用しており、リユースに特化したAPI連携システムなどは使用していませんでした。

そこで1つのプラットフォーム上で多くのECモールとのAPI連携が可能なReCOREの導入を決めました。

その後、導入から2、3年経ちますが導入後からEC売上は3倍になりましたね。

https://recore-pos.com/casestudy/miichi/

このように、現状の課題の把握と APIを導入する目的が明確であれば、効果的なAPIの運用が可能になります。

メルカリとメルカリshopsでAPI連携は可能?

実際に『メルカリ』や『メルカリShops』でAPI連携を行うことは可能なのでしょうか。

メルカリとメルカリShopsは同じグループ会社に属していますが、運営元やシステムはそれぞれ異なり、それに伴って機能や使い方も異なります。

ここからは、各モールとAPI連携は可能かどうかについて詳しくご説明いたします。

そもそもAPI連携を行う方法とは?

そもそも一般的にAPI連携を行うには、「自分で開発する方法」と「API連携されているツールを導入する」という2つの方法があります。

自社や自分でAPIを開発する際には、C言語やVisual Basic、Ruby、Java、Pythonなどのプログラミング言語を使った開発の知識が必要となります。

自社の業務やシステムに最適化されたAPIを作成や管理が自社のニーズに完全に合った形でカスタマイズができる点がメリットですが、開発コストと時間、メンテナンスの必要性などのデメリットもあります。

既にAPI連携が実装されているツールやサービスを利用する際には、エンジニアリングの知識がなくても簡単に他のサービスとデータを連携できるというメリットがありますが、カスタマイズ性が制限されるというデメリットがあります。

メルカリとAPI

結論として、メルカリではAPI連携することはできません。

メルカリでは規約で「弊社が提供するインターフェイスとは別の手法を用いてサービスにアクセスすること」が禁止されています。

メルカリ利用規約より引用

そのため、メルカリではAPI連携は許可されていません。

補足ですが、この規約によってほとんどのECツールも利用不可で、同時出品も禁止されています。

メルカリShopsとAPI

メルカリと違い、メルカリShopsではAPI連携をすることが可能です。

メルカリShopsは、メルカリShops Public APIというインターフェイスを提供しています。

メルカリShopsより引用

しかし、ホームページ上で、「API連携をしているEC一元管理システムを利用することで、受注や商品在庫を効率化することが可能」と記載されており、APIを利用したい方はメルカリShopsと公式API連携しているツールの利用が必須です。

メルカリShopsとAPI連携を可能にするEC一元管理システムの機能とは?

EC一元管理システムを初めて聞いた方もいらっしゃると思います。

メルカリShops public APIを利用することで

  • 商品在庫の登録・更新・参照
  • 注文の完了処理、キャンセル、参照
  • 取引メッセージの追加、参照
  • Webhookによる注文のリアルタイム受信

が可能になりますが、これらの機能もEC一元管理システムと連携することが前提なので、最終的にはEC一元管理システムがどのような機能を持っているかに左右されます。

そこでここからは、メルカリShops public APIの機能とEC一元管理システムの基本的な機能と照らし合わせてご紹介します。

API連携できるEC一元管理システムとは?

EC 一元管理システムは、受注処理や在庫管理を自動化し、複数のモールや店舗での運営を効率化するためのツールです。

各モールや店舗から在庫や商品データを集める際にAPI連携が活用されており、それによって異なるプラットフォーム間の情報を自動的に同期します。

このシステムを導入することで、商品・在庫管理、顧客情報の一括管理が可能になり、全体の業務フローを1つのプラットフォームで完結させることができます。

EC一元管理システムの主な機能

API連携された一元管理システムの導入は、具体的にどのようなことが可能になるのでしょうか。

以下でシステムの基本的な機能についてご紹介します。

受注管理機能

一元管理システムを使用することで、複数のECモールやメルカリShopsからの受注情報を一括で管理できます。

以前は、各モールごとに別々に注文データを確認しなければなりませんでしたが、API連携を活用することで、各プラットフォームで発生した注文が自動的に他のシステムと同期されます。

その結果、異なるECサイトからの注文データを一つの場所で一元管理できるため、業務全体の効率が大幅に向上します。

在庫管理機能

商品を出品し、売れた際に手動で商品の取り下げを行ってる方も多いのではないでしょうか。

一元管理システムを導入すると、メルカリShopsを含む複数のECモールの在庫情報を一括で処理できるようになります

API連携を通じて、メルカリShopsでの注文情報(発注、キャンセル、返品など)が他のモールにも自動的に反映され、商品が購入されるたびに手動で在庫を調整する必要がなくなります。

これにより、在庫切れ商品が誤って購入される事態や、販売ミスを防ぐことができ、スムーズな在庫管理が可能となります。

一括出品機能

通常、複数のECモールに商品を出品する際は、各モールの出品画面から個別に作業を行わなければなりません。

しかし、一元管理システムの一括出品機能を使えば、1度の出品作業で複数のモールに商品を同時に登録することができます。

この機能により、出品作業にかかる時間を大幅に短縮でき、他の優先度の高い業務に時間を充てることが可能になります。

発注/仕入れ/決済/売上管理機能/メール送信機能

EC運営では、発注や仕入れに加えて、入金確認などの決済処理も必要な業務です。

規模感が小さく、取引回数が少なければ、これらの業務内容はそこまで負担のかかる作業ではないですが、取引回数が増えてくると、手が回らなくなってしまう可能性があります。

取引の回数が少ない場合は、それほど負担にはなりませんが、取引量が増えると対応が難しくなります。

一元管理システムでは、発注書の自動作成や決済システムとの連携による入金確認といった機能があり、担当者の業務負担を大幅に軽減します。

さらに、売上管理も可能で、これによりデータを分析し、マーケティングや販促戦略にも活かせるようになります。

メルカリShopsと公式API連携!低価格なEC一元管理は『セルモア』にお任せ!

セルモアにご興味がある方はこちらから!

メルカリShopsと公式API連携しているセルモアは、小規模事業者でも利用しやすいように、従来のEC一元管理システムよりもはるかに低コストで簡単に使えるサービスを提供しています。

セルモアでは、複数のECモールへの同時出品に加え、在庫・受注・売上管理といったEC運営に必要な機能をすべて月額11,000円(税込)で利用可能です。

さらに、はじめの1ヶ月は無料トライアルの期間もありますので、安心してご利用いただけます。

メルカリShopsと公式API連携:その他6モールに同時出品が可能!

セルモアでは、メルカリShopsをはじめとしたAmazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、楽天ラクマ、ShopifyなどのECモールへの同時出品が可能です。

セルモアでは上記のすべてのモールと、商品・在庫・受注情報がAPI連携がされているため、事前にアカウントを登録しておけば、同時出品の準備が完了し商品取り下げのような面倒な在庫管理が不要になります。

また、テンプレート機能もあり、毎回商品説明を記入する必要もありません。

これらの機能で、最短2分で複数ECモールへの出品が可能になります。

販売チャネル数・商品数・受注件数に関係ない一律料金

他のシステムは、モール数、受注数によって金額が変わる従量課金制を採用している場合があります、

しかし、月額11000円(税込)一律で利用できるため、思う存分お好きなようにご利用いただけます。

実店舗とメルカリShopsの販売は『ReCORE』にお任せ!

この記事をご覧いただいている人の中には、実店舗とEC運営を行っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ReCOREでは、先ほどの「セルモア」の機能を全て網羅している上に実店舗との併売・在庫管理も可能になり、実店舗とECの全てのデータを集約することで、業績改善や売上アップを実現することが可能です。

店頭販売・買取機能

ReCOREはリユース向けのPOSシステムで、店頭での販売・買取業務の効率化ができます。

店頭の在庫や購入データを一元的に管理できるため、商品の売上や回転率を分析し、店舗内の商品配置や在庫管理を最適化することが可能です。

また、買取査定アシスト機能により、知識があまり豊富でないスタッフでも適切に買取査定を実施することができます。

この機能では、買取対象の商品が各ECサイトでどの程度の価格で販売されているかを確認できるため、誰が査定を行っても均一な買取基準を保つことができ、業務の属人化を防ぐことができます。

まとめ

今回は『メルカリ』と『メルカリShops』でAPI連携する方法について説明させていただきました。

現状、メルカリでAPI連携をする方法はなく、メルカリShopで公式連携しているEC一元管理システムを用いてのAPIが可能です。

EC一元管理システムは、EC業務の効率化だけではなく、ミスやトラブルの防止、顧客満足度の向上が図れますが、それには自社の運用の方法に合うシステムの導入が不可欠です。

もし記事後半でご紹介した、ReCOREやセルモアにご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記のボタンから問い合わせと資料ダウンロードをお試しください。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

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