楽天ラクマのメリットとは?メルカリ・PayPayフリマと徹底比較
フリマアプリへの出品を行いたいけど、楽天ラクマ(以下ラクマ)、メルカリ、PayPayフリマなど、「フリマアプリが多すぎてどっちがいいのかわからない」という方も多いかと思います。
結論から言うとどのフリマアプリでも問題ないのですが、それぞれのメリットを理解した上でフリマを選択することが大切です。
本記事では、ラクマとメルカリやPayPayフリマなどとの一覧表を作成し、それぞれのフリマの違いを理解することができます。
どのフリマアプリで出品すればいいかわからないという方必見の内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
楽天ラクマとは
ラクマは、楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリで、2012年7月にサービスを開始した日本初のフリマアプリである「フリル」と楽天の「ラクマ」が統合して生まれたサービスです。
2022年5月時点でのラクマによると、ラクマアプリのダウンロード数は、累計3,500万を超えており、現在も着実にダウンロード数を伸ばしています。
ラクマでは、売上金を楽天キャッシュにチャージすることで電子マネーとして楽天ペイでの決済や楽天市場で使用することができます。
また、銀行振込の場合、楽天銀行を振込先にすると最短で即日振込ができるなど、他の楽天サービスと連携することで多くの恩恵を受けることができます。
そのため、近年はラクマを優先して利用する楽天ユーザーも増えてきています。
楽天ラクマのメリットとは
ここからは、ラクマに出品を行うメリットについてご紹介します。
ラクマに出品を行うメリットは、具体的に
- メルカリに比べて販売手数料が安い
- 売上金の使い道が多い
- 楽天銀行なら即日振込が可能
- 購入申請制度がある
- バーコード出品が可能
- 楽天ポイントがお得に受け取れるキャンペーン多数
などが挙げられます。
さっそく1つずつ解説していきます。
メルカリに比べて販売手数料が安い
ラクマの販売手数料は6.0%(税抜)です。それに比べてメルカリの販売手数料は10%となっています。
例えば、10000円の商品をそれぞれラクマ、メルカリで販売したとします。
その場合ラクマの出品手数料は、
商品価格10000円×販売手数料6.0%=600円
販売手数料600円×消費税10%=60円
税抜の販売手数料600円+販売手数料にかかる消費税60円=出品手数料660円
となります。
それに対しメルカリでは、
商品価格10000円×販売手数料10%=出品手数料1000円
となります。
できるだけ手数料を安く済ませたいと考えている方には、販売手数料に注目して販売するフリマアプリを選ぶという方法もおすすめです。
売上金の使い道が多い
ラクマは、他のフリマアプリに比べて、売上金の使い道が多いのも特徴です。
通常、売上金は銀行振込で銀行に振り込んだり、フリマアプリ内で利用するというのが一般的です。
しかし、ラクマでは一般的な使い方に加えて、売上金を楽天キャッシュにチャージすることができます。
楽天キャッシュにチャージすると
- チャージ手数料が無料
- 楽天キャッシュを使ったお買い物やキャンペーンで新たに楽天ポイントを取得できる
などのメリットがあります。
銀行振込の場合、銀行に振り込むための手数料が必要になりますが、楽天キャッシュにチャージすることで、売上金を減らすことなく他の場所でお得にお買物ができるという点は、ラクマならではのメリットと言って良いのではないでしょうか。
楽天銀行なら即日振込が可能
振込申請された日時 | 振込日 | |
楽天銀行 | その他の金融機関 | |
月曜日9時〜火曜日 8時59分 | 火 | 水 |
火曜日9時〜水曜日 8時59分 | 水 | 木 |
水曜日9時〜木曜日 8時59分 | 木 | 金 |
木曜日9時〜金曜日 8時59分 | 金 | 月 |
金曜日9時〜日曜日 8時59分 | 月 | 月 |
日曜日9時〜月曜日 8時59分 | 月 | 火 |
参考:ラクマ公式ガイド
楽天銀行なら、当日の8時59分までに振込申請を行うことで、即日振込を行うことができます。
例えば、上記の表のように月曜日の9時00分〜から火曜日の8時59分までに行われた振込申請の場合、火曜日までに振込が行われます。
楽天銀行では、1万円以上の出金で手数料が無料になるという特典もあるため、手数料をかけずにできるだけ早く出金したいという方にとっては、ラクマは最適な選択肢と言えます。
購入申請制度がある
ラクマには、「購入申請」という制度があります。
この制度は商品の購入を希望する人が出品者に申請を行い、出品者は申請を行った人の中から、商品を販売する相手を選択することができます。
この制度を活用することで、出品者は購入希望者の過去の取引履歴を確認した上で取引を行うことができるため、安全性の高い取引が実現できます。
ラクマでは、販売手数料がメルカリよりも安いこともあり、高価格帯の商品を取引するユーザーも多数存在します。
高価格帯の商品を出品する際は、できるだけトラブルが発生するリスクを軽減したいという方が多いため、購入申請制度はそのような方にも人気の機能です。
バーコード出品が可能
多数の商品を出品する場合、各商品の商品名や商品情報を記入するのは意外と大変です。
ラクマでは、商品についているバーコードをスキャンするだけで出品が可能な、バーコード出品を利用できます。
バーコード出品では、商品名や著者名、出品カテゴリや出品時のおすすめ価格などが自動で入力されるため、出品にかかる工数を削減することができます。
楽天ポイントがお得に受け取れるキャンペーン多数
ラクマでは、他の楽天サービスと連携することで、楽天ポイントが貯まりやすいというメリットがあります。
それだけでなく、楽天ポイントが定期的に受け取れるキャンペーンなども開催されているため、ラクマと他の楽天サービスを連携させることで、上手にポイントを貯めてお得にお買い物をすることができます。
楽天ラクマとメルカリ・PayPayフリマ比較一覧表
ここでは、ラクマとメルカリ、PayPayフリマの違いを比較表にしてまとめてみました。
比較した項目は、
- 販売手数料
- 出金手数料
- 法人向けサービスの有無
以上の3つです。
楽天ラクマ | メルカリ | PayPayフリマ | |
販売手数料 | 6.0%(税抜) | 10% | 5% |
出金手数料 | 楽天銀行なら1万円以上の 振込手数料が無料
その他金融機関は金額問わず | 金融機関・申請金額問わず 振込手数料一律200円
| 1回の振込に100円の手数料
PayPay銀行に振り込む場合は手数料無料 |
法人向けサービス | ラクマ公式ショップ | メルカリShops | Yahoo!オークション |
ラクマやメルカリでは、アカウントごとに法人と個人を分けているのが特徴ですが、PayPayフリマでは、個人間取引のみに絞られており、個人・法人どちらの出品も可能なYahoo!オークションとのすみ分けを行っています。
法人向けサービス「ラクマ公式ショップ」とは
ラクマでは、個人間売買が目的のC to C向けサービスとして展開されてきました。
しかしながら、個人間での取引の場合、高価格商品の信頼性や安全性が担保できないという課題が存在していました。
法人向けの「ラクマ公式ショップ」では、楽天の厳しい査定をクリアした130社以上のリユース事業者、40社以上の国内の並行輸入業者が出店しています。
そのため、プロの検品により一定の水準を満たした商品を、ユーザーは安心して商品を購入することが可能になります。
ラクマ公式ショップがリリースされたことで、今後さらにリユース事業を行う企業の参入が加速していくことが予想されます。
楽天ラクマで売上を伸ばすポイントとは
ここまで、ラクマの概要やメリットについて説明してきました。
しかしながら、出品者の方の1番の目的はやはり売上を伸ばし続けることではないでしょうか。
ここでは、ラクマで売上を伸ばすポイントについてご紹介します。
ラクマで売上を伸ばすポイントは大きく分けて
- 売れやすい時間帯を見極める
- 売れ筋価格を参考にする
- ささげ業務に力を入れる
- EC一元管理システムの導入
などの4つです。
1つずつ具体的に見ていきましょう。
売れやすい時間帯を見極める
フリマアプリには、商品が売れやすい時間帯が存在します。
多くの人が商品を閲覧している時間帯に出品を行うことで、商品が売れる時間帯を高めることが可能です。
具体的に商品が売れやすい時間帯ランキングとしては、
1位:夜の19時〜23時
2位:昼の12時〜18時
3位:朝の8時〜11時
が良いとされています。
参考:ラクマお知らせブログ
商品が購入される確率をできるだけ高めたいと考えている方は、ぜひこの時間帯での出品を試してみてはいかがでしょうか。
売れ筋価格を参考にする
ラクマでは、売りたい商品の価格がおおよそいくらで売れるのかを判断できる機能があります。
機能の特徴としては、出品時に商品情報やカテゴリー、タグなどの設定された情報をもとに、売れ筋価格を算出することができます。
過去に売れた商品から算出される売れ筋価格を参考にすることで、より顧客ニーズに近い価格設定を行うことができます。
ささげ業務に力を入れる
ラクマの出品を行う上で必要になるのが、商品の撮影・採寸・原稿作成の3つのささげ業務です。
商品の写真や正確な採寸、顧客を引きつけるような原稿が作成できていないと、ユーザーの購買意欲を高めることが難しくなります。
ささげ業務に力を入れることで、質の高い撮影で顧客を引きつけ、採寸で正確な情報を提供、原稿作成で顧客を安心させることが可能になります。
EC一元管理システムの導入
EC事業全体の売上を伸ばすことを考えた際に、ラクマ以外のECモールで販売を行うことも重要です。
特に、EC一元管理システムを導入して、同一商品を複数のECモールに出品することで、効率的に販路を拡大させることができます。
しかしながら、複数のECモールで販売を行う場合、複数ECの在庫連動や出品作業などの業務が増えてしまい、従業員の負荷が大きくなってしまいます。
EC一括管理システムを導入することで、ECへの出品工数の削減、複数ECの在庫連携などが可能になります。
複数モールの出品と売上UPをコスパ良く!セルモア
ここまで、ラクマのメリットについて詳しく解説してきました。
EC売上を上げるためには販路を拡大することが重要であり、複数のECモールに効率的に出品することが最短経路です。
弊社のセルモアは、リユース事業者の方がシステム1つで楽に複数モールへの出品や受注の管理ができるように作られたEC一元管理システムです。
セルモアには
- 一回の情報入力で、複数モールのページへ自動変換・同時出品する機能
- 複数のECモールに出品している商品の在庫情報を自動で連動する機能
- 複数のモールでの出品、受注、発送などの全体状況を一覧表示する機能
といった機能が搭載されているため、複数ECへの出品・管理を効率化が実現します。
また、セルモアは、楽天ラクマと、メルカリShops、Yahoo!オークション、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Shopifyの7つのECモールと公式連携しているため、最大7モールの出品から受注、発送までの管理を行うことができます。
セルモアは、モールの連携数や出品数に関係なく、一律月額11,000円(税込)で利用することができ、初月1ヶ月は無料トライアルでお試しいただくことができます。
さらに、セルモアは実店舗とECの一元管理が可能なPOSシステム「ReCORE」への出品データ引き継ぎもできるので、将来的にリユース事業全体をデジタル化したい方も安心して使い始めることができます。
複数のECモールに手軽に同時出品ができる
セルモアでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopifyのうち複数のECモールへの同時出品が可能です。
自社内で持っているECモールのアカウントを登録しておくことでセルモア内の出品先項目から選択し、同時出品することが可能になります。
この機能により、各ECモールの出品画面からそれぞれ出品を行う非効率な業務から脱却することができます。
また、セルモアではジャンルやモールごとにECテンプレートを作成することも可能です。
あらかじめ作成しておいたテンプレートを選択するだけで出品を行うことができるため、出品のたびに商品情報を入力する手間を省くことができます。
これらの機能を活用することで、最短2分で複数ECモールへの同時出品が可能になります。
複数のECモールの受注を一元管理できる
複数のECモールでの取引を行っていると、各ECモールでの受注から発送までの管理をそれぞれのECモールのアカウント内で行うことが手間となってきます。
セルモアでは、各ECモールでの受注状況をシステム内で一覧表示・管理することが可能です。
それぞれのモールにログインすることなく、システム内でキャンセルや返品の対応も含めた受注の処理を行うことができます。
また、受注が入った際やキャンセルの際のメールやSMS、LINE等でのメッセージ送信(テンプレ作成可能)もシステム内で行うことができます。
セルモア1つで複数のECモールでの受注管理を行うことができます。
複数のECモールの在庫情報を自動で連動できる
複数のECモールへ出品を行うと、在庫管理が複雑化し、在庫切れの商品が購入されてしまう「売り違い」などのリスクが高まってしまいます。
セルモアは、複数のECモールを自動で在庫連携をすることで、販売された商品を5分程度のラグで他チャネルの出品を取り下げ、売り違いを防ぐことができます。
在庫連動は、受注が入った時だけではなく、同様の仕入をした際に在庫数を増やしたり、返品の際に在庫を戻したりなど、商品数の変動に応じて、各モールの在庫状況に自動で反映します。
セルモアによって、これまでの手作業での在庫を動かす業務が必要なくなります。
複数のECモールの価格も一括で改定できる
セルモアでは、ECモール毎に出品した商品価格の一括改定が可能です。
各ECモールではそれぞれ利用手数料や販売手数料が異なるため、ECモールによって販売価格を柔軟に変更したいと考える方も少なくないかと思います。
例えば、「メルカリShopsで販売している商品は店頭価格から10%値上げして販売する」といったように、自社の利益率を意識した価格変更を手軽に行うことができます。
また、在庫の滞留期間毎に複数ECモールを横断して価格を改定することも可能です。
例えば、「販売開始から30日経った商品を一括で10%に販売する」といったように、在庫の回転率を意識した価格変更も行うことができます。
この機能をうまく活用することで、ECモールごとにセールを行うことや在庫の調整を行うことなども可能になるため、EC販売の効果を最大化させることに繋がります。
実店舗とECの完全連携を目指すならReCORE
ここまでEC一元管理ツール「セルモア」をご紹介してきましたが、
- 実店舗とECの両方の在庫や顧客情報をまとめて管理したい
- 在庫数が多すぎて、在庫管理ができていない・時間がかかってしまう
このような悩みを抱えている方には、リユース・リテール向けクラウド型POSシステム「ReCORE」がおすすめです。
まず、ReCOREは実店舗の会計にも対応したPOSシステムなので、実店舗とECで販売ながら、在庫や売上の管理をすることができます。
また、ReCOREは上記で紹介したセルモアの機能に比べて、ReCORE内の1億件以上の商品データを引き継いで商品登録ができる点や、棚番号ごとに在庫管理を行える点といった在庫管理機能が強化されています。
他にも、ReCOREは、商品の仕入・発注に対応していたり、ECで取得したの顧客情報の管理ができたりとEC一元管理ツール「セルモア」にはない機能も搭載していますす。
ECの在庫管理を強化したい方や、実店舗とECを一元管理したい方は、ぜひ一度ReCOREの導入をご検討ください。
まとめ
今回はラクマを中心に、メルカリやPayPayフリマのメリットを比較してきました。
冒頭でもお伝えしたように、どのフリマアプリを選んでも問題ないのですが、それぞれのメリットを理解した上でフリマを選択することが大切です。
本記事の後半で紹介した「セルモア」は、ECの業務効率化をコスパ良く実現することのできるEC一元管理システムです。
セルモアでは、1カ月無料トライアルも実施中のため、ECの業務効率化について悩んでいるEC担当者の方は、まず一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。
セルモアについてより詳しく知りたい方はセルモアホームページへ
セルモアの無料トライアルのお申し込みはこちらから
また、実店舗も連携して管理したいという方は、ReCOREがおすすめです。
ReCOREやセルモアについてもう少し知りたいという方は、下部よりぜひお気軽に資料ダウンロード、お問い合わせにてご相談ください。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。