メルカリShopsのメリットとは?出品が向いている人の条件とは?

メルカリShopsのメリットとは?出品が向いている人の条件とは?

「メルカリShopsって何?」「メルカリShopsを使うメリットって?」

多くの事業者は、このような疑問を抱えているのではないでしょうか。

メルカリShopsは、メルカリ内で個人事業主、個人、法人問わずショップを持つことができるサービスのことです。

通常のメルカリでは、法人や個人事業主の出品は許可されていません。

しかしながら、メルカリShopsアカウントを取得することで、法人や個人事業主でもメルカリ内に出品を行うことができます。

さらにメルカリShopsでは、本格的にネット販売を行うための機能を多数利用できるというメリットがあります。

本記事では、それらのメリットについて解説していきます。

本記事でわかること

  • メルカリとメルカリShopsの違い
  • メルカリShopsを活用するメリット
  • メルカリShopsに出品するべきなのか
  • メルカリShopsの出品を効率化できるシステム

メルカリShopsとは

参考:メルカリ公式サイト

メルカリShopsとは、メルカリ内にお店を作ることができるサービスです。

通常のメルカリアカウントの場合、法人や個人事業主の出品は許可されていません。

しかしながら、メルカリShopsのアカウントを取得することで、個人を含む事業者の方でも本格的なショップを持つことが可能です。

メルカリは、現在日本国内の8人に1人、毎月2000万人以上のユーザーが利用しているため、多くの見込み客に自社商品を見てもらえる可能性が高まります。

そのような集客面のメリットもあり、近年多くの事業者がメルカリShopsのアカウントを取得し、メルカリ内で販売を開始しています。

メルカリとメルカリShopsの違い一覧表はこちらから

メルカリShopsのメリットとは 

参考:メルカリ公式サイト

ここからは、さっそくメルカリShopsを活用するメリットについて確認していきましょう。

メルカリShopsを活用するメリットは大きく分けて

  • 初期費用・月額費用無料でショップ開設ができる
  • 利用ユーザーが多いため、商品が売れやすい
  • 値下げ交渉が必要ない
  • 1商品に対して複数の在庫数・種類の登録が可能
  • 売上金が反映されるタイミングがメルカリよりも早い
  • 1つのショップを複数のアカウントで管理できる
  • 商品価格を時間帯指定で割引できるタイムセール機能が利用できる
  • 冷凍・冷蔵の配送も可能

以上の8つが挙げられます。

8つのメリットについて1つずつ具体的に説明していきます。

初期費用・月額費用無料でショップ開設ができる

参考:メルカリShops公式サイト

メルカリShopsでは、初期費用・月額費用無料でショップを開設することができます。

自社サイトを1から開設するとなると、多額のコストが必要になりますが、メルカリShopsを活用することで、毎月の固定費を掛ける必要もなくすぐにショップの開設を行うことが可能です。

またメルカリShopsは、最短3分でショップを開設することが可能です。

メルカリは現在幅広い年齢層のユーザーに利用されていることもあり、操作がわかりやすく誰でも簡単にショップを開設することができます。

【画像つき】メルカリShopsの開設方法はこちらから

利用ユーザーが多いため、商品が売れやすい

ユーザー

メルカリは、毎月2000万人のユーザーに利用されています。

そのため広告費を支払わなくても、出品した商品をユーザーに見てもらうことができます。

実際に、地方の出品者の69%の商品は、都市部のユーザーに購入されているというデータもあり、販路の拡大を実感してもらうことができています。

多くのユーザーがいるプラットフォームに出品を行うことは、人通りの多い立地に店舗を構えているのとほぼ同じ効果が期待できます。

初期費用や月額の費用も無料で、それらの恩恵を受けられることは、メルカリShopsを活用するメリットだと十分言えるのではないでしょうか。

値下げ交渉が必要ない

O2O

通常のメルカリアカウントでは、出品者と購入希望者による、「値下げ交渉」が行われることが多々あります。

そのため、出品者側は最初から値下げを想定して少し高めの価格で販売しているケースも少なくありません。

メルカリShopsでは、値下げ交渉機能がないため、自社で設定した価格で販売することができます。

自由に価格を決めることができるため、自社の想定した粗利率や利益率を維持したまま販売ができるというメリットがあります。

また、値下げ交渉にかかるコミュニケーションコストを削減できることも、メルカリShopsを利用するメリットだと言えます。

1商品に対して複数の在庫数・種類の登録が可能

メルカリは、個人の不用品を1点物の出品がほとんどだったこともあり、在庫数や種類の登録をすることができません。

そのため、メルカリで同じ商品を複数出品、または種類別に販売したい場合は、1つずつ出品していく手間を必要としていました。

メルカリShopsでは、1商品に対して複数の在庫数・種類を登録することができるため、1商品を何回も出品する手間を省くことができます。

売上金が反映されるタイミングがメルカリよりも早い

コスト

通常のメルカリアカウントでは、発送した商品がユーザーの手元に届いて、受け取り評価をしたあとに売上金が入る仕組みになっています。

この仕組みの場合、購入者が商品を受け取った後に、受け取り評価をするまでにタイムラグが発生してしまうため、売上金が反映されるタイミングが遅くなってしまうという問題があります。

メルカリShopsの場合、商品を発送した時点で売上金に反映されるため、購入者の評価に関係なく現金化までの時間を短縮することができます。

特に、事業者の場合などは社内のキャッシュフローを良くしたいと考える方も多いはずなので、メルカリShopsで売上金が反映されるタイミングが短くなることは大きなメリットだと言えます。

1つのショップを複数のアカウントで管理できる

分析

通常のメルカリアカウントでは、1つのアカウントにつき1アカウントしかログインすることはできません。

しかしながらメルカリShopsでは、スタッフアカウントとして、複数名のアカウントとしてショップを管理することができます。

これにより、スタッフごとに役割分担を行い、効率の良いショップ運営を実現することができます。

商品価格を時間帯指定で割引できるタイムセール機能が利用できる

メルカリShopsには、「タイムセール機能」が搭載されています。

この機能では、商品価格を時間帯指定で割引することができます。

この機能を活用することで、商品の注目を集め、ユーザーの購買意欲を高めることが可能になります。

たとえ、商品が購入されなくても、ユーザーの目に留まる可能性が高まるため、ブランド認知度を向上させる効果を期待できます。

冷凍・冷蔵の配送も可能

参考:メルカリShops公式サイト

メルカリでは、生鮮食品を販売することができません。

しかしながらメルカリShopsでは、生鮮食品を販売することが可能です。

また、同時に「クールメルカリ便」を活用することで、安心安全に商品をユーザーのもとに届けることができます。

メルカリShopsの公式サイトでは、実際に生鮮食品を出品している出品者の声が紹介されています。

メルカリで生鮮食品の販売を検討している方は、ぜひ一度実際に生鮮食品を出品している出品者の声を参考にしてみてはいかがでしょうか。

メルカリバナー

メルカリShopsのデメリットとは 

参考:メルカリ公式サイト

メルカリShopsのメリットについて理解できたところで、次にメルカリShopsのデメリットについて確認していきましょう。

メルカリShopsのデメリットは、

  • 10%の手数料が取られる
  • 運営者情報が公開される
  • 競合のショップが多い

の3つです。メリットだけでなくデメリットも把握した上でアカウント開設を検討するようにしましょう。

10%の手数料が取られる

メルカリShopsの販売手数料は10%です。

これは、他のECモールであるBASEやラクマ公式ショップなどと比べると、少しだけ高い手数料になっています。

BASEでは各注文ごとに6.6%+40円の手数料が必要になり、ラクマ公式ショップでは6.0%(税抜)の手数料になっています。

メルカリShopsでは集客力が高い分、他のネットショップに比べると、手数料が少し高いという点には注意が必要です。

運営者情報が公開される

EC

メルカリでは、出品者が本名や住所を公開せずに、匿名性を保ったまま出品を行うことが可能でした。

しかしながら、メルカリShopsでは「特定商取引法」という法律により、ユーザーが開示請求をしたら、運営者情報が公開されてしまいます。

そのため、たとえ匿名配送で商品を送ったとしても、ユーザーが開示請求をしたら、個人情報が相手にバレてしまいます。

ショップを開設している以上、運営者情報が開示されてしまうのは、BASEなど他のネットショップでも同じなので、仕方のないことだと言えます。

抑えておくべきこととしては、メルカリShopsでは、常に運営者情報が表示されるわけではないという点です。

住所や電話番号は設定で非公開にすることが可能なので、誰にでも情報が見られるのは避けたいという方は、非公開に設定しておきましょう。

競合のショップが多い

メルカリShopsは、利用ユーザーが多く集客に強いというメリットがある反面、他のショップも多く存在しているというデメリットもあります。

自社の競合が増えてしまうことは、ユーザーが他のショップに流れてしまうというリスクもあるということを理解しておきましょう。

他のショップではなく、自社のショップを選んで購入してもらうためには、撮影する商品の質はもちろん、自社ショップのブランディングに力を入れていく必要があります。

事例付きでECの売上が伸び続ける企業の共通点を紹介した記事はこちら

メルカリShopsへの出品が向いている人の条件 

ここまで、メルカリShopsのメリットとデメリットについてご紹介してきました。

「結局どんな人がメルカリShopsに出品するべきなの?」と疑問に思った方もいるかと思います。

そこで、今回はメルカリShopsへの出品が向いている人の条件を4つほどご紹介します。

低コストでネットショップを開業したい

メルカリShopsは、初期費用も月額費用も無料で利用することができるため、低コストでネットショップを開業したいという方には、メルカリShopsは最適な選択肢と言えます。

AmazonなどのECモールに販売したり、1から自社ECを構築するとなると、初期費用や運営コストが必要になります。

「上手くいくかわからないからそこまでのリスクを許容できない」という方は、まずはメルカリShopsに出品を行ってみてはいかがでしょうか。

出品する商品の数が多い

適正在庫

メルカリShopsでは、CSVで商品を一括登録したり、API連携によるEC一元管理システムなどが可能です。

そのため、メルカリに多数の商品を出品したいという方は、出品工数を削減しながらショップ運営を行っていくことができます。

通常のメルカリアカウントの場合、1個ずつしか商品を出品できませんが、メルカリShopsでは、1商品に対し複数の在庫・種類の登録を行うことが可能です。

そのため出品する商品の数が多い方は、メルカリShopsをまず検討すべきだと言えます。

メルカリShopsとAPI連携を行っているシステムReCOREでは、複数ECへの同時出品や在庫管理の工数を大幅に効率化することができます。

生鮮食品をできるだけ低コストで出品したい

生鮮食品を低コストで出品したいと考える方には、メルカリShopsは最適解とも言える選択でしょう。

農家さんが販売する良質な果物や訳あり規格外商品の箱売りなどが販売されているという理由で最近では多くのユーザーがメルカリで生鮮食品を購入しています。

その影響もあり、生鮮食品を販売するショップは増加傾向にあります。

メルカリShopsの「クールメルカリ便」を活用すれば、格安で安全に商品を配送できるというメリットもあるので、生鮮食品を低コストで出品したいと考える方は、メルカリShopsを検討してみてはいかがでしょうか。

リピート客を増やして売上を安定させたい

通常のメルカリアカウントの場合、出品者の評価のみ確認することができますが、メルカリShopsでは販売する商品ごとに口コミを確認することができます。

ユーザーも、過去の購入者の口コミを確認した上で商品を買うか決断できるため、安心して買い物ができます。

また、タイムセール機能やショップデザイン編集機能を活用することで、時間帯指定で商品を割引したり、おすすめ商品を並べ替えたりしてユーザーの購買意欲を高めることができます。

このように、自社の商品をPRしメルカリ内の他のショップと差別化を図ることでリピート客を獲得して、売上を安定させることができます。

メルカリShopsとAPI連携済みのReCOREを活用するメリット

ReCOREとは?

メルカリShopsのメリットとデメリットについて理解した方の多くは、メルカリShopsへの出品を前向きに検討するかと思います。

途中でもお話したようにメルカリShopsでは、API連携によるEC一元管理システムとの連携が可能です。

ここまでの話の流れで、メルカリShopsと連携しているEC一元管理システムを活用することにどんなメリットがあるの?と疑問に思った方もいるかと思います。

そこで、今回はメルカリShopsとAPI連携を行っているReCOREを例に、どのようなメリットがあるのかを紹介していきます。

複数のECモールに同時に出品を行うことができる

複数EC

ReCOREの複数EC同時出品機能を活用することで、メルカリ、ラクマ、Amazon、ヤフオク!、楽天市場、Shopify、yahooショッピングなどの複数モールに同時出品を行うことができます。

これまでは、複数のECモールに出品したいけど工数がかかるから実施できていなかったという企業も、ReCOREの機能を活用すれば、1回の出品作業で複数のモールに簡単に出品が可能です。

価格同期機能

ReCOREにはその他にも、

  • ECモールに出品する商品情報をテンプレート化するECテンプレート機能
  • ECモールごとに販売価格や在庫管理を同一画面上から行うEC同期設定機能
  • 商品ごとに「出荷済み」「キャンセル済み」「未出荷」などのステータスが可視化できる受注管理機能

などのEC運営の業績を最大化するための機能が多数搭載されています。

セルモア

また、ReCOREのEC機能のみをパッケージ化した「セルモア」というサービスは、現在月間受注件数30件までは完全無料でお使いいただけます。

セルモアについてのお問い合わせはこちらから

実店舗や複数のECモール間での在庫連携が自動化できる

在庫管理画面

実店舗とメルカリShops両方で商品を販売したいという企業も少なくないかと思います。

ReCOREの在庫管理機能では、実店舗とECなどの在庫連携が自動で行われるため、商品が購入されるたびに、手作業で在庫を反映させる必要がなくなります。

また、ReCOREの在庫管理機能では、在庫数など単純な在庫状況だけでなく、原価率や品出しから何日が経過したのかを可視化することができます。

ReCOREを活用することで、あらゆる販路の在庫状況を一元管理できるというメリットがあることがお分かりいただけるかと思います。

撮影・採寸・原稿記入などのささげ業務を格安で依頼できる

ささげ

メルカリShopsなどへ出品を行う前の作業として、商品の撮影・採寸・原稿記入などのささげ業務は避けることのできない業務です。

ReCOREでは、このささげ業務を格安で代行するサービスを提供しています。

ReCOREにささげ業務依頼すると、この面倒なささげ業務が格安で外注できるだけでなく、商品が購入された後の配送までを自動化することができます。

ささげ業務格安サービスはこちらから

まとめ

今回は、メルカリShopsのメリットとデメリットを中心にご紹介してきました。

メルカリShopsは、コストをかけずにショップ開業ができる上に、ショップ運営をサポートするための多数の機能が利用できるため、初めてネットショップに挑戦するという方でも比較的簡単に始めることが可能です。

本記事で紹介したメリットとデメリットについてしっかりと把握した上で、メルカリShopsアカウントの開設を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事の後半で紹介したReCOREはECの一元管理だけでなく、実店舗との連携を強化し、オムニチャネル化をサポートするクラウド型POSシステムです。

ReCOREやセルモアに興味のある方は、下記のボタンより資料ダウンロード導入相談のお問い合わせをお気軽にお試しください。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

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