カードショップの経営難を徹底改善!売上アップや経費削減の方法をご紹介

カードショップの経営難を徹底改善!売上アップや経費削減の方法をご紹介

近年、ポケモンカードや遊戯王などのトレーディングカードが大ブームとなっており、高額で取引されています。

しかし、トレーディングカードはカードショップのみならず、顧客同士で売買できるフリマサイトやオークションサイトなどでも盛んに取引が行われています。

その結果、カードショップの店舗数も非常に増加傾向だと予測されております。

そんな中、現在でもカードショップを経営しているけど、

  • 売上、利益、集客などがうまくいかず困っている
  • 経営状況を改善したいけど方法が分からない
  • 業務を効率化したいけど方法が分からない

などという方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、経営難に陥りがちなカードショップの特徴経営改善の具体的な方法をご紹介いたします。

カードショップ業界は経営難の店舗が多い?

(図引用:一般社団法人日本玩具協会

一般社団法人日本玩具協会(2022年 6月14日更新)によると、2024年度「国内玩具市場規模」は1兆99億円となっており、前年度比では107.9%と過去最高記録を更新しています。

  玩具市場規模が初めて1兆円を突破したのは、カードゲームやハイテク系トレンドトイ、ぬいぐるみ、コレクショントイ、雑貨など特に伸びが顕著だったのはいずれもキダルト層(キッズ+アダルト=子どもの心を持った大人層)やインバウンド層(外国人観光客)などに人気の商品が揃った商品ジャンルでありました。

その中でも、「ONE PIECEカードゲーム」「デュエル・マスターズTCG」「遊戯王OCG」の3つが市場を牽引するトレーディングカード785億円にまで伸びました。

さらに、ネット上では需要過多により高額販売されている「レアカード」も見受けられます。

また、カードゲームやトレーディングカードは幅広い年齢層から人気を集めており、これらの人気は今後もしばらく続くことが予想されます。

一方で、経営難に陥るカードショップも多く存在します。

公的なデータは存在しませんが、リユース事業の業務支援を行う弊社にもカードショップの事業者の方々から多くのお問い合わせがきます。

経営難に陥るカードショップの特徴

 儲かるカードショップ経営難に陥るカードショップ
顧客のターゲティング他社との差別化を図りつつ、しっかりとターゲットが定められているターゲットが広く、明確に定められていない
集客方法X(旧:Twitter)などのSNSを用いた効果的な集客が行われているSNSまで手が行き届いておらず効果的な集客ができていない
ペーパーレス化進んでいる(デジタルがメイン)進んでいない(紙での管理が多い)
買取査定ツールを用いた買取査定属人化している
販路ECへと販路を広げている店舗のみで販売

経営難に陥るカードショップ利益を上げ続けられるカードショップの特徴の違いは何でしょうか。

ここからは、経営難に陥るカードショップの特徴を改善案を示しながら4つ紹介します。

顧客のターゲティングができていない

顧客のターゲットが明確に定められていないカードショップは、経営難に陥りやすい傾向があります。

そのようなカードショップは、まずは自社の悩みを明確にし、ターゲットを定め直す必要があります。

例えば、売上に悩んでいる場合は顧客ターゲットを子どもから大人に変更することで、顧客単価アップが狙えます。

また、強みにしたいカードの種類をはっきりさせ、それらのカードを売りたいターゲットをしっかり定めることで、効率の良いマーケティング戦略を練ることができます。

単価の高い中古カードを扱い、レアなカードを求める大人をターゲットにするなどの戦略を立て、他社との差別化を図ってみるのもおすすめです。

効果的な集客ができていない

SNSなどを用いた効果的な集客ができていないードショップも、経営難に陥りやすい傾向にあります。

最近では、10代~20代のうち6~7割若者がX(旧:Twitter)やInstagramを利用しており、それらをはじめとするSNSを利用した集客が主流になりつつあります。

例えば、X(旧:Twitter)を用いた集客であれば、新しく仕入れた珍しいカード情報をツイートし、カードファンの注目を集めるという手法があります。

トレーディングカード大会などのイベントの告知や大会の様子をSNSで発信することなども効果的です。

X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNSを用いた集客方法で、多くのカードファンや新規顧客を効率よく獲得しましょう。

無駄な経費が掛かっている

コスト

無駄な経費が掛かっているカードショップも経営難に陥りやすい傾向にあります。

例えば、ペーパーレス化が進んでいないのも経費の無駄の1つです。

紙での印刷は、保管スペースや印刷コストの無駄に繋がる上、効率的な管理がしにくいというデメリットがあります。

古物台帳や在庫情報などを管理できるシステムなどを導入することで、ペーパーレス化を進めていきましょう。

また、経費を減らすためには人件費の削減も必要です。

カードショップでは、カードに詳しい人材の採用をする必要があることが多くなっています。

そのため、買取などが属人化している企業では、買取査定ができるツールを導入することで人件費を抑えることが可能となります。

システムを導入することなどによって、ペーパーレス化人件費の削減を行い、経費の無駄を減らすようにしましょう。

販路が限られている

売上が増加しない原因の1つに、販路が限られているということがあります。

店舗でしか販売していないカードショップは、ネット販売を行なっているカードショップに比べて、販売の機会損失が発生している可能性があります。

そのため、そのようなカードショップ複数のECサイトへ販路を拡大し新たな顧客へアプローチすることで、売上のアップに繋げることが可能となります。

また、カードは送料などがあまり掛からず梱包なども比較的簡単なため、費用や工数をあまりかける必要がありません。

店舗だけでなくECサイトでも商品を販売することで、販路を拡大し、顧客とのタッチポイントを増やしましょう。

カードショップの経営難を改善するポイント

経営難に陥るカードショップの特徴などについてご説明してきました。

ここからは、カードショップの経営を改善するポイントを5つ紹介します。

デジタル化を実現する

1つ目のポイントは、システムなどを導入することによってデジタル化を実現することです。

システムによっては、在庫管理顧客管理買取査定集客などを効率的に行うことができます。

カードショップでは、膨大な数のカードの在庫があるため、アナログでの管理には限界があります。

システムを使うことで、これらの在庫管理や買取査定にかかる作業工数を削減し業務効率化を実現できます。

システムの導入にはコストが掛かりますが、長期的な目線で費用対効果が高ければ、導入を検討しましょう。

EC販売を行う

オムニチャネル

2つ目のポイントは、店舗だけではなくECでも販売を行い販路を広げることです。

ネットショッピングが一般的な現代では、スマホ片手に買い物を楽しんだり情報収集したりする人も増えてきました。

そのため、カードショップもECへと販路を広げることで、より多くの人へ商品を販売することができます

しかし、中には「店舗の経営だけで精一杯」「EC販売の知識がない」などと不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような方は、ECサイトと連携しているPOSシステムなどを使うことで、ECモールへの出品がスムーズに行えます。

中には、複数のECモールに同時出品するとができるシステムや、複数のECモールと店舗で併売できるシステムもあります。

そのようなシステムを導入することで、店舗だけではなくECにも販路を広げ、効率よく新たな顧客を獲得しましょう。

買取査定の属人化を無くす

3つ目のポイントは、買取査定の属人化を無くすことです。

カードの買取査定を行う際、カードに詳しいスタッフでないと買取査定ができないというカードショップも少なくはありません。

そのようなカードショップは、なかなかカードに詳しい人材が見つからなかったり買取ができるスタッフが休みの日は経営に大きな影響を与えることなどがあります。

もし、知識や経験が少ないスタッフが買取査定を行うと、査定ミスレアカードの見落としなどが発生してショップに大きな損害を及ぼす可能性があります。

しかし、システムを導入することで、カードをスキャンするだけでカードの種類や価格などの情報を表示することが可能となります。

つまり、システムさえあれば、専門的な知識を持たないスタッフでも買取査定が行えるようになります。

買取査定が可能なシステムを導入し、買取の属人性を無くすことで、人件費の削減に繋げましょう。

効率的な在庫管理を行う

4つ目のポイントは、在庫管理を効率化し、無駄な工数や人件費を削減することです。

カードショップには、多くの種類のカードが存在するうえ、買取などによって日々在庫が変動していきます。

またカードの相場は日々変動するため予測が難しく、こまめに在庫の確認や調整を行い、最適な在庫を保たなければいけません。

そのため、エクセルなどによる在庫管理に限界を感じているというカードショップが増えてきています。

在庫管理が可能なシステムを利用することで、大量のカードを正確に効率よく管理することができるようになります。

さらに、システムによっては買取査定ツールなどと連携して在庫を管理できるものなどもあります。

そのようなシステムを使うことで、在庫管理や買取査定にかかる業務を大幅に削減することが可能となります。

リピート集客を行う

5つ目のポイントは、適切な顧客管理を行い、リピート集客を実施することです。

カードショップで新規顧客を集めるためには、SNSなどの利用が効果的であるということをご説明してきました。

しかし、カードショップの売上を長期的に安定させるためには、既存顧客に対するリピート集客が必要となります。

カードショップでは、会員情報の把握それを利用した販促などができていないことが多くなっています。

顧客管理ができていないと、購入者へのアプローチや適切な告知が行えず、リピーターを獲得しづらくなります。

システムなどを導入することで、正確な顧客管理を行い、顧客の属性年齢購入履歴などを基にした効果的なリピート集客を行いましょう。

カードショップに最適なPOS「RECORE」×TAYS

RECOREとは?

本記事では、経営難に陥るカードショップの特徴経営改善のポイントをご紹介してきました。

カードショップを成功させるためには、買取業務や在庫管理の効率化経費の削減販路の拡大による売上アップなどが重要となります。

ここからは、それら全てが実現できる、カードショップに最適なPOSシステム「RECORE」をご紹介させて頂きます。

買取査定機能

POSシステムであるRECOREは、トレカの自動査定機である「TAYS」と連携しています。

「TAYS」とは、専用のスキャナを通すことでカードの判別・特定を行うことができるシステムのことです。

「TAYS」と連携したRECOREを利用することで、カードの判別・在庫の登録・買取や販売の金額の表示などを行うことが可能となります。

また、査定の際にYahoo!オークションやメルカリShops・ラクマなどのECモールでの販売価格を確認することができます。

これらによって、トレーディングカードに関する専門知識がないスタッフでも、簡単にトレカの査定を行うことが可能となっています。

このように、「TAYS」と連携したRECOREを導入することで、人件費を大幅に削減することが可能となります。

Tay × RECOREの連携についてさらに詳しく知りたい方はこちらから

また、RECORE単体でも買取査定機能を利用することができます。

RECORE単体では、買取の属人化から脱却するための買取査定アシスト機能を搭載しているなど、リユース店舗の運営に必要な機能を多数備えています。

EC出品機能

トレーディングカードのEC販売を行う際に、複数のECモールへの出品作業にお困りの方は多いのではないでしょうか。

RECOREにはEC出品機能が搭載されており、

  • Yahoo!オークション
  • メルカリShops
  • ラクマ
  • 楽天市場
  • アマゾン
  • Shopifyで構築した自社サイト

などの複数のECモールに一度の操作で同時出品することが可能となっています。

複数のECモールに販路を広げることで、顧客の目に触れる機会を増やすことができるため、売上アップに繋げることが可能となります。

また、RECOREではECモールと実店舗で商品を併売・管理する機能が搭載されています。

RECOREを導入することで、ECの管理に掛かっていた人件費を削減ながら、販路拡大による売上アップを実現することが可能となります。

在庫管理機能

在庫管理画面

カードショップでは、買取した商品をエクセルや在庫管理システムなどに手作業で入力していくことが一般的です。

しかし、膨大な数のカードを買取、販売するカードショップでは、それらの管理に多くの工数が掛かってしまいます。

RECOREの在庫管理機能では、「TAYS」でスキャンしたカード情報を自動的に在庫登録することが可能となっています。

そのため、買取の際に各カード情報を手入力する必要がなくなり買取業務を大幅に効率化することが可能となります。

このように、RECOREを利用することでカードの査定から商品の登録ECや店舗での出品までを一気通貫して行うことが可能となります。

顧客管理

RECOREの顧客管理機能では、カードの買取の際に必要となる顧客情報を管理することが可能となっています。

また、RECOREでは顧客の属性だけでなく、過去の購入履歴を基にした販促メッセージを送る機能が搭載されています。

例えば、ポケモンカードのレアカードが入荷された際などに、過去にポケモンカードをたくさん購入した顧客に向けてメールやSMS・LINEなどで販促メッセージを送ることなどができます。

上手く行けば、顧客は販促メッセージを見て興味のあるカードが入荷されれば来店するといったように、既存顧客のリピート客化が可能となります。

このように、RECOREを利用して対象の顧客に効果的な販促を行うことで、顧客のリピート率をアップさせましょう。

トレカ店舗でのPOSレジ活用事例

リユース店舗では、一点ものの商品管理買取時の査定情報と販売価格の連動など、新品小売とは異なる特有のオペレーションが発生します。

こうした業務フローをPOSレジによってどのように効率化し、実際の売上アップやスタッフの負担軽減につなげているのか、実店舗の導入事例から学ぶことは多いでしょう。

ここからは、POSレジを導入したリユース店舗が直面していた具体的な課題と、導入後に得られた成果・メリットをリアルな視点から紹介します。

買取から販売まで、リユース事業に特有の煩雑な作業をシステムによって整流化する方法や、店舗スタッフへの導入教育をどう進めていくかなど、自社に合った運用スタイルのヒントを見つけていただければ幸いです。

在庫連動の可視化で細かい数値のデータ化も可能に

magi(株式会社ジラフ)
https://recore-pos.com/casestudy/magi/

RECOREを導入したことで、これまで難しかった細かい在庫の動きや、経営数値、データの把握をすることが可能になりました。

売上については従来使用していたサービスでも確認することはできていましたが、在庫の把握はほとんどできていませんでした。

具体的には、在庫滞留日別の在庫分析や、在庫の入庫経路の把握がこれまではできておりませんでしたが、RECOREを使用することでこれらが可能になりました。

例えば
入庫してから一定期間経過している在庫がどのくらいあるのか
・入庫経路は顧客からの買取なのか、それとも業者さんからの仕入れなのか
・販売先は店頭販売なのかオンラインでの販売なのか

ということなどがこれまでは把握できておりませんでしたが、RECOREを活用することで画面上でリアルタイムでの確認が可能になりました。

また数値確認がスムーズになったことで、目標設定が行いやすくなったことも非常に良い影響を与えていただきました。

自動出品機能で作業時間が10分の1に

株式会社TSURUOKAYA
https://recore-pos.com/casestudy/tsuruokaya/

店舗での買取が増えてたことで、在庫数が膨らみ、在庫管理が煩雑になったことが大きな課題でした。

RECORE導入後は買取業務のオペレーションが大幅に簡単になりました。

従来は買取時に商品を1点ずつ手入力して古物台帳を紐付ける作業に手間がかかっていましたが、スキャナーで読み取るだけで商品データが取り込めるため、入力ミスや管理漏れもほとんどなくなりました。

複数のモールへ同時に出品する場合、それぞれのモールで個別に作業しなければならず、1モールあたり1商品につき出品に3分ほどかかっており、複数モールへ併売する場合は合計で20分近い作業時間が必要になっていました。

RECOREを使用して以降はEC併売機能を活用することで一気に短縮することができています。

たとえば、これまで楽天・メルカリ・Shopifyなど複数のモールへ個別に登録していた工程が、RECORE上で情報を整えた後は「ロケーション移動」や「出品テンプレートの設定」だけで一括反映されるようになりました。

結果的に、作業時間が従来の10分の1ほどに減り、出品数を増やしたことで売上アップにも大きく貢献しています。

また、買取後にすぐ在庫化して出品可能な状態にできるようになったため、新しい商品を素早くオンラインに掲載するサイクルを確立することができました

個品管理と顧客管理により業務効率化

トレカル秋葉原店
https://recore-pos.com/casestudy/kuremo/

RECOREを導入することで、在庫状況をリアルタイムで更新できるようになり、売れ残りや値下げのタイミングを正確に把握し、品揃えの最適化を迅速に行えるようになり、他モールへの出品もスムーズになっています。

2回目以降の買取のお客様に関しては、身分証明書とRECOREのデータに相違がなければ、毎度記入しなくても済むため、業務の簡略化として助かっています。

また、わかりやすい管理画面により、スタッフの作業の習得や負担が軽減され、これまでかかっていた集計ミスや人的エラーのリスクも大幅に下がったという成果につながりました。

まとめ

本記事では、経営難のカードショップの特徴カードショップの経営改善の方法をご紹介しました。

カードショップの売上を上げ、経営を安定化させるためには、

  • 買取業務の属人化を無くす
  • ECによって販路を拡大する
  • 在庫や顧客の管理を効率化する

などのことが重要であるということはお分かり頂けたと思います。

RECOREでは、それら全ての業務を行うことが可能となっています。

RECOREを導入することで、売上の向上や経費の削減をすることができカードショップの業績アップを実現することができます。

 今回ご紹介したRECOREについてご興味を持たれた方は、下記のボタンからお問い合わせ資料ダウンロードをしていただけますと幸いです。

また、今回ご紹介した自動査定ツールの「TAYS」についてもご興味のある方は、お問い合わせくださいませ。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

導入相談無料! お気軽にお問い合わせください。

関連コラム一覧