買取専門店の販売先について徹底調査!儲かる売り先とは?
「買取専門店を経営しているけど、現状の利益率に満足できていない…」
「売上や利益率を高めるために販売先を増やしたいけど、どこに販売するのがベストかわからない」
買取専門店を経営している方は、このような悩みを抱えているケースも少なくありません。
今回は、買取専門店の販売先や売り先についてご紹介していきます。
買い取った後の商品の売り先や販売先を増やしたいと考えている方必見の内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
買取専門店とは?
買取専門店とは、顧客が持ち込んだ商品の価値を査定し、価値に見合った金額を顧客にお支払いして商品を買い取る店舗のことです。
買取商品は店舗によって異なりますが、ブランド品や貴金属、携帯電話や洋服など幅広い品目を取り扱っている店舗も存在します。
買取専門店が儲かる仕組み
買取専門店では、買い取った商品を販売することで儲けを出しています。
例えば、顧客からブランドバッグを1万円で買い取り、買い取った商品にメンテナンスを加え、3万円などの価格で販売します。
ビジネスの流れ自体はシンプルですが、買い取る金額が安すぎると顧客は品物を売ってくれなくなります。
顧客に満足してもらえる値段かつ儲けが出せる金額を見極めた上で、買取査定を行うことが買取専門店で利益を出すためには大切です。
買取専門店とリサイクルショップの違いとは?
買取専門店とリサイクルショップは、どちらも顧客が持ち込んだ品物を査定し査定額を支払う仕組みです。
両者の大きな違いとしては、買い取った商品を店舗で販売する販売機能の有無です。
買取専門店では主に買取を専門に行うことがメイン業務となりますが、リサイクルショップでは店舗での買取だけでなく、販売を行っているところも多いのが特徴です。
また、一般的なリサイクルショップは、買取専門店よりも取り扱い品目が多いという特徴があります。
もちろん店舗によって取り扱っている商品は異なるものの「処分目的の不用品などがある場合はリサイクルショップに持ち込む」という方が多いのが現状です。
買取専門店の販売先は?
以前までは、買い取った商品を専門業者などの事業者に販売する流れが一般的でした。
しかしながら、インターネットが発達したことで、ECサイトで顧客に直接販売するケースも増加するなど、販売先は年々多様化しています。
一般的な買取専門店の販売先は、
- 業者や古物市場に販売する
- 別業態の店舗で一般消費者に販売する
- ECサイトで一般消費者に販売する
の大きく3つに分けられます。
ここからは各販売先の特徴について、詳しく見ていきましょう。
業者や古物市場に販売する
買取専門店の多くは、顧客から買い取った商品を専門業者や古物市場に販売することで、ビジネスを成立させています。
買取専門店では、
- 買取専門店では、顧客が品物を持参してくる
- 顧客の品物を査定し、専門業者への売却額を決める
- 売却額を元に買取価格を決める
- 売買が成立した時点で利益(売却額ー買取価格)が確定
- 専門業者へ売却し商品を現金化
一般的にこのような流れで買取から現金化まで行っています。
業者や古物市場で販売するメリット
業者や古物市場で販売するメリットとしては、店頭販売よりも売上が安定しやすい点です。
買取専門店の場合は買取を行う前に、販売ルートを確保しているケースも多く、在庫を抱えるリスクなく一定の利益を出すことができます。
業者や古物市場で販売するデメリット
業者や古物市場で販売するデメリットは、相手が事業者であるために、利益率が下がってしまう点です。
事業者へ商品を販売する際には、一般消費者への販売に比べて価格を下げる必要があるため、高い利益率を出すことが難しいケースがほとんどです。
別業態の店舗で一般消費者に販売する
店舗で買い取った商品を企業内の別業態や別ブランドの店舗で一般消費者に販売する「店頭販売」も買取専門店の販売先の1つです。
店舗で一般消費者に販売するメリット
一般の消費者に商品を販売することで、事業者へ販売するよりも高い利益率を維持できるため、店舗の売上や利益率を上げることができます。
さらにその場で契約が成立するため、商品の梱包や発送、契約後の見積書作成や請求書の発行などの必要もなくなります。
店頭で一般消費者に販売することは、比較的手間のかからない販売ルートだと言えます。
店舗で一般消費者に販売するデメリット
店舗で一般消費者に販売するデメリットは、売上が安定しづらいという点です。
例えば、実店舗の場合、近くに競合店がある、地域の特性や顧客層など外的要因に売上を左右されるケースも少なくありません。
さらに、「店頭で在庫を抱えるという一定の在庫リスク」が発生するデメリットもあるため、顧客層や在庫分析、集客などに注力する必要があります。
ECサイトで一般消費者に販売する
インターネットやデバイス端末が普及したことで、ECで商品を売買する人も増えています。
以前だとヤフオク!などのオークションサイト、最近だとメルカリや楽天ラクマなどのフリマアプリでリユース品を売買する人も珍しくありません。
ECサイトで一般消費者に販売するメリット
ECサイトで一般消費者に販売を行うメリットは、インターネットを通じて多くの顧客に自店舗の商品を見てもらえるという点です。
さらに、実店舗に販売を行いながらでもECに販売ができるため、販売機会の増加が見込めます。
このように店頭販売を行っている買取専門店が、販売機会増加のために店舗とECの「併売」を行うケースもあり、今後もEC市場へ参入する買取専門店は増加することが予想されています。
ECサイトで一般消費者に販売するデメリット
ECサイトで一般消費者に販売するデメリットは、送料や販売手数料のコストがかかる点と相手との連絡やEC出品、発送作業などの手間がかかる点です。
EC販売の場合、基本的にオンライン上でのやり取りになるため、コミュニケーションコストがかかり、想定よりも管理工数がかかってしまうという事態にもなりかねないので注意が必要です。
EC業務効率化を実現するために、「セルモア」のようなEC管理ツールを導入したり、実店舗とECの一元管理が可能な「ReCORE」のようなPOSシステムを導入したりすることもおすすめです。
買取専門店が多くの販売先を持つメリット
そもそも、買取専門店が多くの販売先を持つメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。
買取専門店が多くの販売先を持つメリットとしては、
「買取と販売の好循環を実現できること」と「多くの顧客層にアプローチできること」の2つが挙げられます。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
買取と販売の好循環を実現できる
買取専門店が多くの販売先を持つメリットとしては、買取と販売の好循環を実現できる点です。
そもそも買取専門店は、買い取った商品を買取金額よりも高い価格で販売して利益を出すビジネスモデルです。
そのため「たくさん買い取ってたくさん販売する」が利益を出すための理想だと言えます。
販売先が見つからないと、積極的な買取を行うことができなくなるため、だんだんと買取点数が減り、店舗の利益はみるみるうちに下がるという悪循環に陥ってしまいます。
そのような事態を避けるためにも、買取専門店では複数の販売経路を確保し、買い取った商品の回転率を上げる仕組み作りに力を入れていくことが大切です。
幸いにも最近は、初期費用がなくてもEC出品を簡単に行うことが可能です。
EC販売を実施していない企業は、ぜひこの機会にEC販売を検討してみてはいかがでしょうか。
多くの顧客層にアプローチできる
買取専門店が、複数の販売先を持つメリットの2つ目は、多くの顧客層にアプローチできることです。
店頭販売では広く見積もっても実店舗の半径10km圏内に住む人々のみがメインの顧客層だと考えられます。
しかし店舗の立地によっては、人口が少ない地域や顧客の年齢層に偏りがあることが想定されるため、限られた顧客層にしかアプローチできません。
そのような場合でも、EC販売を行えば商圏を日本全国に広げることができるため、より多くの顧客層にアプローチすることができます。
買取専門店の幅広い業務や販売先に対応!ReCORE POS
ここまでは、買取専門店が多くの販売先を持つメリットについてご紹介してきました。
しかしながら、買取専門店経営者の中には、販売先を増やすと店舗の負担が大きくなることを懸念している方も多いのではないでしょうか。
実際EC運営を行うためには、EC出品業務や在庫管理、発送作業など、店舗運営とは別の新たな業務が発生します。
「EC出品をして利益を伸ばしたいけど、そこまで手が回らない」という悩みを抱えている方におすすめなのが、リユース向けPOSシステム「ReCORE」です。
ReCOREは、POSシステムとしての基本的機能に加えて、EC出品機能や実店舗とECの在庫、売上顧客情報の一元管理が可能です。
ここからは、ReCOREの魅力をもう少し詳しく理解していただくために、多数あるReCOREの機能の中から主要な機能をピックアップしてご紹介します。
EC出品機能
ReCOREでは、Amazon、楽天市場、楽天ラクマ、メルカリShops、ヤフオク!、Yahoo!ショッピング、Shopifyなどの複数のECモールに同時出品を行うことができます。
この機能により、1回の出品作業で複数のECモールに出品できるようになるため、出品にかかる時間を大幅に短縮することが可能です。
何回も出品するような商品だと商品説明やタイトル、設定をテンプレート化したいと考える企業も少なくないかと思います。
ReCOREでは、何度も出品するような商品の設定をテンプレートとして登録することができます。
この機能を活用することで、EC出品時にあらかじめ設定しておいたテンプレートを選択するだけでEC出品が完了するため、EC出品のスピードが格段に早くなります。
在庫管理機能
商品状態がそれぞれ異なるリユース品を扱う店舗では、各商品を個別のものとして管理する必要があります。
ReCOREは、リユース業態に特化したPOSシステムということもあり、在庫の個品管理にも対応しています。
また、店舗とECの在庫連携も可能なので、店舗とECで併売を行いたいという企業のニーズにも答えることができます。
ReCOREは、実際に多くの買取専門店にもご利用いただいており、業務効率化などの効果を実感いただけています。
買取査定アシスト機能
買取専門店のメインとなる業務は、やはり買取査定業務です。
どの販売先に販売するとしても、適正価格での正確な買取査定ができていなければ、売上や利益率は一向に上がりません。
また、正確な買取査定を実施するためには、査定を行う従業員に商品知識や経験が必要なケースもあり、そのような知識を持った従業員が店舗に不足しており困っているという買取専門店も少なくありません。
ReCOREでは、このような買取専門店の課題を解決するために、買取査定アシスト機能を搭載しています。
ReCOREの買取査定アシスト機能では、買取を行う商品が現在ECモールでいくらで販売されているのかを参照することができます。
これにより、簡単に買取を行う商品の相場を確認した上で買取価格を決定することができます。
また、過去に売買したことのある種類の商品であれば、店舗の過去の売買履歴を参照することもできます。
このように、ReCOREの買取査定アシスト機能を活用することで、商品知識のない従業員でも買取査定業務を行うことができるため、買取査定業務の属人化解消を実現できます。
また、各従業員の買取査定額の均一化も可能になるため、顧客満足度の向上にも大きく貢献します。
ReCOREのささげ業務格安代行サービス
買取専門店の中には、店頭で買取のみを行い、買い取った商品を事業者だけでなくECで販売しているというケースもあるかと思います。
そのような店舗は、比較的小さなスペースかつ少人数で店舗運営を行っていることも多く、買い取った商品を管理する在庫スペースの確保とECで購入された商品の発送業務にまで手が回らないという課題を抱えていることも非常に多いです。
ReCOREでは、このような買取専門店をサポートするために「ささげ業務格安代行サービス」を開始しました。
ささげ業務とは、EC出品時に必要になる撮影・採寸・原稿記入などの3つの業務のことです。
ReCOREにささげ業務を活用することで、手間のかかるささげ業務と在庫管理から個別配送までを代行することができます。
「店舗スペースが小さいので、在庫を置くスペースがない」「少人数で運営しているため、EC業務をもっと楽にしたい」と考えている買取専門店には最適なサービスだと言えます。
店舗ECの併売を実現して利益率をもっと高めたいと考えている方は、ぜひ一度ReCOREの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ReCOREのささげ業務格安代行サービスについて詳しく見てみる
まとめ
今回は、買取専門店の販売先や売り先についてご紹介しました。
買取専門店では、買い取った商品を古物市場や専門業者に販売するだけでなく、店頭やECで一般消費者に販売するところも増えてきています。
販売先が多様化する買取専門店ですが、大切なのはやはり買取査定の質を高めていくことだと思います。
買取査定アシスト機能やEC機能を搭載したリユース向けPOSシステムReCOREを導入して、利益率と顧客満足度の高い地域1番店を目指してみてはいかがでしょうか。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。