【徹底解説】ネットショップの在庫管理を最適化する方法とは?
最近では、実店舗での販売に加えてネットショップ運営を始めようと検討している方も多いのではないでしょうか。
ネットショップを始めれば、24時間いつでも顧客に対して商品をアプローチできます。
しかし、ネットショップを始めたのはいいものの、在庫管理がうまくできるか心配な方も少なくありません。
そこでおすすめなのが在庫管理システムを活用して、在庫の適正化を図る方法です。
この記事では、在庫管理を行う方法や在庫管理システムを利用するメリットなどについて解説していきます。
ネットショップ運営を始めようか検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
そもそも在庫管理とは?
在庫管理とは、必要な時に必要な分だけ商品を供給するために、商品・資材・材料などの在庫数を適正に保つことを意味します。
在庫管理をすることで、販売数と在庫数を調整し、在庫切れによる機会損失や評判の低下を防いだり、過剰在庫による無駄なコストを削減したりすることができます。
特にネットショップの場合は実店舗とは異なり、顧客が購入できるタイミングが違うということがあります。
実店舗の場合は、営業時間内しか商品を購入できませんが、ネットショップなら24時間どこでも購入できます。
そのため、ネットショップ運営における在庫管理では、常に商品の数を適量に保つ必要があるのです。
もし、商品の購入後に実は在庫切れが生じていた場合、リピーターだった顧客の信頼を失うかもしれません。
適切な在庫管理を行うことで、顧客の信頼を失わず、安定的なネットショップの運営が可能となります。
ネットショップの在庫管理が必要な理由
ネットショップ運営において在庫管理が必要な理由は、主に下記の5つです。
- 過剰在庫や在庫切れを無くすため
- 売り違いや売り越しを防ぐため
- 倉庫の無駄なスペースを減らせる
- 顧客のニーズの把握が可能
- 実店舗との併売が可能
過剰在庫や在庫切れを無くすため
無形商材や受注販売でない限り、在庫は必ず抱えるものです。
とはいえ、商品をうまくさばき切れずに過剰在庫になってしまうと保管する倉庫のスペースを確保しなければなりません。
特に、トレンド商品の場合は、旬を過ぎると売れ行きが下がる傾向があるため、過剰在庫を避けることが重要です。
しかし、過剰在庫を意識し過ぎてしまい、売れ行きに対して仕入れ数が少なすぎるとと、在庫切れが発生します。
在庫切れを頻繁に起こすと顧客からの信頼を失ってしまうため、そうならないために適切な在庫管理を行いましょう。
売り違いや売り越しを防ぐため
売り違いとは、別の顧客がほぼ同時に購入してしまい、商品が足りないのに販売が完了してしまった状態のことを指します。
売り越しは、もともと在庫がない状態だったのに管理不足によって商品が購入されてしまうことを指します。
売り違いや売り越しが起こるのは、ネットショップの在庫管理が適切にできていないことが原因となります。
対策しなければ、購入の機会損失になるだけでなく、顧客満足の低下やリピート客の減少につながってしまうため、注意が必要です。
倉庫の無駄なスペースを減らせる
在庫管理がしっかりとできていないと、過剰在庫を抱えてしまい、商品を保管する倉庫のスペースをとってしまいます。
倉庫のスペースがなくなり、別の倉庫を借りる場合にはランニングコストが増えるため、資金繰りが悪化する恐れがあるでしょう。
在庫不足は極力避けたいところではありますが、在庫が多すぎると棚卸しに時間がかかるため、業務効率が下がってしまいます。
さらに、商品価値が下がった在庫は処分する場合もあるため、在庫ロスによる無駄なコストが発生してしまいます。
在庫管理を行うことによって、過剰在庫が生じにくくなるため、倉庫のスペースの確保や業務効率の向上が期待できます。
顧客のニーズの把握が可能
在庫管理を行うだけでなく、販売時の顧客データと在庫データを連携させることで、商品の売れ行きを把握することができます。
トレンド商品や顧客のニーズを把握し、時期にあった商品を提供すれば売上アップにつながるでしょう。
店舗やネットショップサイトにおいて、トレンド商品や人気商品が売り切れている場合が多々あります。
適切に在庫管理を行い、トレンド商品などを把握できていれば、そのような在庫切れを予防することができます。
在庫管理によって、顧客のニーズを数値で確認し、バランスの良い仕入れをおこなうことが重要です。
実店舗との併売が可能
実店舗とネットショップで商品を併売している場合、在庫管理はより複雑になります。
例えば、ネットショップでは24時間商品を購入することができるため、実店舗の営業時間外に商品が売れることが頻繁にあります。
そのような場合には、店舗に従業員が出勤してから、受注確認や在庫数の調整、商品の梱包や発送を行います。
そのため、営業時間外に売り違いなどが起きてしまう可能性が大いにあります。
また、ネットショップでの販売が軌道に乗り始めると、受注や在庫の管理をする工数が増えていくため、人的ミスが起こる可能性がより高くなってしまいます。
在庫管理システムを利用することによって、販売数や在庫数が増えていっても、正確な管理を行うことが可能となります。
ネットショップの在庫管理を効率化する方法
ネットショップの在庫を管理する方法としては、下記の3つがあります。
- Excelによって管理する
- 在庫管理サービス
- ネットショップの在庫管理システムを導入する
ネットショップの在庫管理は、規模が小さければExcelでも問題ありません。
しかし、規模の拡大などによって管理しなければならない在庫数が増えていくと、在庫管理システムの利用をおすすめします。
Excelによって管理する
Excelに商品名や種類、数量、商品の出入りを数値で記入すれば、関数で自動計算されるため、簡単に在庫を管理できます。
しかし、関数で自動計算するには予め設定をする必要があります。
Excelとは別の商品管理表を作れば、パソコンと手書きによる在庫管理の二重確認も可能です。
一方で「入力ミスが発生する」「データのずれが出てしまう」など、エクセルによる在庫管理のデメリットもあります。
商品の在庫数が増えれば増えるほど、Excelによる管理は難しくなっていきます。
在庫管理のアウトソーシング
在庫管理のアウトソーシングとは、在庫管理を外注することを指します。
在庫管理のアウトソーシングを活用することで、在庫管理業者が商品数を適切に管理してくれます。
そのため、人的リソースを確保することができ、ショップの人材がコア業務に集中できます。
在庫管理サービスでは、オンライン上で簡単に在庫状況を確認することが可能です。
商品の追加注文や削除、入れ替えなどの作業も臨機応変に対応してもらえるため、過剰在庫や在庫切れが生じにくくなるでしょう。
ただし、業者に在庫管理を委託するため、当然ながら費用がかかります。
自分たちで商品を管理したい場合やできるだけコストを削減したい場合には、在庫管理サービスは向いていないかもしれません。
出品代行を活用する
出品代行とはオークションサイトやフリマアプリへの出品業務を代わりに行ってくれることを言います。
アウトソーシングと大きく異なる点としては販売までを委託することができることです。
出品代行では業者に商品を預ける場合もあるため、自社で在庫管理する必要がないこともあります。
販売まで行ってくれる出品代行は在庫管理、商品の撮影・採寸、商品情報の記載、出品・発送、入金確認、クレーム対応などを任せることができます。
出品代行の使用は在庫管理業務の改善だけでなく、出品業務の作業工数の削減も期待することができるため、個人事業の方や業務量を減らしたい方にはおすすめです。
ネットショップの在庫管理システムを導入する
在庫管理システムとは、仕入数や販売数・販売金額などをシステムに入力し、在庫を管理する方法です。
Excelに比べて業務を大幅に効率化でき、取扱数量が多く、在庫管理サービスよりも費用が掛からない点が在庫管理システムの強みです。
在庫管理システムにはさまざまな種類がありますが、在庫分析による顧客のニーズを把握できたり、ネットショップと店舗で併売している商品を一元管理できたりします。
さらに、複数のネットショップで出品・管理する作業を一括することで、受注や返品が生じた場合には各ネットショップの在庫に反映することなどが可能です。
Excelでの在庫管理に負担を感じる場合や、在庫管理サービスのコストを削減したい場合には在庫管理システムの導入がおすすめです。
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どの商品がどのECモールにいくらで売られているのかも、管理画面で簡単に確認可能となっています。
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ネットショップの在庫管理システムを使うメリット
ここでは、ネットショップの在庫管理システムを導入するメリットを5つ紹介します。
- 業務の効率化や人件費の削減
- 正確な在庫管理が可能
- 販売や売上などのデータ分析が可能
- 複数のネットショップを一元管理することが可能
- ネットショップと店舗を統合管理することが可能
前述したとおり、在庫管理システムには便利な機能が多く搭載されています。
在庫管理システムを上手く活用し、業務の効率化や生産性向上を目指しましょう。
それでは、ネットショップの在庫管理システムを使う5つのメリットを解説します。
業務の効率化や人件費の削減
在庫管理システムを活用すれば、人的リソースの確保による業務の効率化や人件費の削減が可能です。
ネットショップの在庫管理には、多くの手間や工数がかかります。
在庫管理に人的リソースを割いてしまうと、ほかの業務が疎かになってしまったり、担当者の負担が大きくなったりする可能性があるでしょう。
従業員を増やす場合、人件費が必ず発生します。
ある程度の売上が経てば人員を増やす方法も手段の1つですが、開業当時や売上がまだ少ない段階では、人件費の削減も考慮しなければなりません。
在庫管理システムの導入によって、人的作業の自動化が可能となり、業務の効率化や人件費の削減、過剰在庫によるコストの増加を防げます。
正確な在庫管理が可能
在庫管理システムは、人的ミスによる機会損失や顧客満足度の低下を防ぐことが可能です。
Excelなどの手作業による在庫管理は、人的ミスが起こりやすいという特徴があります。
人的ミスによって、欲しいタイミングで商品を提供できないと、ショップの評判を下げてしまう恐れもあります。
顧客満足度はリピート率に大きく影響するため、在庫管理をしっかりと行うことが売上の維持や拡大にも繋がります。
在庫管理システムを利用することよって、正確に在庫を管理し、健全なネットショップの運営が可能となります。
販売や売上のデータ分析が可能
在庫管理システムでは、ショップごとの商品売上などを分析することが可能となっています。
ニーズに合った商品を、顧客が欲しいタイミングで提供できれば売上は大きく上がります。
そのため、在庫管理システムで顧客のニーズやトレンド商品をデータ分析によって把握することが大切です。
過去のデータを分析すれば、需要が高い商品と需要が低い商品を把握できるため、適切な量の仕入れがしやすくなります。
在庫の適正化を実現するためにも、在庫管理システムによるIT技術を活用した販売や売上などのデータ分析が重要といえます。
複数のネットショップを一元管理することが可能
ネットショップと連携できる在庫管理システムを導入すれば、複数のネットショップの在庫を一元管理することが可能です。
複数のネットショップに商品を出品している場合、ショップごとの在庫情報を手作業で変更するのは、かなり手間がかかります。
また、各ネットショップの在庫情報を商品が売れるごとに更新しなければなりません。
在庫管理システムを活用すれば、1つの作業で複数のネットショップの在庫情報を簡単に更新することができます。
そのため、手間や工数、人的ミスを軽減でき、売り違いや売り越しを防ぐことが可能です。
複数のネットショップを一元管理できれば、いつでも簡単に各ショップの在庫情報を確認できます。
各ネットショップを確認する必要がないため、ネットショップ以外の業務にリソースを割くことが可能なります。
ネットショップと店舗を統合管理することが可能
近年、オムニチャネルやOMOの注目度が上がり、ネットショップと実店舗の両方を運営しているケースが増えています。
OMOでは、ネットショップと実店舗をシームレスに繋げることで顧客の購入体験を向上させることが可能となります。
ネットショップと実店舗でショップを運営する場合、営業時間や販売経路の違いから在庫管理が複雑化します。
しかし、在庫管理システムによってはネットショップと店舗の統合管理をすることができます。
店舗とネットショップで商品を併売することができる在庫管理システムを利用することによって、OMOを実現することも可能となるのです。
ネットショップの在庫管理システムを比較する際のポイント
ネットショップの在庫管理を効率化するために、在庫管理システムを導入したいと考えている企業も多いはずです。
ただ、市場にはありとあらゆる在庫管理システムが存在していて、どれを選べばいいかわからない方もいることかと思います。
ここでは、ネットショップの在庫管理システムを選ぶ上で、チェックしたいポイントをいくつかご紹介します。
複数のECモール間の在庫連携や一括出品ができるか
出品するECモールが少ない場合であれば、在庫管理は煩雑にはなりにくいと言えます。
一方で、売上や商品露出を増やすために、複数のECモールに出品を行っている企業では、複数のECモール間の在庫情報を一元化して管理したいと考えるはずです。
そのような企業では、複数モール間の在庫情報が自動できるシステムや複数のECモールへの一括出品ができるような「EC一元管理システム」の導入がおすすめです。
操作性やサポート体制はどうか
ネットショップの在庫管理システムを選ぶ上では、操作性やサポート体制についても、確認しておく必要があります。
無料で使えるデモアカウントの発行や無料体験期間があるシステム会社の場合は、操作性や機能の詳細について確認することが可能です。
また、サポート体制についても、事前のヒアリングでの熱量や企業の実際の導入事例などを確認することで、把握できます。
「企業自らがサイトにアップしている導入事例は信用できない!」と考える方もいるはずです。
しかしながら、実際にいくつかの導入事例を見てみると、導入している企業が特に気に入っている機能やシステムの特徴が理解できます。
システム利用料が自社の規模や予算に適しているか
どんなにハイテクで便利な機能を実装しているシステムでも、自社の規模や予算を大幅にオーバーするシステムの場合、導入するのは現実的だとは言えません。
とはいえ、良い機能を搭載した機能はやはり価格がそれなりに高くなってしまうものです。
自社の中でこれだけは外せないという機能を優先順位付けして、予算と機能両方を満たせるシステムを探していくことがシステム選びのコツです。
代表的な在庫管理システムとは?
ネットショップで在庫管理を行うにはエクセルやシステムで行うことができます。
システムごとの特徴や価格などを紹介していきます。
エクセルを使う
ネットショップを開業する際に在庫を管理しようと考える際には、無料でできるExcelで在庫管理ならやりやすいのではないかと思い浮かぶ事業者の方も多いと思います。
エクセル内に複数のテンプレートがあり、カスタマイズ性も高いため使用しやすいのが特徴です。
しかし、エクセルは商材数が少ない場合は在庫管理を問題なく行うことができますが、在庫量が多く抱える事業者には不向きです。
さらにエクセルはネットショップと在庫連携することができないため、売り越しの発生リスクが上がったりする恐れがあります。
ネットショップで在庫管理を行う際には、ネットショップに適したシステムを導入することをおすすめします。
セルモア
セルモアはフリマアプリやネットショップ販売に特化したシステムです。
1カ月無料のトライアル期間が設けられており、トライアル後も月額11,000円で利用可能です。
在庫管理や受注管理、売上管理などEC出品に必要な業務を一通り行うことができます。
在庫管理を行いながら、国内7モールと海外2モールへと同時に出品することができます。
ECモールごとの手数料を自動で換算して販売することができるため、利益額を一定にしながら販売することが可能です。
ReCORE
ReCOREはリユース業界に特化したクラウド型POSシステムです。
1アカウントあたり月額20,000円から利用することができます。
ReCOREには在庫管理機能、EC併売機能、顧客管理機能、分析機能、買取機能などが搭載されています。
在庫管理機能は約1億点の商品マスタを保有しており、システム内で商品を特定するだけで商品情報を自動で入力して在庫として管理することができます。
在庫情報は管理の目的だけでなく、国内7モールと海外2モールと同時に出品することができます。
またReCOREではECモールに出品している商品を店舗でも同時に管理することができます。
リユース業界特有の買取機能が搭載されており、初心者の従業員でも買取ができるようにサポートする体制も整っています。
ネクストエンジン
ネクストエンジンは受注から在庫管理、データ分析を行うことができる在庫管理システムです。
30日は無料トライアル期間があり、その後は基本料金月額3,000円にプラスした従量課金の料金がかかるようになります。
複数のECモールの注文を一括で管理することができるため、業務工数を削減することができます。
連携可能なECモールは業界最大の48種類あるというのが特徴です。
アプリによるカスタマイズや追加も可能なため、自社の業務フローに合わせたシステム作りが可能です。
zaiko Robot
zaiko Robotは、他店舗展開しているネットショップ間の在庫を24時間365日、自動で連動することができる在庫管理システムです。
20日間の無料トライアル期間があり、スタンダードプランであれば初期費用30,000円で、月額1,500円から使用することができます。
zaiko Robotはネットショップと実店舗の両方での在庫連動が可能です。
在庫連携についても更新間隔オプションを利用すれば最短1分で在庫連携することができます。
在庫連携が素早く行うことができるため、販売機会を増やし、売り違いのリスクも減らすことができます。
ECの出品・併売をお手頃価格で!セルモア
弊社のセルモアは、小規模事業者でも使いやすいように、従来のEC一元管理システムよりも圧倒的に低価格で使いやすいサービスです。
EC一元管理システムとしての基本的な機能である在庫管理、EC出品、受注管理はもちろん、売上管理や価格の一括改定、配達完了時のメッセージ送信などの機能を搭載しています。
さらに、セルモアは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopifyの最大7モールとシステム内連携可能です。
これだけ充実した機能を搭載しながら、月額11,000円(税込み)で利用することができるため、工数を削減しながら利益を伸ばしていくことが可能になります。
セルモアで実現できる代表的な事としては、
- 複数ECモール簡単同時出品
- 複数ECモール一括価格改定
- 複数ECモール間在庫連動
- 複数ECモール受注管理
- ヤマトB2クラウド・佐川e飛伝との送り状連携
などが挙げられます。
複数ECモール簡単同時出品
セルモアでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopifyのうち複数のECモールへの同時出品が可能です。
自社内で持っているECモールのアカウントを登録しておくことでセルモア内の出品先項目から選択し、同時出品することが可能になります。
この機能により、各ECモールの出品画面からそれぞれ出品を行う非効率な業務から脱却することができます。
また、セルモアではジャンルやモールごとにECテンプレートを作成することも可能です。
あらかじめ作成しておいたテンプレートを選択するだけで出品を行うことができるため、出品のたびに商品情報を入力する手間を省くことができます。
これらの機能を活用することで、最短2分で複数ECモールへの同時出品が可能になります。
複数ECモールの一括価格改定
セルモアでは、ECモール毎に出品した商品価格の一括改定が可能です。
各ECモールではそれぞれ利用手数料や販売手数料が異なるため、ECモールによって販売価格を柔軟に変更したいと考える方も少なくないかと思います。
例えば、「メルカリShopsで販売している商品は店頭価格から10%値上げして販売する」といったように、自社の利益率を意識した価格変更を手軽に行うことができます。
また、在庫の滞留期間毎に複数ECモールを横断して価格を改定することも可能です。
例えば、「販売開始から30日経った商品を一括で10%に販売する」といったように、在庫の回転率を意識した価格変更も行うことができます。
この機能をうまく活用することで、ECモールごとにセールを行うことや在庫の調整を行うことなども可能になるため、EC販売の効果を最大化させることに繋がります。
複数ECモール受注管理
複数のECモールでの取引を行っていると、各ECモールでの受注から発送までの管理をそれぞれのECモールのアカウント内で行うことが手間となってきます。
セルモアでは、各ECモールでの受注状況をシステム内で一覧表示・管理することが可能です。
それぞれのモールにログインすることなく、システム内でキャンセルや返品の対応も含めた受注の処理を行うことができます。
また、受注が入った際やキャンセルの際のメールやSMS、LINE等でのメッセージ送信(テンプレ作成可能)もシステム内で行うことができます。
セルモア1つで複数のECモールでの受注管理を行うことができます。
複数ECモール間在庫連動
複数のECモールへ出品を行うと、在庫管理が複雑化し、在庫切れの商品が購入されてしまう「売れ違い」などのリスクが高まってしまいます。
セルモアは、複数のECモールの自動で在庫連携をすることで、販売された商品を5分程度のラグで他チャネルの出品を取り下げ、売り違いを防ぐことができます。
在庫連動は、受注が入った時だけではなく、同様の仕入をした際に在庫数を増やしたり、返品の際に在庫を戻したりなど、商品数の変動に応じて、各モールの在庫状況に自動で反映します。
セルモアによって、これまでの手作業での在庫を動かす業務が必要なくなります。
ヤマトB2クラウド・佐川e飛伝との送り状連携
ECに出品した商品が購入された後に、ヤマト運輸のB2クラウドや佐川急便のe飛伝を活用して、商品発送を行っている企業は少なくないかと思います。
ヤマトのB2クラウドや佐川急便のe飛伝は、宅急便の送り状を簡単に発行できるサービスです。
セルモアでは、ヤマトのB2クラウドや佐川急便のe飛伝と連携を行っているため、商品の送り状や宛名ラベルを自動発行することが可能です。
セルもでヤマトB2クラウドや佐川急便のe飛伝を連携させる流れとしては、
- セルモア経由でEC出品した商品が購入される
- 購入された商品の顧客情報をCSV形式でセルモアからエクスポートする
- エクスポートしたCSVをB2クラウドやe飛伝にインポートする
- B2クラウドやe飛伝で送り状や宛名ラベルを自動発行する
- 発行したラベルを梱包した商品に貼り付ける
- ヤマトや佐川急便に集荷依頼を行う
- 出荷後の情報をB2クラウドやe飛伝からエクスポートする
- エクスポートしたCSVをセルモアにインポートする
- 出荷後の伝票番号などがセルモア上で自動反映される
- 出荷済みメールを顧客に送信する
一度エクスポートし発送を行ったデータを、もう一度セルモアにインポートすることで、発送後の伝票番号や受発注管理が簡単に行なえます。
これにより、受注状況や在庫状況を自動で反映させることができるため、受注管理にかかる工数を大幅に削減することができます。
ECと実店舗の完全連携を目指すならReCORE
EC運営だけを小規模で行っている事業者であれば、上記で紹介した「セルモア」だけで十分ですが、実店舗の経営も行っている方であれば、実店舗とEC間の在庫情報や顧客情報を一元管理したいと考える方も多いのではないでしょうか。
弊社のReCOREでは、実店舗とECのあらゆるデータを一元管理することで、業績改善や売上アップを実現することが可能です。
ここからは、ReCOREの機能の中からいくつかをピックアップしてご紹介します。
実店舗EC間在庫管理機能
ReCOREには、セルモアに搭載されているEC関連機能が搭載されており、EC出品などの工数を大幅に削減することができます。
また、その際の実店舗とEC間の在庫連携を行うことも可能なため、実店舗で販売している商品をECで販売する併売を行うこともできます。
実店舗とEC間の併売を行うことで、商品の露出が増え、販売機会を増加させることができるため、売上の向上が期待できます。
実店舗EC間顧客管理機能
ReCOREでは、POSで収集した実店舗とEC上の顧客情報をまとめて管理することができます。
そのため、実店舗とEC間で一貫したサービスを顧客に提供することができます。
例えば、実店舗でスポーツ用品を購入した顧客に対して、EC上でもスポーツ関連グッズをレコメンド表示することも可能です。
顧客は、自分が興味・関心のある情報を受け取ることができるため、顧客満足度が高まり、購買意欲が促進されます。
さらにReCOREでは、条件で顧客の絞り込みを行い、SMSやメール、LINEで販促メッセージを配信することも可能です。
この機能により、それぞれの顧客属性に最適化したメッセージを送ることができるため、販促の質を高めることができます。
KPI分析機能
ReCOREでは、店舗とECのデータを分析するKPI分析機能も搭載しております。
ReCOREの分析機能は売上分析、在庫分析、スタッフ分析、会員分析の4つの分析機能を搭載しています。
売上分析機能では、商品の売上単価や在庫状況、回転率、粗利率など売上指標を網羅的に確認できます。
在庫分析機能は、在庫の滞留日や商品の重要性などを詳細に分析することで、滞留在庫の効率的な処理や商品の需要変動に応じた仕入数の調整など、在庫管理を最適化する手助けが可能です。
スタッフ分析機能では、各スタッフごとに品出し金額やEC出品業務量などを確認でき、スタッフの業績評価や教育プランの策定など、人材マネジメントを効果的に行うことができます。
会員分析機能は、会員の属性や来店頻度、休眠顧客、過去の購買履歴などを分析し、効果的なマーケティング戦略やキャンペーンの計画立案に活用することができます。
ReCOREの分析機能はリユース企業が見るべき分析項目を多数揃えておりますので、データを有意義に活用することができます。
店頭販売・買取機能
ReCOREでは、リユース向けPOSシステムなので、店頭での販売業務や買取業務を効率化することができます。
店頭での在庫データや購入データの管理を全て一元管理できるため、各商品の売上や回転率を分析し、店舗の商品配置や在庫状況を最適化することができます。
また、買取査定アシスト機能により、商材に関する知識が比較的少ないスタッフでも買取査定を実施することができます。
買取査定機能では、買取を行う商品が、各ECで最低価格いくらで販売されているのかを把握することが可能です。
さらに、過去に店舗内で行った取引利益を確認することも可能なので、これらの数値を参考に買取価格を決めることができます。
これらのデータを活用することで、誰が買取査定を行っても買取査定の質が均一化できるため、買取査定業務の属人化を解消することができます。
ささげ/出品業務代行サービス
EC出品を行う際に必須な作業である商品撮影・採寸・原稿記入(商品情報記載)などのささげ業務は、ECの売上に直接的に関わる大事な業務であるものの、自社でオペレーションを構築するためには、コストがかかってしまいます。
ReCOREでは、EC出品時に必要になるささげ/出品業務を格安で代行するサービスを行っています。
ReCOREに搭載されているEC自動出品機能と、ささげ業務格安代行サービスを組み合わせれば、商品をささげセンターに送るだけでその後の出品から発送までを自動化することも可能です。
ReCOREのささげ/出品代行サービスでは、ささげ全ての工程でも500円前後の圧倒的な低価格で利用できるため、自社でささげのオペレーションを構築するよりも、コストパフォーマンスの高さを実現できます。
「ささげ業務をプロにお任せ!ささげ代行サービス」についてはこちらから
「出品業務をまるっとお任せ!出品代行サービス」についてはこちらから
まとめ
今回は、ネットショップの在庫を管理する方法や在庫管理システムを使うメリットなどについてご説明してきました。
在庫管理システムを利用することで、正確で効率的な在庫管理が可能となります。
また、しっかりと在庫管理ができていれば、ショップの信頼性やリピート率がアップするなどといったメリットもあります。
本記事で紹介した「セルモア」は、ECの業務効率化をとにかく低価格で実現することのできるEC一元管理システムです。
セルモアでは、1カ月無料トライアルも実施中のため、ECの業務効率化について悩んでいるEC担当者の方は、まず一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。
セルモアについてより詳しく知りたい方はセルモアホームページへ
セルモアの無料トライアルのお申し込みはこちらから
また、今回ご紹介した、POSシステム「ReCORE」を導入することで、ネットショップと実店舗の併売や最適な在庫管理を可能とし、業績の向上に貢献します。
ReCOREには、今回ご紹介しきれなかった様々な機能が搭載されているため、詳しく知りたい方は下記のボタンからお問い合わせや資料ダウンロードを行っていただけると幸いです。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。