飲食店向けPOSレジおすすめ6選!現場課題を解決する選び方も解説

飲食店向けPOSレジおすすめ6選!現場課題を解決する選び方も解説

「時間帯や時期によって人手不足が深刻」

「発注を経験と勘でやっているから、食材のムダが出る」

これらは多くの飲食店経営者の方が、日々感じていらっしゃるお悩みではないでしょうか。

POSレジは「会計のためのツール」のみならず、「売上」「仕入」「スタッフ」「顧客情報」までを一元化することができるため、属人化した業務や判断を仕組み化することができます。

また、クレジットカードやQRコード決済など多様なキャッシュレス決済にも柔軟に対応できるPOSレジが増えており、会計ミスやレジ待ちのストレスも軽減できます。

本記事では、「POSレジってこんなこともできるのか」と思っていただけるような便利な機能をご紹介しています。

あわせて、業態や課題に応じて選べるおすすめPOSレジ7選も掲載しております。

ぜひ最後までご覧ください。

飲食店の業界特性とは?

まず、POSレジを選ぶにあたって、飲食店にはどのような業界特性があるのか押さえておきましょう。

注文・会計業務がピーク時に集中しやすい

飲食店では、昼食や夕食の時間帯に注文と会計業務が一気に集中するため、短時間に多くの対応が求められます。

混雑によるオペレーションの混乱や、注文ミス・会計ミスが発生しやすい環境になりがちです。

スタッフの入れ替わりが多く、教育コストが高い

アルバイトやパート比率が高く、スタッフの入れ替わりが激しいのが飲食業界の特徴です。

そのたびに業務の引き継ぎや教育の負担が発生し、安定した運営の妨げになることがあります。

原価・廃棄・在庫管理の精度が利益に直結する

生鮮食品を扱う飲食店では、在庫の過不足がすぐに廃棄や機会損失につながりやすく、利益を圧迫します。

原価や人件費の上昇も多く、わずかな管理ミスが経営に大きな影響を及ぼす可能性があります。

現場主導で運営されることが多い

中小規模の飲食店では、現場スタッフや経営者が業務と経営判断の両方を担っているケースが多く見られます。

数値管理や分析が十分に行えず、属人的な運営になりやすいという課題があります。

集客力の維持がリピーター頼みになりやすい

地域密着型の店舗や個人店では、常連客やリピーターに支えられているケースが多く、新規集客だけでは売上が安定しにくい傾向にあります。

継続的な関係構築が求められるという点で特徴があります。

テイクアウト・デリバリー・ECなど販売形態が多様化している

近年は、イートイン以外にもテイクアウトやデリバリー、オンライン販売といった新たな収益チャネルが必要とされるようになっています。

販売形態が複雑化する中で、業務が煩雑になりやすいという課題があります。

飲食向けPOSレジで解決できる課題とは?

店舗運営の効率化や売上向上を目指すうえで、今や欠かせない存在となっているのがPOSレジです。

単なる会計ツールにとどまらず、データ活用による戦略的な店舗経営を支える強力な武器となります。

ここでは、POSレジを導入する主なメリットをわかりやすくご紹介します。

注文・会計業務のピーク対応がスムーズになる

ピークタイムでも、ハンディやセルフオーダーを使えば注文内容が自動でキッチンやレジに連携され、混雑時の混乱を防げます。

レジ側では分割会計や軽減税率、キャッシュレス決済にも対応しており、複雑な会計処理もスムーズです。

これにより、スピードと正確性を両立したオペレーションが可能になり、顧客の待ち時間短縮にもつながります。

スタッフ教育の手間を減らし、業務の標準化が進む

POSレジの多くは直感的に操作できる設計になっており、新人スタッフでも短時間で業務に慣れることができます

操作手順が統一されることで、属人化しがちな注文・会計業務のばらつきも抑えられます。

結果として、教育時間や人件費の削減だけでなく、サービスの均質化にも貢献します。

在庫・原価管理の精度が上がり、無駄を削減できる

売上データと連動した在庫管理機能により、仕入れた食材がいつ・どれだけ使われたかを正確に把握できます。

原価率やロス率もリアルタイムで確認できるため、過剰仕入や廃棄の抑制が可能になります。

飲食業において、利益率改善に直結する仕組みがPOSレジに組み込まれている点は大きなメリットです。

現場でも経営データを見ながら判断できる

クラウド型POSであれば、店舗の売上や人件費、客単価などの数値をスマホやPCからリアルタイムで確認できます。

これにより、現場に立ちながらでも迅速な判断が可能となり、感覚ではなくデータに基づいた意思決定ができるようになります。

経営と現場の境界が曖昧な飲食店において、効率的な経営管理が実現します

リピーター施策を強化できる

POSレジで蓄積された来店履歴や購買履歴をもとに、顧客ごとの傾向を把握し、ポイント・クーポンなどの施策に活用できます。

再来店を促す仕組みが強化されることで、リピーターの定着や客単価アップが見込めます。

常連客に支えられる飲食店にとって、販促の基盤として非常に有効です

多様な販売チャネルを一元管理できる

POSレジがテイクアウト・デリバリー・ECサイトと連携できると、どのチャネルの売上も一つの画面でまとめて管理できます。

これにより、販売方法が増えてもオペレーションが煩雑にならず、在庫やメニュー管理も効率的に行えます。

複数チャネルでの売上構築を目指す飲食店にとって、業務負担を増やさず拡張できるのは大きな強みです

飲食店向けにPOSレジを比較する際の重要な視点

飲食店にPOSレジを導入する際は、比較すべき観点をしっかり把握しておくことが大切です。

比較項目解説ポイント
オーダー管理機能テーブル状況の可視化、ハンディ・セルフオーダー対応、複数メニュー切替が可能か
キッチン連携(KDS)注文をリアルタイムにキッチンへ連携し、調理状況を共有できるか
会計機能(レジ機能)分割会計・軽減税率・複数決済手段への対応が柔軟に行えるか
予約・順番待ち管理ネット・電話予約や混雑時の順番待ち通知に対応しているか
売上・分析管理商品・時間帯・スタッフ別の売上集計や原価分析ができるか
シフト・勤怠管理出退勤の打刻やシフト表作成、勤務実績の集計に対応しているか
多店舗・本部管理店舗別データの統合管理やメニュー一括更新が可能か
拡張性・外部連携デリバリー・会計・CRMなど外部ツールとの連携がしやすいか

おすすめPOSレジの比較

飲食店に特化したPOSを取り上げてご紹介しています。

規模や求める機能に合わせてより適したPOSを見つけましょう。

Square for Restaurants(Square)

出典:Square for Restaurants公式HP

特徴米国発の飲食特化POSレジ。注文・会計・決済がオールインワン。
強み初期費用ゼロ、セルフオーダーやテーブル管理にも対応、導入が手軽。無料ネットショップ構築・オンライン注文管理対応。
弱み米国発のためUIが慣れない場合がある。
向いている事業者小規模レストラン、カフェ、バーなど。
月額費用(税込)無料~(プレミアムプランあり/決済手数料3.25%〜)
主な特徴・機能注文管理、会計、決済端末が一体化テーブル管理、セルフオーダー、プリンター連携対応Square決済との連動でスマートな店舗運営が可能
サポート体制電話/メール/チャット(毎日10:00~18:00)
形態クラウド型(iPad/Square専用端末)

スマレジ フードビジネス(スマレジ)

出典:スマレジ フードビジネ公式HP

特徴スマレジの飲食特化プラン。フルサービス店やカフェにも対応。
強みモバイルオーダー、テーブル管理、会計連携、キッチンプリンタも対応。EC受注・在庫・顧客データ一元管理をアプリ連携で実現。
弱みAndroid端末に対応していない。
向いている事業者飲食店全般(レストラン、居酒屋、カフェなど)。
月額費用(税込)5,500円〜15,400円(プラン別)
主な特徴・機能テーブル・伝票管理、オーダーエントリー売上分析、ハンディ端末、キッチンディスプレイ連携他業種POSとの連携も可能(同一アカウント)
サポート体制年中無休の電話/メール/オンラインマニュアル
形態クラウド型(iPad POS)

POS+ food(ポスタス)

出典:POS+ food公式HP

特徴チェーン飲食店向け高機能POS。人材管理や本部連携にも対応。
強み複数店舗の売上・在庫・シフト・販促を一元管理。
弱み導入はやや重めで、初期設計・費用が必要。
向いている事業者中〜大規模の飲食チェーン、複数店舗展開企業。
月額費用(税込)要問い合わせ
主な特徴・機能セルフオーダー、モバイル決済、券売機対応本部管理、日報/勤怠管理、在庫連携外部システムとのAPI連携に強み
サポート体制専任担当制・365日電話・訪問保守あり
形態クラウド型(iPad/専用端末)

USENレジ(USEN)

出典:USENレジ公式HP

特徴USENが提供する店舗向けPOS。飲食業態に強い構成。
強み音響や映像サービスと一体で契約可能、バックオフィス管理にも対応。
弱みオプションが多く、機能選定に注意が必要。
向いている事業者飲食業全般、エンタメ要素のある店舗など。
月額費用(税込)12,980円~(プランにより変動)
主な特徴・機能ハンディ/券売機/セルフレジ/オーダー端末連携テーブル・伝票・会計管理/シフト管理ありUSEN音楽配信・防犯カメラ連携可
サポート体制365日対応/導入支援・訪問サポートあり
形態クラウド型(タブレット/専用機)

NECモバイルPOS(NEC)

出典:NECモバイルPOS公式HP

特徴大手向けクラウド型POS。業種に応じた柔軟なカスタマイズが可能。
強み拡張性・API連携・本部管理など、法人向け機能が豊富。
弱み個店や小規模にはややオーバースペック。
向いている事業者中~大規模飲食チェーン、複数業態展開企業。
月額費用(税込)要問い合わせ
主な特徴・機能会計・在庫・オーダー管理・日報機能ハンディ・KDS・分析・本部管理・外部連携対応
サポート体制法人向けSEによる導入支援/全国保守ネットワーク
形態クラウド型(iPad/専用端末)

blaynレジ(ブレイン)

出典:blaynレジ公式HP

特徴店舗の運営形態に合わせてレジ形態を選択でき、多言語対応をしている。
強み注文から決済まで完全自動化ができる。
弱み多店舗管理や高度な分析機能は非対応。
向いている事業者券売機が必要な飲食店。無人で運用したい店舗。
月額費用(税込)要問い合わせ
主な特徴・機能キャッシュレス決済連携、自動釣銭機連携、キッチンプリンター利用、会計ソフトとの連携、複数店舗の管理、リアルタイム売上確認
サポート体制365日対応/メール・チャット対応(営業時間内)
形態クラウド型(専用機)

会社紹介:株式会社RECORE 

出典:RECORE公式HP

RECOREでは、システム事業として「RECORE」と「RECORE EC」、オペレーション代行事業として「出品代行」、リユース参入支援事業として「RECORE リユース参入支援」、リユースWeb集客支援「オマカセ」の5事業をメインで展開しています。

【リユースの総合商社】として、リユース業界に長年携わってきたプロフェッショナルたちがお客様に寄り添い、リユース全体を包括して様々なソリューションを提供します。

リユース事業についてのお悩みは、是非、RECOREへご相談下さい。

まとめ

本記事では、飲食店で活躍するおすすめのPOSの比較を行いました。

業務効率化・コスト削減・データ分析力強化といったメリットを得るには、自社のビジネスモデル取り扱い商品にマッチするシステムを導入することが不可欠です。

RECOREは、オムニチャネル化や顧客データの活用、分析機能に強みを持つPOSレジです。

ご興味がある方がいらっしゃいましたら、下記のボタンから問い合わせと資料ダウンロードをお願いします。

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