Shopifyと連携し、販売・買取を統合したOMO型EC体験を実現。宅配買取CVRも約50%改善へ
・買取と販売の顧客管理が別々で、顧客の行動分析やリピート施策が打てなかった
・査定結果の連絡に時間がかかり、業務効率が低下していた
・本人確認を郵送で行っていたため、宅配買取のCVRが低迷していた
株式会社タイムマシン様は、世界中のECのベストプラクティスを活用したいと考え、ECシステムの見直しを検討。
Shopify移行を前提に、リユース業に特化した機能を包括的に備えたReCOREに注目されました。
買取と販売の情報を統合し、OMO戦略やeKYCを通じたスムーズな顧客体験を提供できるReCOREは、同社の循環型ビジネスの加速に貢献しています。
本事例では、ReCORE導入により顧客データの可視化や業務効率の改善をどのように実現しているのかをご紹介します。
システムの導入(新規・乗り換え)を検討した背景を教えてください。また、システムの導入が必要だと感じた出来事があれば教えてください。
世界中のECのベストプラクティスを活用したいと考え、ECシステムをShopifyに移行したいと思っていました。
そう考えたときに、リユースをShopifyで最もうまく扱えそうと思ったのがReCOREでした。
OMO、顧客管理、ポイントシステム、eKYC、Shopify連携などを全て機能として持っており、ワンストップなソリューションとして非常に魅力的でした。
ReCORE導入前に持っていた具体的な業務における課題をいくつか教えてください。
最も大きな課題は、買取と販売が完全に分離されて運用されていたことです。
買取には会員組織という概念がなく、繰り返し利用されるお客様がどのくらいいて、どの程度増えているのか、販売と買取の両方のサービスを利用してくださっているお客様がどれくらいいるのか、どのように我々のブランドに関わっていただいているのか全く可視化できていませんでした。
これにより、お客様一人ひとりに最適化されたサービス提案や、リピート率向上のための施策を打つことができていませんでした。
その課題解決においてReCOREが適していると考えた理由や、実際にReCOREを導入した結果その課題はどうなりましたか?
ReCOREならShopify連携しつつ顧客管理が可能で、買取も販売もひとつの会員組織として運用できる点が魅力でした。
導入後の効果はまだ活用の初期段階ですが、確実にデータが蓄積されてきています。
お客様の買取利用データと購入データが統合されて管理されるようになり、これまで見えなかった顧客の行動パターンが徐々に可視化されてきました。
今後はこの蓄積されたデータを活用して、お客様のライフサイクルに合わせた最適なタイミングでのサービス提案や、個々のお客様の嗜好に基づいたパーソナライズされた商品レコメンデーションを実現していく予定です。
ReCOREで一番活用している機能と、その使い方について教えてください。
運用の中で活きる機能が多くあるのはもちろんですが、最も活用しているのはReCOREの豊富なAPIです。
我々はこれまで運用してきた自社開発の基幹システムがあり、それをそのまま活用する必要がありました。
ReCOREのAPIを活用することで、既存の基幹システムとシームレスに連携できています。
実際にReCOREを導入してみて在庫管理やEC出品などの業務の効率が上がった実感はありますか?具体的な業務とその効果を教えてください。
ReCORE導入前は、お客様への査定結果のご連絡で時間を要していましたが、導入後はその工程が省略され、担当者が査定業務に専念できるようになりました。
正確な数値は取れていないものの、体感として査定全体のスピードが上がり、業務効率が改善されたと感じています。
導入前と比較して、数値上で一番改善したポイントを教えてください。
宅配買取のCVRが約50%改善しました。
改善の主な要因として、ReCOREに備わっているeKYC(電子本人確認)により、お客様が身分証明書をスマートフォンで撮影するだけで本人確認が完了するようになりました。
従来の郵送による書類のやり取りが不要になったことが大きく影響していると考えています。
また、ReCOREのAPIを活用したフォーム作成により、会員情報入力の簡素化が実現できたこともCVR改善に繋がりました。
現在の課題と今後の展望について教えてください。
今回のシステムリプレイスにより販売と買取をシームレスに繋げることが可能になりました。
蓄積された顧客データを具体的なマーケティング施策や商品提案に活用し、展開していきたいと考えています。
新品購入から買取、そして次の新品購入へという循環型のビジネスモデルをより強化し、お客様に選ばれ続ける存在になることを目指しています。
ReCOREの機能拡張とともに、この循環型モデルをさらに発展させていく予定です。
これからReCOREを導入される方へメッセージがあればお願いします。
リユース業界に精通した開発チームが手がけたシステムだけあって、業界特有の課題を深く理解した機能が豊富に用意されています。
ReCOREは単なる業務効率化ツールではなく、お客様により良いサービスを提供するための基盤になると感じています。
リユース業界の競争が激化する中で、差別化を図りたい、顧客満足度を向上させたいと考えている事業者の方には、ぜひ前向きに検討していただきたいシステムです。