リサイクルショップフランチャイズ徹底比較!初心者におすすめはどれ?
リサイクルショップをフランチャイズで開業したいけど、「どのフランチャイズを選べばいいかわからない」
また、失敗したくないという気持ちが強くなればなるほど、「どのフランチャイズにするか決められない」という方もきっといるのではないでしょうか。
そもそも、リサイクルショップを開業を考える際にフランチャイズという選択は正しいのでしょうか?
今回はそのような疑問を解決するために、リサイクルショップのフランチャイズを比較し、各フランチャイズの特徴をご紹介します。
個人での開業が向いている人とフランチャイズでの開業が向いている人それぞれの条件についてもご紹介するので、リサイクルショップの開業を検討中の方必見の内容です。
目次
リサイクルショップの現状と将来性
リサイクル通信の調査によると、リサイクルショップを含むリユース市場は、2009年以降12年連続で拡大しています。
リユース市場が拡大を見せている理由としては、メルカリやラクマなどのフリマアプリによるC to Cサービスの堅実な拡大、さらにSDGsの流れなどが挙げられます。
最近では、中古品を購入することに抵抗を持つ消費者も年々少なくなってきており、リユース市場は、2025年には3兆5000億円規模にまで拡大することが予測されています。
リサイクルショップの個人開業とフランチャイズの違い
リサイクルショップを開業したいと考えた時に、まず先に思い浮かぶ方法は、おそらく「個人で開業する」もしくは「フランチャイズに加盟する」の2択だと思います。
それでは、この2つの選択肢では具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、リサイクルショップを個人で開業するメリットやフランチャイズに加盟するメリットをそれぞれ確認していきましょう。
リサイクルショップを個人で開業するメリット
リサイクルショップを個人で開業する一番のメリットは、自由に経営ができることです。
フランチャイズの場合だと、本部側の経営ルールや意向に従う必要がありますが、個人開業だと、何にも縛られることなく店舗経営を行っていくことができます。
またフランチャイズだと、加盟金や毎月のロイヤリティを支払う必要がありますが、個人で開業する場合は利益が全て自社の物になります。
そのため、ある程度の経営ノウハウやリサイクルショップ業界の知見がある方にとっては、フランチャイズに加盟するよりも、個人で開業を行ったほうがメリットが大きいと言えるかもしれません。
ちなみに個人での開業が向いている人の条件は、
- 既にリサイクルショップ業界に関する知識や経験が十分ある
- 自分でゼロからリサイクルショップを自由に経営したい
- ロイヤリティとして利益の一部を支払うことに抵抗がある
主に以上の3つです。
これらの条件に当てはまる方は、まずは個人でリサイクルショップを開業することを検討してみても良いかもしれません。
フランチャイズに加盟するメリット
フランチャイズでは、加盟金やロイヤリティを支払うことで、本部側から経営ノウハウや集客・運営サポート、そしてブランドを使う権利を得ることができます。
通常1からリサイクルショップを開業すると、知名度の獲得、顧客の信頼獲得、リピーターの獲得などを地道に行っていく必要があります。
しかしながら、フランチャイズに加盟することで既にブランドとしての認知や顧客の信頼がある状態からお店をスタートさせることができます。
さらに、仮にリサイクルショップの開業経験がない場合であっても、本部側が提供するノウハウに忠実に従うだけで、成功確率を高めることが可能です。
ちなみに、フランチャイズが向いている人の条件は
- リサイクルショップ業界が未経験業種
- 最初から売上を上げたい
- 店舗の売上を伸ばすことだけに集中したい
主に以上の3つです。
これらの条件に当てはまる方は、フランチャイズに加盟してリサイクルショップを開業することを検討してみても良いかもしれません。
リサイクルショップフランチャイズ徹底比較
ここからは、実際にリサイクルショップのフランチャイズをいくつかピックアップして徹底比較していきます。
「リサイクルショップをフランチャイズで開業したいけど、どれが良いのかわからない…」という方はぜひ参考にしてみてください。
おたからや
「おたからや」は、買取専門のフランチャイズです。
「おたからや」のフランチャイズに加盟すると、買取専門店として経営を行っていくため、来店してくれた顧客の品物を査定し、現金に替える業務がメインになります。
買取専門店なので、商品を販売する必要もなく、集客も基本的には本部が行ってくれるというメリットがあります。
また、買い取った商品は専門業者を通じて現金化することができるため、在庫を抱えるリスクも少なく、店舗のスペースもそこまで必要になりません。
「おたからや」の加盟プランは以下の3つです。
ダイヤモンドプラン | シルバープラン | ゴールドプラン | |
加盟金 | 55万円(税込) | 55万円(税込) | 110万円(税込) |
開業セット | 無料 | 110万円(税込) | 110万円(税込) |
研修費 | 110万円(税込) | 220万円(税込) | 385万円(税込) |
初期費用 | 215万円(税込) | 385万円(税込) | 605万円(税込) |
ロイヤリティ/広告協賛費 | 35万円+15万円(税込55万円) | 15万円+15万円(税込33万円) | 15万円+15万円(税込33万円) |
ダイヤモンドプランはロイヤリティが少し高くなってもいいから、とにかく初期費用を抑えたいという方におすすめのプランです。
シルバープランは、個人向けの基本パッケージセットになっています。
ゴールドプランは、加盟金や研修費が割高になっていますが、2,3店舗目からは加盟金や研修費無料で店舗を増やすことができるため、多店舗展開したい方にとってはお得なプランになっています。
それぞれ、店舗の研修やマニュアル一式、検品機器や開業に必要な備品、ホームページ、査定セットなどを用意してくれるため、最短2ヶ月という短期間で開業を行うことが可能です。
買取大吉
「買取大吉」は、買取専門のフランチャイズです。
加盟店は、来店した顧客の品物を査定し、買い取るという買取ビジネスを行っていきます。
買い取った品物は、専門業者または大吉本部へ売却することができるため、最短即日で現金化することが可能です。
そのため「おたからや」同様在庫を抱えるリスクがなく、小さな店舗でも経営を行っていくことができます。
買取大吉の品物をホームページでは、年間継続率99.1%という驚異の数字も公表されており、実績のあるフランチャイズの1つだと言えます。
買取大吉では、本部負担でオープン広告を出稿・7日間の店舗OJT研修などのサポート体制も充実しており、業界未経験者でも安心して始めることが可能です。
WAKABA(わかば)
「WAKABA」は、買取専門のフランチャイズでは珍しい、オープンから2週間のOJT研修を実施しています。
このOJT研修では、5年以上の業界経験のあるSV(スーパーバイザー)が現場に寄り添い研修を行います。
もちろん、研修後も2,3ヶ月に1回の頻度でスーパーバイザーが店舗に訪れ、戦略面のサポートをしてくれます。
またWAKABAには、AIを駆使したブランド真贋サービスもあるため、知識が乏しいブランドにも安心して対応することが可能です。
万が一AI鑑定に誤りがあった場合にも、買取額の返金保証制度があるため安心です。
さらに、査定時に本部の専門部署にテレビ電話を行うことで、その場で査定やアドバイスを受けることもできます。
WAKABAにはこのような徹底したサポートが充実しているため、初めての方でも安心してリサイクルショップの開業にチャレンジすることが可能です。
大黒屋
創業43年の「大黒屋」は、買取専門のフランチャイズです。
大黒屋では、加盟金・保証金・内外装費・物件取得費が0円で、初期費用を抑えて始められるプライムプランや、毎月のランニングコストを抑えられるベーシックプランがあります。
プライムプラン | ベーシックプラン | |
加盟金 | 0円 | 0円 |
開業費用 | 480万円〜 | 1,110万円〜 |
ロイヤリティ | 1年目22万円
2年目33万円 3年目以降44万円 | 11万円〜
※固定11万円+売上変動5%〜 |
大黒屋では、鑑定サポートも充実しており、本部鑑定サポートで本部にリアルタイムで査定のアドバイスを求めたり、写真を撮って送るだけで、鑑定を行ってくれる偽物保証サポートなどを行っています。
本部に査定を依頼したものであれば、たとえ偽物であっても本部が売却額を保証してくれるため、未経験の方でも安心して買取査定を行うことができます。
かんてい局
「かんてい局」は、質屋と買取の両方の機能を備えた店舗を展開するフランチャイズです。
質屋という特性上、他の買取フランチャイズに比べると、初期費用がやや高くなる傾向にあるものの、安定すれば高い利回りを実現できる可能性のあるビジネスです。
かんてい局では、体系化したマニュアルと実践的な応用研修でしっかり開業をサポートしています。
質屋と買取機能の両方を備えた店舗は今後も儲かり続ける可能性の高いビジネスモデルだと言えます。
リサイクルショップ開業ならPOS ReCORE
リサイクルショップのフランチャイズを比較してみると、意外と自由に店舗運営をさせてくれるところが多いことにも気がついた方もいるのではないでしょうか。
他の業態の場合、オペレーションや集客方法などが事細かく決められており、せっかく開業して自分の店を持ったのに店舗で実現したいことが実行できないというジレンマに悩まされるケースも少なくはありません。
その点リサイクル業界のフランチャイズでは、そこまでオペレーションが細かく設定されていないこともあり、自店舗で利益率を高める施策を行うなど、自店舗の売上を伸ばすためにできることは比較的自由に実行できます。
つまり、同じフランチャイズに加盟する方でも売上の額が大きく異なるのは、フランチャイズ本部側の問題ではなく、開業する方の売上や利益に対する意識や行動力の差だと言っても過言ではないかもしれません。
ここまで記事を読んでくださった方は、おそらくリサイクルショップの開業を絶対に成功させたい強い気持ちのある方だと思うので、今回は「リサイクルショップの業績を上げるPOSシステムReCORE」をご紹介します。
リサイクルショップを開業する際に、フランチャイズ本部からのノウハウ、そしてReCOREの機能を組み合わせれば、きっとフランチャイズ本部のホームページで紹介される成功事例のような店舗運営を実現することができるかと思います。
買取査定の属人化を解消を実現
フランチャイズに加盟した最初の段階では、本部側に買取査定を依頼することで買取査定の質を、ある程度担保することができます。
しかしながら、長期的にリサイクルショップの運営を行っていくことを考えると、店舗側は買取査定業務の属人化を解消しなければなりません。
買取査定の質を高めるためには、商材に関する知識のある人材が必要になりますが、そのような人材はそう簡単に採用できません。
ReCOREでは買取査定業務の属人化を解消するための機能を多数搭載しています。
例えば買取査定アシスト機能では、買取を行う商品の他店での最低販売価格を確認することができます。
これにより、買取を行う品物の相場を理解することができ、買取価格を決定することが可能になります。
また、実店舗の過去の取引価格を確認することも可能になります。
これらの機能により、商材に関する知識や経験が乏しいスタッフでも比較的簡単に買取査定を実施することができます。
顧客管理機能でリピート客の獲得を実現
繁盛しているリサイクルショップや買取専門店には顧客のリピート率が高いという共通点があります。
フランチャイズに加盟した場合、新規顧客に対する集客は本部側が行ってくれる場合がほとんどですが、来店してくれた顧客の満足度やリピート率を高めるためには、店舗側が顧客満足度を高めるための接客態度や施策を行う必要があります。
ReCOREには、顧客情報を管理するための顧客管理機能が搭載されているため、顧客情報を一目で確認することが可能です。
また、これらの顧客を条件別に絞り込んで、絞り込んだターゲットごとにメールやSMS、LINEで販促メッセージを送ることもできます。
例えば、「3ヶ月以上来店のない顧客を絞り込んで、買取強化キャンペーンのお知らせを配信する」など、効率よく顧客の再来店を促すことが可能です。
さらにReCOREでは、顧客メモ機能を搭載しています。
顧客メモ機能は、買取の際にお客様との会話の中で発生し、他のスタッフにも共有したい特記事項などをメモする時などに使用します。
この機能を上手く活用することで、店舗スタッフの誰が顧客を対応しても、質の高い接客を行うことができ、顧客満足度の向上が期待できます。
EC機能でリサイクルショップの利益率向上を実現
フランチャイズに加盟して、売上がある程度安定してくると、利益率を向上させて、自店舗の売上をもっと伸ばしていきたいと考える事業者様も増えてきます。
フランチャイズ加盟初期では、フランチャイズ側が用意してくれた販路や本部側への買取を行っていたという店舗でも、自店舗でEC機能を持ち、より高価格で販売することで、利益率を高める施策を行うことも可能です。
ReCOREでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopify、Yahoo!ショッピングなどの複数モールに同時に出品することが可能です。
もちろん、複数のECモールに出品した後の在庫連動も自動で行われるため、わざわざ手作業で在庫数を反映させる必要もありません。
日々の店舗業務に追われていて、EC運営まで手が回らないという店舗様も、この機能を活用することで、EC出品にかかる時間を効率化することができます。
ReCOREには、その他にも自動出品機能やECテンプレート機能、受注管理機能などのEC運営をサポートする機能が多数搭載されています。
より利益率の高いリサイクルショップや買取専門店を経営するためにも、ぜひ一度ReCOREの導入をご検討ください。
まとめ
今回は、フランチャイズでリサイクルショップを開業するメリットや、リサイクルショップのフランチャイズ5社を徹底比較してきました。
どのフランチャイズが良いかを見極めるためにも、自発的に資料ダウンロードや説明会に参加し情報収集していくことをおすすめします。
また、たとえフランチャイズに加盟したとしても、自店舗で利益率の向上や顧客満足度の向上などに取り組んでいく必要があります。
本記事の後半でご紹介したReCOREでは、リサイクルショップや買取専門店の業績アップを実現することが可能です。
本記事を読んでReCOREについてもう少し知りたいという方は、下記のボタンから資料ダウンロードとお問い合わせをお気軽にお試しください。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。