POSシステムで単品管理を行うメリットや成功のポイントを徹底解説

POSシステムで単品管理を行うメリットや成功のポイントを徹底解説

リユースやリサイクルショップ業界ではリユース品を扱っているため、同じ商品であっても商品状態や価格が異なるということが頻繁に発生します。

そのため、リユースやリサイクルショップでは在庫を個別で管理する単品管理が重要視されています。

しかしながら、単品管理は通常の在庫管理よりも手間がかかる上に、POSシステムのようなITシステムを導入しないとなかなか実現が難しいです。

今回は、単品管理の基本的概念やメリットと一緒に、単品管理を行う上でおすすめのPOSシステムをご紹介していきます。

単品管理を実現できるPOSシステムを探している方必見の内容になっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

単品管理とは? 

在庫管理

そもそも単品管理とは、どのようなことを指すのでしょうか。

単品管理とは、同じ種類の商品などを個別のものとして管理することを指していて、「個品管理」とも呼ばれています。

例えば同じ種類の電子レンジが2つあるとしたら、その電子レンジはそれぞれx001、x002として個別に管理します。

特に、リユースやリサイクルショップの場合だと、リユース品を扱うケースが多いためほとんどが一点物です。

そのため、同じ種類の品物であっても、保存状態が全く異なるため、個別の商品として管理する必要があります。

しかしながら、全ての商品を個別に管理するのは、手間がかかる上に管理が複雑になる傾向があります。

近年では、この問題を解決するためのリユース・リサイクルショップ向けのPOSシステムも企業の間で導入が進んでいます。

単品管理を行う方法とは?

単品管理の基本的概念について理解できたところで、ここからはもう少し具体的に単品管理を行う方法について見ていきましょう。

単品管理を行う方法としては、大きく2つの方法があります。

紙やシールなどで物理的に単品管理を行う

単品管理を行う1つ目の方法としては、紙やシールなどで物理的に管理を行うことです。

POSシステムの導入が進んでいない企業や比較的規模の小さい店舗では、紙やシールに直接値段を書いて商品を個別に管理しているケースもあります。

紙やシール、そしてペンがあれば手軽に実行できるため、一見最も簡単に値段や商品情報などを管理できているように感じるかと思います。

しかしながら、紙やシールで管理を行っていると、紙やシールが剥がれてしまうと商品情報が全くわからなくなるほか、在庫状況を確認したい場合にも目視で1つずつ確認していく作業が必要になります。

Excelで手作業で1つずつ情報を入力し、在庫状況を確認するのも1つの方法です。

しかし各商品に値札を貼り、それを目視で確認してExcelに手作業で入力しているとかなりの手間になるので、可能であればPOSシステムのような在庫管理システムを導入して単品管理を行うようにしましょう。

リユース向けPOSシステムで単品管理を行う

POSシステムの導入

単品管理の最も一般的な方法が、リユース向けのPOSシステムを活用して、バーコードなどを使って単品管理を行うことです。

POSシステムを活用することで、会計が行われるたびに在庫状況が最適化されるだけでなく、バーコードを読み取るだけで商品情報が確認できるため、商品の管理工数を大幅に削減することが可能になります。

また単品管理を行う際に、大切なことは、「リユース向け」のPOSシステムを活用することです。

なぜ、「リユース向け」でなければならないのかというと、一般的に普及している小売店向けのPOSシステムの場合だと、在庫管理の粒度がそこまで細かくない可能性があるからです。

小売店の場合だと、リユース店のように商品を個別に管理する必要性もそこまでないため、単品管理の機能が搭載されていないPOSシステムがほとんどです。

個別で商品管理を行いたいという場合には、リユース向けPOSシステムを活用するようにしましょう。

単品管理を行う上で気をつけたいポイントとは? 

単品管理を行うメリットについては、ある程度理解できたかと思います。

ここからは、単品管理を行う上で気をつけたいポイントについてご紹介します。

個品に管理するジャンルや商品を明確にする

単品管理を行う際に気をつけるべきポイントとしては、個別に管理するべきジャンルや商品を明確にすることです。

単品管理を採用するからといって、店舗内にある全ての商品を個別に管理する必要はありません。

例えば、価格の極端に安いものを個別に管理していると、工数が非常にかかるだけでなく時間がいくらあっても管理しきれないという問題に直面します。

また、ECでは、システム利用料、出品手数料、送料などのコストが発生するため、価格の安い商品は出品することが難しいです。

そのため、一般的には価格の安い商品は単品管理ではなく、まとめて管理(グロス管理)を行います。

このように、全ての商品を単品管理するのではなく、どのジャンルのどの価格帯の商品を単品管理する必要があるのかという基準を社内でも明確にしておく必要があります。 

システム無しで単品管理を行うのは、かなり手間がかかる

従業員

単品管理には、複数のメリットがあるのは事実です。

しかし、システムの導入無しで単品管理を行おうとすると、かなりの手間と時間がかかってしまいます。

会計時に在庫の最新状態が反映されるようなPOSシステムなどを使うことで、手軽に単品管理が実現できます。

単品管理をできるだけ工数をかけずに実現したいという方には、POSシステムの導入を強くおすすめします。

単品管理におすすめなクラウド型POSシステムとは?

ReCORE

前述したように単品管理を行う際には、POSシステムを活用することがおすすめです。

しかしながら、一般的にPOSシステムが広く導入されている小売業界と異なり、リユース業界では、POSシステムの導入が進んでいません。

その大きな理由としては、個別で商品を管理するための単品管理の機能や、買取査定業務などのリユース業務に対応できるPOSシステムの母数が少ないということが挙げられます。

実際リユース業界では、自社に適したPOSシステムを見つけられず苦労しているという方も少なくはないかと思います。

ここでは、そんな方のためにリユース業向けクラウド型POSシステムReCOREをご紹介します。

まずはReCOREがなぜ、単品管理を実現するのに最適なのかをご説明します。

ReCOREが単品管理を実現するのに最適な理由

ReCORE

そもそも、単品管理はリユース・リサイクル業界で特に重要視されている管理方法です。

全ての商品の保存状態が異なるリユース業界では、全ての商品をそれぞれ個別のものとして管理する必要があります。

ReCOREは、リユース業界に従事するスタッフが利用しやすいPOSシステムを目指して開発を行ったため、リユース・リサイクルショップの店舗でも扱いやすい機能が多数搭載されています。

1つ具体例を出すと、ReCOREには、7500万件を超える商品データベースが搭載されており、マスタ管理を行うことが可能です。

一般的に、在庫登録は1つずつ商品の詳細情報を記入していく必要があるため、非常に時間がかかってしまいます。

特にリユース業界の場合、商品の基本情報だけでなく、各商品の保存状態、買取額などをより細分化して管理を行う必要があり、在庫登録だけで1日の業務が終わってしまうというケースも少なくないはずです。

しかし、商品データベースを搭載したReCOREでは、在庫登録時に在庫に適したデータベースを選択することで、商品本体の詳細な情報の入力作業を省くことが可能です。
マスタ管理

例:ドライバー(親要素)

在庫状態:

  • 保存状態Bの中古ドライバー(子要素)
  • 新品のドライバー(子要素)
  • 保存状態Aの中古ドライバー(子要素)

ReCOREでは、親要素である商品を選択し、子要素の保存状態や買取額を設定するだけで在庫登録が可能になります。

そのため、在庫登録時にわざわざ親要素であるドライバーそのものの商品情報の記載が不要になります。

このように、ReCOREでは単品管理の業務工数を大幅に削減することができます。

リユース向けクラウドPOSシステムReCOREの機能をご紹介

ReCOREの機能一覧

ReCOREは、リユース業界の在庫管理効率化のためだけのシステムではありません。

ReCOREでは、リユース・リサイクル業界の業績をアップさせることを目的に開発されています。

そのため、前述した機能以外にも、在庫管理機能や、買取査定機能、EC出品機能や分析機能など、企業の業績を最大化させるための機能を多数搭載しています。

ここからは、それらの機能について具体例を踏まえながら解説していきます。

在庫管理機能

在庫管理画面

ReCOREの在庫管理機能を活用すれば、面倒な在庫管理を手軽に行うことができます。

ReCOREの基本的な在庫管理機能としては、画面上で複数店舗の在庫数や現在庫の原価や滞留日数を一目で確認が可能です。

それだけでなく、複数店舗を管理している場合には、店舗間在庫移動や、ECと実店舗の併売を行っている場合には、ECと実店舗での在庫連動も可能になります。

またReCOREでは、在庫の適正価格「ABC分析機能」も搭載しています。

ReCOREのABC機能では、販売済みの商品がどれくらいの期間で売れたかをABC3つのランクに分けて可視化することができます。

これにより、販売した商品の価格が適正だったのか判断することが可能になります。

ABC分析活用例:

  • 販売してすぐ商品が購入された → 販売価格が安かったのではないか?
  • 販売して長期間商品が購入されない → 販売価格が高すぎるのではないか?

買取査定機能

買取

買取査定業務には、商材に関する知識や業界での長年の経験などが必要になります。

リユース・リサイクルショップでは、この買取査定業務を行うことのできる人材が不足していることも1つの課題として挙げられます。

ReCOREでは、そのような問題を解決するために、買取査定機能を搭載しています。

買取査定機能では、ReCOREの7500万件以上のデータベースから過去の買取データや他店の販売価格を確認することができます。

この機能を活用することで、経験や知識の少ないスタッフでも、比較的簡単に買取査定を行うことができ、業務の属人化を防ぐことが可能です。

その他にもReCOREでは、宅配買取機能や質管理機能など、リユースの幅広い業態に対応できる機能が充実しているため、リユース業界で必要な業務を全て管理することが可能です。

EC出品機能

複数モール出品画面

売上や商品の露出を増やすために、EC出品を行いたいという企業も少なくないかと思います。

しかしながら、実店舗とECの併売を実現するためには、手間のかかる在庫連動を行う必要があります。

ReCOREでは、ECと実店舗間で在庫連動が可能なので、実店舗とECの併売を工数を削減しながら実施することができます。

また、ReCOREでは、複数ECモール同時出品機能も搭載しているので、ReCOREの画面上から、複数のモールに同時出品することも可能です。

これにより、Amazon、楽天市場、Shopify、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、ラクマなどの幅広いECモールに手軽に出品することができます。

分析機能

分析機能

ReCOREでは、ECや実店舗の売上分析、在庫分析など業績を最大化させるための分析を実行できます。

例えば、売上分析機能では、当日の売上や買取金額などの基本的な数値の可視化はもちろんのこと、在庫変動や時間や月次での売上データを確認することができます。

KPI販売画面

ReCOREでは、その他にも、商品をカテゴリーや部門別に分けて、それぞれの売上をグラフで確認することもできます。

そのため、どのジャンルの商品が顧客から人気があるかを見極めて、そのジャンルの買取を強化するなどの施策に繋げることが可能です。

会員分析では、会員の獲得状況や会員属性を画面上で確認できるだけでなく、顧客属性の絞り込みを行い、絞り込んだ顧客に対して、LINEやSMS、メールでメッセージを一斉送信することも可能です。

このように、ReCOREでは、在庫管理や売上分析と合わせて、顧客への販促活動までを一貫して行うことができるため、企業の業績を最大化させることが可能になります。

まとめ

今回は、単品管理の基本的な概念やメリット、そして単品管理におすすめなPOSシステムReCOREについてご紹介しました。

リユース業界にとって、単品管理は必要不可欠とも言えるものです。

単品管理を実現するためには、手間と時間が必要になりますが、ReCOREを導入することで、手軽に単品管理を行うことができます。

また、ReCOREでは、在庫管理機能以外にも買取査定機能や宅配買取機能、EC出品機能を搭載しているため、企業の業績アップを実現させることが可能かと思います。

本記事でReCOREについてもう少し詳しく知りたいという方は、下記のボタンから、資料ダウンロードとお問い合わせをお気軽にお試しください。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

導入相談無料! お気軽にお問い合わせください。

関連コラム一覧