メルカリShopsで在庫連携するには?ツール一覧やAPI連携、一元管理のコツをご紹介!
メルカリShopsでEC事業を行うにあたって、在庫連携は非常に重要な業務の1つです。
EC販売が軌道に乗り、商品数の増加や複数ECモールでの併売などを検討する際に
- メルカリShopsと連携可能なツールを知りたい
- 在庫管理ツールの機能やメリット・デメリットを一覧したい
- ツールを導入した際の在庫管理の流れのイメージを掴みたい
といった悩みを持った人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、そのような悩みをお持ちの方に向けてメルカリShopsと在庫連携ができるツールの種類や、ECを一元管理できるおすすめの在庫連携システムを徹底比較しながら紹介します。
記事後半では安価で使いやすいツールもご紹介するので、ぜひ自分に合ったものを見つけてください。
目次
メルカリShopsで在庫連携をする方法とは?
メルカリShopsは、メルカリ内にネットショップを作ることができるサービスであり、通常のメルカリアカウントと異なり、法人や個人事業主の出品が許可されているので、EC事業を行っている方の多くが利用しているのが特徴です。
メルカリShopsをご利用の方の中には、商品数の増加や他モールへの併売に伴って、在庫連携に課題を抱えている方もいらっしゃると思います。
そこでここからは、在庫連携を行う主な方法の「手動での在庫連携」「ツールでの在庫連携」「出品代行での在庫連携」の3つをご紹介いたします。
手動での在庫連携
1つ目の方法が、エクセルなどの表計算ソフトを使用して手動で在庫管理を行う方法です。
在庫ごとに商品コードを決め、入庫日や出庫日、数量などの各項目を入力します。
表計算ソフトを利用するメリットは「手軽に無料ではじめられる点」です。
エクセルは無料で簡単に導入でき、在庫管理用のテンプレートもネット上に公開されているため、最初から自分で作る手間が省けます。
ただし、「在庫データの入力が手間で、リアルタイムの在庫状況を把握するのが難しい」という欠点があります。商品数や店舗数が増えると、エクセルの動作が遅くなったり、フリーズやデータ破損のリスクも高まります。
さらに、エクセルは同時に複数人で操作したり、リアルタイムで在庫を確認することが難しいため、複数の担当者で管理したり、販売業務の効率化を目指す場合には不向きです。
そのためエクセルは、商品の取引数が少ない事業を行う方におすすめの方法です。
ツールでの在庫連携
2つ目の方法はツールを用いて在庫連携をする方法です。
在庫管理に特化した「zaico」や、販売業務全体を一元管理できる「セルモア」といったツールがあります。
これらを使うことで「在庫管理の精度向上」「効率化」「データ蓄積」が可能になります。
具体的にはデジタルで商品を追跡し、商品登録や棚卸し、会計処理などを効率化し、ミスを減らし、リアルタイムで売上や販売場所を集計・可視化できるのもメリットです。
一方で、「導入コストや準備」がデメリットとなり、商品数や売上が少ない場合には不向きです。
しかし、最近では低価格なシステムもあり、事業拡大を考える方は検討してみる価値があります。
ツールの種類については次の章や記事後半で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
出品代行での在庫連携
出品代行サービスを利用するという方法もあります。
このサービスでは、仕入れた商品を送るだけで、撮影、梱包、発送など、出品から在庫管理までの業務をすべて代行してくれます。そのため、ネットショップの知識がなくても簡単に始められ、作業の手間も大幅に削減できます。
ただし、出品代行サービスはネットショップと実店舗での同時販売ができない場合があるため、その点は注意が必要です。ネットショップ運営を手軽に始めたい方や、業務負担を減らしたい方にはおすすめです。
メルカリShopsと在庫連携ができるツールとは?
ここまでメルカリShopsとの在庫連携の方法についてお伝えしましたが、どの方法を選べばいいか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
結論としては、在庫連携にはツールの導入が最もおすすめです。
手作業での在庫管理も可能ではありますが、商品の取り下げ忘れや二重発注といったミスが起こりやすく、手動での管理には時間や手間もかかります。これらを考慮すると、在庫連携ツールの利用が効率的です。
さらに、複数のモールへの出品や受注・発注管理機能を持ちつつ、コストパフォーマンスに優れた低価格のツールもあるため、費用が心配な方でも選択肢に入れる価値があります。
ここからは、メルカリShopsと連携可能なツールについて詳しく解説いたします。
一覧表:メルカリShopsと在庫連携が可能なツール
ツール | 主な機能 | 初期+月額料金 |
セルモア | 在庫連携,在庫連携,受注管理,複数EC同時出品,売上管理,価格一括変更機能 | 0+11000円 |
ReCORE | 在庫連携,受注管理,実店舗EC在庫連携,複数EC出品,顧客・従業員管理,LINE連携 | 0+16500円〜(買取プラン) |
WASABI SWITCH | 複数EC出品,在庫連携,受注管理,買取査定管理 | 0円+0円〜(従量課金制) |
らくらく在庫 | 在庫連携,顧客管理,メール管理,一括商品登録(メルカリShops) | 0円+3000円〜(従量課金制) |
U-SHOP Gateway SaaS | 在庫連携,複数EC出品,無限自動出品(ヤフーショッピング) | 0円+12000円〜 |
CROSS MALL | 在庫連携,受注管理,商品登録,商品複製,発注・仕入管理,注文分析 | 0円+5000円〜(従量課金制) |
GoQSystem | 在庫連携,受注管理,商品管理,物流管理,売上管理 | 30000円〜+0円〜(従量課金制) |
OMRIS | 在庫連携,受注管理,実店舗EC在庫連携,複数EC出品,顧客管理 | 0円+29800円〜(従量課金制) |
JUNGLE | 在庫連携,受注管理,顧客・売上管理,複数EC出品 | 0円+5500円〜(ベーシック) |
ECサイトマネージャー | 在庫連携,受注管理,複数EC出品,一括商品登録 | 0円+5000円〜(従量課金制) |
特攻店長 | 在庫連携,商品管理,複数EC出品,受注管理,売上管理 | 0円+10000円〜(キャンペーン中) |
速販UX | 受注管理,在庫連携,商品管理,複数EC出品 | 30000円+8000円〜 |
eコンビニ | 在庫連携,商品管理,複数EC出品,受注管理 | 0円+1500円〜(従量課金制) |
ラクダス | 在庫連携,商品管理,複数EC出品,受注管理,スマホ対応 | 0円+980円〜 |
ネクストエンジン | 在庫連携,受注管理,商品登録,倉庫連携,POS連携,発注仕入,メール送信 | 0円+3000円〜(従量課金制) |
助ネコ | 在庫連携,受注管理,商品登録,発注管理,Web領収書,アプリ機能 | 30000円+2000円〜(従量課金制) |
RDX | 在庫管理,商品管理,複数EC出品,受注管理,外国語対応,越境EC代行,SNS自動作成 | お問い合わせ |
LOGILESS | 在庫連携,商品管理,複数EC出品,受注管理,メール送信 | 0円+20000円〜(従量課金制) |
テンポスター | 在庫連携,受注管理,商品管理,外部連携機能(決済,伝票,物流) | 0円+10,000円〜(定額制or従量課金制) |
アシスト店長 | 在庫連携,受注管理,顧客管理,分析機能,発送処理,メール送信 | 30000円〜+25000円〜(従量課金制) |
タテンポガイド | 在庫連携,受注管理,商品管理,入金管理,配送管理,顧客管理 | 0円+11000円 |
店舗アップ♪/頑張れ♪店長! | 在庫連携,受注管理,商品管理,発送管理,電話・ファックス管理 | 440000円(買取制) |
mylogi | 在庫連携,受注代行,ささげ業務,物流代行 | 0円+15000円〜(従量課金制) |
スマレジ | 在庫連携,受注管理,売上分析,顧客管理,複数店舗管理,外部システム連携,レジ管理 | 0円〜5500円〜(プレミアム) |
上記がメルカリShopsと在庫連携が可能なツールです。
しかし、これだけ見ても、どのツールをどの基準で選べばいいのかと迷ってしまう方もいらっしゃると思います。
そこで、ここからは利益が取れるツールの選び方についてご説明いたします。
在庫連携ツールを選ぶポイント1:料金
在庫連携ツールを導入する際には、自分に合った料金プランや料金体系を選ぶことが非常に重要です。
例えば、「セルモア」のように一定の月額料金がかかるプランや、「ネクストエンジン」のように受注数に応じた従量課金制のプランなど、さまざまな選択肢があります。
さらに、月額制だけでなく、店舗アップのように一度購入すれば永久に利用できる買い切り型のツールもあるため、自社の運営スタイルに最適なプランを選ぶことが大切です。
在庫連携ツールを選ぶポイント2:機能
在庫連携ツールを導入する際には、自社に合った機能を選ぶことが非常に重要です。たとえば、在庫連携に特化した「ラクラク在庫」や、実店舗とECの在庫連携ができる「ReCORE」など、ツールごとに独自の機能や特徴があります。
さらに、既に導入しているシステムやECモールと連携できるかどうかも、ツール選定において欠かせないポイントです。
在庫連携ツールを選ぶポイント3:連携方式
在庫連携には、CSV取込かAPI連携の2つのシステム連携方式があります。
CSV取込で在庫連携を行うやり方としては、メルカリShopsや各モールからCSV形式等のファイルに出力し、一元管理システムに送信することで連携する方法です。
CSVデータは、データベースで利用され、互換性と汎用性が高く、システム間でのデータ交換によく用いられるファイル形式ですが、この方法では定期的に手動で更新する必要があり、リアルタイムでの状況把握には適していません。
API連携とはソフトウェア間の通信を行って複数のシステムを連携させる方法です。
API連携をすることで、購入された商品の情報がリアルタイムで倉庫管理システムに伝えられ、在庫の確認や補充を迅速に行うことができます。
これらの項目をもとに自分の運用に合うツールを選定しましょう。
在庫連携ツールを選ぶポイント4:無料トライアルやデモ使用の有無
導入したいEC一元管理システムに無料体験期間やデモ機の使用ができる場合には、契約前に実際に使用感を確かめてみることもおすすめです。
実際に使ってみることで「便利だと思っていた機能が実はそんなに必要なかった」などの新たな発見があるため、無料で体験できるのであれば積極的に使って、使用感を確かめてみましょう。
在庫連携はAPI連携がおすすめ
先ほど、在庫連携の方式にはCSV取込とAPI連携の2つの方法があると説明させていただきましたが、在庫連携にはAPI連携されているツールを選ぶことがおすすめです。
ここからは、API連携されている在庫連携ツールを用いるメリットをご説明いたします。
おすすめ理由1:自動連携で業務効率化が可能
API連携されている在庫連携ツールを用いることで、業務効率化が図れます。
人手を介さず、システム間でデータの自動連携が行われるため、手動の在庫連携やCSV連携に比べて、在庫管理の作業の工数を減らすことができます。
特に、複数のECモールや他システムを利用している場合に効果が高いです。
おすすめ理由2:リアルタイムでのデータ更新が可能
API連携されている在庫連携ツールを用いることで、リアルタイムでのデータ更新が可能になります。
API連携により、在庫や注文情報がリアルタイムでシステムに反映され、在庫状況や注文状況の可視化が可能になります。
このデータをもとに、発注や管理ができるため、在庫切れ、過剰在庫のリスクを防げる他、新たな施策を立てることも可能になります。
おすすめ理由3:エラーやミスの削減
API連携されている在庫連携ツールを用いることで、ミスの防止が期待できます。
手動でのデータ入力に比べ、自動的にデータが転送されるため、ヒューマンエラーの発生率が低下し、ミスによるコストや対応時間の削減につながります。
メルカリshopsやECモールごとにAPI連携が可能なシステムが異なりますので、API連携できている一元管理システムの導入をおすすめします。
メルカリShopsとAPI連携ができるシステムの在庫機能
API連携が可能な一元管理システムを導入することで、飛躍的に業務効率の改善や経費の削減を実現することができます。
メルカリShopsとAPI連携できるシステムを使うことで実際に出品業務がどのように改善できるのか、イメージが湧かない方も多いと思うので、ここでは具体的な効果を3つに分けて解説していきます。
API連携による複数モールの在庫情報の自動同期
従来、複数ECモールで商品を販売していると、売れた商品を確認し、購入されたモール以外の在庫を手動で変更する(または取り下げる)作業が必要でしたが、それらの作業を削減することができるのがAPI連携可能な一元管理システムです。
API連携可能なシステムの導入していないと抱えやすい、取り下げ漏れやダブル発注といったミスやトラブルを1つのツールで解消することができます。
API連携可能な一元管理システムを用いると、複数の販売チャネル間での在庫情報をリアルタイムで同期し、一元管理することができます。
1つのECモールで商品が購入されると、システムが在庫の同期を行い、わずか10分程度のタイムラグで、他のモールでもその商品の在庫数が自動で変更(または取り下げ)されます。
そのため、ミスやトラブルを格段に減らすことができるほか、作業量が減って人件費を削減することもできます。
API連携によるモール毎の一括価格改定
API連携できる一元管理システムでは、ECモール上に出品した商品価格の一括改定が可能です。
各モールごとに販売を行っている事業者の方はモールごとに手数料などを考慮した値下げ価格の検討やモールごとに値下げ処理を行う必要があり手間が大きいです。
一元管理システムではモール毎に〇%の値下げや〇〇円引きなどの処理を一括で行うことができます。
さらに、定価+送料という形で商品価格を換算したり、定価のみの割引にすることも可能なため、手数料を考慮した値下げができます。
API連携による複数モールの受注状況の一元管理
API連携が可能な一元管理システムを使用することで、複数モールの受注状況を1画面で把握することができたり、各モールでの受注から発送までにかかる手間を大幅削減することができます。
複数モールへの出品・受注状況を1画面で確認することができるので、受注の確認漏れのリスクを削減することができます。
さらに、EC一元管理システムでは発送の際の伝票の情報朋紐づけすることができるため、発送の業務も業務量を削減することができます。
メルカリShopsとAPIで在庫連携可能なECシステム4選
在庫連携を行うためには、ECモールとAPI連携が行われている一元管理システムの導入の検討をおすすめします。
ここでは目的別に代表的な4ツールを紹介しているので、自社の特徴に合ったツールの導入を検討してください。
セルモア
在庫連携システム「セルモア」は、複数ECモールへの併売を簡単に行うことのできる在庫連携システムです。
中でも、リユースの商品をネットショップで販売したい人に特におすすめな在庫連携システムです。
セルモアでは、複数のECモールへの同時出品はもちろん、在庫管理や受注管理、売上管理などのEC運営に必要な機能が一通り搭載されています。
またセルモアは、どれだけ使用しても月額11,000円(税込)で使用することができるので、スモールビジネスを行う方などでも気軽にお使いいただけます。
さらに、はじめの1ヶ月は無料トライアルの期間もありますので、試しに使用することも可能です。
ReCORE
「ReCORE」は、在庫連携システム「セルモア」のEC機能に加え、実店舗とEC間の在庫連動、顧客管理による販促メッセージの送信、買取査定アシスト機能や分析機能などを搭載したクラウド型POSシステムです。
EC事業のみを行っている方であれば、上記で紹介した「セルモア」の機能だけでも十分かもしれません。
しかし、実店舗とEC両方を運営している方などにとっては、実店舗とECの在庫や売上、顧客情報などすべてを一元管理したいと考える方も多いと思います。
ReCOREでは、ECと実店舗の併売を効率的に実施する次世代の小売・リユース店舗の「業績アップ」に貢献することが可能です。
ネクストエンジン
「ネクストエンジン」は、EC運営にかかるコストを削減する機能を豊富に搭載した在庫連携システムです。
先に挙げた「セルモア」や「ReCORE」とは異なり、どちらかといえば新品の商品のオンライン販売を行いたい方におすすめな在庫連携システムです。
ネクストエンジンは、アプリを用いて機能をカスタマイズ・追加することもできるため、事業規模や社会環境の変化にも柔軟に対応していくことができます。
また、導入支援、運用支援、活用支援などのサポートも充実しているため、各事業者に最適な支援を提供することができます。
スマレジ
「スマレジ」は、企業ごとの運用方法に合わせた柔軟な使い方が可能な在庫連携システムです。
在庫管理、商品管理、顧客管理など、130以上の機能から必要なものだけ選んで導入するシステムで、幅広い業種・業界で使われているクラウドPOSレジシステムと言えます。
新品の商品を売る場合も、EC事業だけを行っている場合であれば「ネクストエンジン」で十分かもしれませんが、実店舗とECの在庫や売上、顧客情報などすべてを一元管理できるので、実店舗とEC両方を運営している方などに非常におすすめなシステムと言えます。
【主要7モールとAPI連携】コスパ良く売上を増やせる「セルモア」とは?
「セルモア」は、複数ECモールへの併売を簡単に行える在庫連携システムで、複数モールの在庫の自動同期、モール毎の一括価格改定、受注状況の一元管理などが行えます。
どれだけ使用しても月額11,000円(税込)で使用することができるので、スモールビジネスを行う方も気軽にお使いいただけます。
さらに、1ヶ月は無料トライアルの期間もありますので、試しに使用することも可能です。
メルカリShopsと公式API連携、ほか6モールと在庫連携できる
「セルモア」はメルカリShopsとAPI連携を行っているため、メルカリShops内に出品を行うことができます。
「セルモア」では、複数ECモールでの同時出品、在庫連動、受注一元管理、発送、価格の一括改定などが可能で、メルカリShops以外にも
- 楽天市場
- 楽天ラクマ
- Amazon
- Yahoo!オークション
- Yahoo!ショッピング
- Shopify
の6モールと連携でき、それぞれのモールの状況を自動取得、在庫への反映を行えます。
テンプレートの作成・活用で出品効率が大幅に上がる
「セルモア」では、商品の出品情報のテンプレートを作成・活用も可能です。
実際に販売する商品の中には、カテゴリや型番、サイズなどが同じ類似商品が多数存在する場合が多いと思います。
そのような共通の項目をテンプレート化しておけば、1商品ごとの入力の手間が格段に省け、出品スピードが大幅に向上します。
また、複数モールへの同時出品も可能なので、1モール分の情報入力で、連携済みの全ての販売チャネルに対してワンクリック出品が実現できます。
テンプレートの活用と、7つのモールとのシステム連携によって、最短2分で7モールへの同時出品が可能になります。
商品登録数、受注件数、モール数に従量課金も制約もない
「セルモア」はどれだけ使用しても月額11,000円(税込)で利用することができます。
他のシステムでは、商品登録数や受注件数、出品するモール数などによって従量課金があったり、これらの項目に制約があったりする場合がほとんどです。
しかし、「セルモア」では上記を気にすることなく利用できるので、将来的にビジネスを拡大させようと考えている人も気兼ねなく利用することができるでしょう。
思う存分、多くの商品を登録し、複数モールでショップを展開していただければと思います。
セルモアを活用した際の在庫連携の流れ
ここからは、セルモアの実際の操作画面を使いながら、在庫連携の流れを確認していきましょう。
ステップ0:連携したいモールのアカウントを接続しておく
はじめに、連携したいECモールのアカウントをセルモアに接続しておきましょう。
セルモアの画面上で、連携したいモールをクリックして、アクセストークンを入力すればAPI連携ができます。
アクセストークンは、各モールの管理画面から取得できます。
例えばメルカリShopsの場合は、ショップ管理画面で
「設定」→「拡張機能」→「アクセストークンの発行」
の順に選択することで、トークンを取得できます。
取得したトークンをセルモアに入力すれば接続完了です。
ステップ1:複数モールを選択して同時に出品する
複数モールに商品を同時を行う方法について紹介します。
まず出品したい商品を選択し、画像とタイトル、価格と数量などを入力します。
その後、出品先を選ぶ項目が表示されるので、ここで接続したモールを選択しましょう。
接続したモールのすべてを選択することも一部だけを選択することも可能ですが、いずれにせよ、一度の情報入力で複数のモールに出品することが可能となっています。
モールを選択した後は、出品に必要な詳細情報を入力し、最後に「1件を出品する」というボタンを押すと出品を行うことができます。
なお、「ECテンプレート」から何度も繰り返し行うような出品作業をテンプレート化しておけば、出品テンプレートを選択するだけで簡単に出品を実施できます。
ステップ2:受注が入ると自動で他モールから取り下げられる
出品した商品が1つのモールで受注すると、他のモールの在庫についてもセルモアが自動で同期できます。
例えば、メルカリShopsとYahoo!ショッピングに5個の商品を同時出品して、メルカリShopsで1個受注したとき、Yahoo!ショッピングの在庫も自動で4個になります。
また、在庫が0になったときには、受注したモールだけでなく他のモールからも自動で出品が取り消されます。
そのため、複数モール併売で起こりがちな、取り下げ漏れやダブル発注といったミスやトラブルを避けられるだけでなく、非効率な作業を減らして人件費を削減することもできます。
ステップ3:受注後もステータスに自動で反映される
セルモアでは、複数モールの受注状況も一元管理することができます。
各モールの管理画面を開かなくても、どの商品がどのモールから売れたのか、注文日や出荷日、注文者の情報、支払方法などが一覧できます。
さらに、「未出荷」「出荷済み」「キャンセル済み」といったステータスについてもリアルタイムで反映されるので、受注管理や在庫管理を簡単に行うことができます。
さらに徹底した在庫管理を行いたいならReCORE
「ReCORE」では、上記で紹介した「セルモア」の機能に加えて、1億件以上の商品データを搭載した商品マスタや、棚番号ごとに在庫管理を行うことが可能です。
- 「抱えている在庫数が多すぎて、在庫管理に時間がかかっている」
- 「在庫が多すぎてどこに在庫を保管しているかわからなくなっている」
このような悩みを抱えている方には、ReCOREがおすすめです。
また、ReCOREはクラウド型POSシステムなので、ECだけでなく実店舗を運営している方にもお使いいただけます。
実店舗とECの在庫連携も可能なので、実店舗とECで「併売」を行い、在庫回転数を向上させるようなオペレーションを構築することも可能です。
ECの在庫管理を強化したい方や実店舗とECを一元管理したい方は、ぜひ一度ReCOREの導入をご検討ください。
まとめ
本記事では、メルカリShopsで在庫連携する方法とともに、実際に在庫連携ができるECシステムを紹介しました。
ECシステムを導入することで、複数のモールで併売することができるほか、出品や受注の際の手間も大幅に省くことが可能となります。
また、今回ご紹介した「セルモア」は、低価格にも関わらず、メルカリShopsと正式にAPI連携を行っており、ペナルティのリスク無しにEC業務の効率化を実現できます。
セルモアは無料トライアルを利用することができるため、興味のある方はぜひ一度「セルモア」をお試しください。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。