リユース事業者のためのEC効率化戦略!時間とコストを削減!
近年リユース事業においてもECという販売チャネルを持つことが一般的になってきました。
店舗とECの連携によるスムーズな店舗運営は、リユース事業に新たな価値をもたらし、競争力を高めることにもつながります。
その一方で、リユース品はそれぞれの商品が一点もので価値も変動するため、ECの難易度が高いという声も見かけます。
ECの出品や併売にお悩みを持つリユース事業者の方々はかなり多く存在します。
例えば、
- EC出品することに時間や手間がかかる上に、あまり反響がよくない
- 店舗やECで併売中の商品が2重で売れてしまい、クレームが来てしまった
- 色々な商品を出品していて、在庫のデータ管理が追いついていない
ことはよくお見かけするお悩みです。
そんな方々に向けて本記事では、リユース事業者がよく抱えるお悩みやシステムと外部委託という対処法、システムによる解決策の深掘りについて丁寧に解説していきます。
最後にはおすすめのシステムについても紹介していますので、ぜひご一読ください。
目次
リユース事業のEC業務でよくあるお悩み
ECを活用したリユース事業では、様々な課題に直面することがあります。
特に、商品の出品や併売に関連する業務では、多くの時間と手間が必要となり、これらの課題を効率的に解決することが事業の成功に直結します。
よくあるお悩みを2つご紹介していますので、自社の状況と比較しながら読んでみてください。
EC出品することに時間や手間がかかってしまう
リユース商品はその性質上、全ての商品が一点ものであるため、商品ごとに詳細な情報の入力が必要です。
商品の状態や特徴を正確に伝えるための詳細な説明文の作成や、魅力的な商品写真の撮影など業務が発生します。
商品の状態を伝えることの難しさも、リユース事業における大きな課題の一つです。
特に、使用感や細かな傷など、オンラインで購入を検討する顧客にとって重要な情報を、文章や写真で伝えることは容易ではありません。
これらの情報が不十分だと、顧客の期待と実際の商品の状態との間にギャップが生じる可能性があり、クレームや返品の原因となり得ます。
さらに、複数のECモールに同じ商品を出品する場合、同じ情報を複数回入力する必要があり、大きな手間と時間がかかってしまいます。
店舗やECで併売中の商品が2重で売れてしまう
リユース商品を店舗と複数のECプラットフォームで併売する場合、受注管理の複雑さが課題として挙げられます。
複数のチャネルで多くの商品の販売を行っている場合、どの商品がどの販売チャネルで購入されたのか、発送できているかなどの把握、キャンセルの対応など、管理業務の負荷が大きくなります。
特によくあるのが、中古品の一点物である特性があるため、重複で注文を受け付けることができず、顧客からのクレームになってしまうということです。
リユース商品を店舗と複数のECプラットフォームでの併売は、売れた商品の在庫を他の販売チャネルから迅速に取り下げる必要性が課題として挙げられます。
併売の管理を怠ると顧客満足度の低下に直結するため、的確にこれらの課題に対処していく必要があります。
対処法としては、出品作業を簡略化するツールの導入や、在庫管理システムの活用がおすすめです。
システムを活用することで、詳細な商品情報の共有や、ECプラットフォームとの連携の強化、引いては迅速な在庫調整が可能になります。
EC併売業務の複数チャネルでの併売における在庫管理の効率化と、顧客満足度の向上を両立させることを目指しましょう。
店舗とECのデータの一元管理ができていない
リユース事業での店舗とECプラットフォーム間でのデータの一元管理の不備も、大きな課題の一つです。
商品データ、在庫状況、顧客情報などが各販売チャネルで個別に管理されている場合、情報の齟齬が生じ、効率的な業務運営を妨げることがあります。
例えば、上記でも取り上げた店舗で販売した商品がECプラットフォーム上の在庫から即座に削除されないと、オンラインでの販売時に在庫切れのトラブルが発生することは分かりやすい例でしょう。
また、顧客データの不整合は、マーケティング活動の効果を低下させる原因となり得ます。
顧客が店舗とオンラインの両方で購入しているにも関わらず、それらが異なるデータとして管理されている場合、顧客へのパーソナライズされたコミュニケーションやプロモーションの機会を逃すことになります。
この問題に対処するためには、店舗とECプラットフォーム間でリアルタイムにデータを共有できるシステムの導入がおすすめです。
リユース事業のECのお悩みの対処法とは?
EC販売の効率を上げることは、リユース事業を運営する上で欠かせない要素です。
特に商品の出品や在庫管理、受注処理などのお悩みになりやすい業務を簡略化し、よりスムーズに運営を行う方法は、事業者の方々にとって関心が高いところではないでしょうか。
ここでは、EC販売を簡略化するための有効な方法を紹介します。
ECを管理するシステムを導入する
EC販売の簡略化には専用の管理システムの導入が効果的です。
システムを活用することで、商品の在庫管理から出品、併売、受注といった複数の業務プロセスを一元的に管理し、効率化することが可能になります。
特に、複数のECモールや自社ECサイトとの連携が可能なシステムを導入することで、システム内出品や在庫情報の一元管理が実現します。
結果として、日常的にECの管理で発生する繁雑な業務コストと人的ミスを大幅に削減することができます。
近年のシステムは月1万円前後から導入可能なものも登場し、導入コストもかなり低くなっているため、事業の規模を問わず全てのECを活用するリユース事業者に手軽なものになってきています。
ささげ/出品代行で業務を委託する
商品の撮影、採寸、出品作業などの前段階の業務に大きなお悩みを抱えている場合、これらの業務を専門の代行サービスに委託することも有効な戦略です。
ささげ代行サービスや出品代行サービスは、商品の撮影、採寸、原稿作成といった基本的な出品準備業務から、EC出品後の保管、受注管理、発送までを代行します。
サービスを利用することで、出品に関わる作業負担を軽減し、EC販売の効率を大幅に向上させることができます。
これらのサービスを利用する最大のメリットは、出品に関連する業務の専門化と効率化です。
プロフェッショナルなサービスによる、高品質な商品写真の撮影や魅力的な商品説明の作成など、販売効果を高める要素を強化できます。
しかし、サービスを利用するデメリットとして、手数料がかかることや、委託しても商品が必ず売れるとは限らないことは念頭に置いておきましょう。
適切な管理システムの導入や、効果的な業務委託により、よりスムーズかつ効率的なEC販売の運営を目指しましょう。
EC管理システムが可能にすること
EC管理システムの導入は、リユース事業におけるEC販売の革命とも言える進化をもたらします。
単に販売プロセスを効率化するだけでなく、ビジネス運営の質を根本から変える様々な機能を提供します。
以下に。EC管理システムが可能にする主な機能とそのメリットを詳細に解説します。
出品時の情報入力の自動化
出品情報の入力の手間は、システムの自動化によって大半削減できます。
具体的なシステムの機能としてはまず、買取・仕入時に在庫登録した詳細情報をシステムがそのままEC出品の情報入力に当てはめてくれます。
もう1つの主な機能は、システム内のテンプレート機能によって、類似性の高い商品が多い部分のテンプレートを作成し、汎用できます。
この2つの機能によって出品時の手間は削減され、事業者は商品の選定や顧客サービスなど他の重要な業務により多くの時間を割くことができます。
複数ECへの一括出品
システムによっては、複数のECモールや自社ECサイトでの一括出品を可能にするものも存在します。
一括出品機能を兼ね備えたシステム内で商品情報を一度入力すれば、複数のECモールへの一括出品が可能になります。
従来であれば、それぞれのモールでアカウントにログインして商品情報を打ち込むという出品の手続きをしなければならないという手間を削減し、大幅な時間節約と効率化を実現します。
例えば弊社のReCOREというシステムでは、情報入力の自動化と合わせて最大EC7モールとの連携によって、最短4クリック2分で7モールへの出品が可能です。
複数ECへの出品でお困りの方はシステム内で一括出品・管理ができるシステムを選ぶことがおすすめです。
在庫連携の最適化
EC管理システムは、複数の販売チャネル間での在庫情報をリアルタイムで同期し、一元管理します。
これにより、システムが自動で在庫調整を行い、販売された商品の在庫を即座に他チャネルから削除することで、売り違いや在庫過剰のリスクを大幅に低減します。
また、在庫内の滞留期間の長い売れていない商品を選別し、複数チャネルでの値段を一括で下げるなど在庫管理の精度を高めることができます。
システムでの在庫の連携は、実店舗と複数EC間での併売の大きな悩みを解消してくれます。
受注・決済管理の効率化
受注後のプロセスもEC管理システムによって大幅に効率化されます。
システムによって、購入された商品の入金・出荷情報や、購入者の氏名や届け先等の顧客情報の確認がシステム内で一元可能になります。
さらに決済処理の自動化によって、財務管理の正確性が向上し、売上の即時把握が可能になります。
さらに注文受付や発送連絡も、システム内で作成されたテンプレートの自動送信ができます。
受注情報の自動収集・管理により、注文処理の迅速化が実現し、顧客満足度の向上に貢献します。
売上データの管理・分析
EC管理システムは、収集された売上データを基に、詳細な分析を行い、販売戦略の最適化をサポートします。
商品ごとの売上動向、顧客の購買行動パターン、季節やキャンペーンごとの効果分析など、豊富なデータを活用して、より効果的なマーケティング戦略を立案することが可能です。
EC管理システムの導入は、リユース事業におけるEC販売の効率化だけでなく、ビジネスの成長と発展を促進するための強力なツールです。
自動化と最適化を通じて、事業者はより高い顧客満足度を実現し、競争の激しい市場での優位性を確保することができます。
リユース事業者がEC管理システムの選ぶ際のポイント
EC管理システムの選定は、リユース事業のオンライン販売戦略においてもその先の拡大を見越しても、重要な意思決定の一つです。
適切なシステムを選択することで、業務の効率化はもちろん、顧客満足度の向上とビジネスの成長を実現することが可能になります。
料金形態や柔軟性、連携ECモールの対応範囲、顧客管理によるリピート客の育成・集客が可能かどうかを検討することが、成功へのカギとなります。
ここでは詳しくEC管理システムを際のポイントを解説していきます。
適切なEC機能の搭載
EC管理システムの導入を考える際に、当然最初に考慮すべきものは搭載されているEC機能が悩みに対して適切に対応しているかです。
よくあるお悩みとして今回は、「出品が手間であること」と「併売が難しいこと」の2つを挙げ、悩みに対してシステムでは、出品情報の自動化や複数ECモールへの一括出品、在庫の同期などが可能なため、簡略化できることを記載してきました。
各社が提供するそれぞれのシステムの詳細の機能によってどう簡略化できるのかどうか異なります。
本記事を参考にしながら、自社にどのような機能を搭載したシステムが必要なのか考えてみてください。
料金プランの確認
EC管理システムの導入には、料金プランを事前に確認することが必要です。
システムによって料金形態は大きく異なり、初期費用が必要なものや月額利用料が発生するもの、取引量に応じて料金が変動するものなど、様々です。
自社のビジネス規模や販売量を考慮し、最も費用対効果の高いプランを選択することが重要です。
また、店舗の規模が拡大した際に料金プランによって、必要に応じてオプションを追加できたり、追加料金で対応できるかなどの柔軟性についても確認しておくことが大切です。
連携しているECモールの範囲
自社が既に利用している、または将来的に利用を検討しているECモールとの連携可能性も、選定の重要なポイントです。
多くのリユース事業者は、複数のECモールに商品を出品するため、システムがこれらのプラットフォームとスムーズに連携できるかが業務の効率に直結します。
出品したいECモールが未対応だった場合、当モールのみ個別に運用する必要があるため、非効率な運営になってしまいます。
また、システムが自社のECサイトとの統合が可能かどうかも、一貫した顧客体験を提供する上で重要な要素です。
顧客管理機能の有無
顧客管理機能は、リピート顧客の獲得や顧客満足度の向上に不可欠です。
EC管理システムには、顧客データベースの管理、購入履歴に基づくマーケティング活動、パーソナライズされたコミュニケーションの自動化など、顧客関係を強化するための機能が備わっている場合があります。
顧客の購買行動を分析し、効果的な販促活動を行うためには、これらの機能が充実しているシステムを選択することが望ましいです。
例えば「ReCORE」の顧客管理機能では、会員化した顧客を購入条件や来店状況によって絞り込み、SMSやメール、LINEなどで顧客属性に適した販促メッセージやクーポンをを送信することが可能です。
ECだけでなく店舗との顧客情報の連携が可能であれば、より高度な顧客体験を提供できるでしょう。
リユースの実店舗とECの完全連携を目指すならReCORE
ここまでEC出品やEC併売に関してシステムで可能になることやシステムを選ぶ際のポイントについて解説してきました。
リユース事業者のECに関する様々なお悩みに対して、リユースとECのプロである弊社が開発したシステム「ReCORE」と「セルモア」について簡単に紹介していきます。
弊社のReCOREとセルモアは共に、上記の「出品時の情報入力の自動化、複数ECへの一括出品、在庫連携の最適化、受注・決済管理の効率化、売上データの管理・分析」を可能にします。
ReCOREは、リユースの実店舗でのPOSシステムをベースに、会計機能、在庫管理機能、顧客管理機能、EC機能などを備えたリユースの店舗を丸ごと網羅するシステムです。
また、実店舗とECのあらゆるデータを一元管理することで、業績改善や売上アップを実現することが可能です。
実店舗を持っていて業務全体を効率化していきたい方や在庫点数が多いネットショップを運営している方、販売チャネルや店舗数などリユース事業を拡大していきたい方にはReCOREがおすすめです。
一方でセルモアは、ReCOREのEC関連機能のみを取り出したEC一元管理システムで、EC業務のみを低コストで管理したい方におすすめです。
まず、ReCOREの機能について紹介していきます。
複数EC出品・併売機能
ReCORE | セルモア | |
---|---|---|
複数EC出品・併売機能 | ○ | ○ |
複数ECモール簡単同時出品 | ○ | ○ |
複数ECモール一括価格改定 | ○ | ○ |
複数ECモール間在庫連動 | ○ | ○ |
複数ECモール受注管理 | ○ | ○ |
ヤマト・佐川送り状連携 | ○ | ○ |
実店舗EC間在庫管理機能 | ○ | × |
実店舗EC間顧客管理機能 | ○ | × |
KPI分析機能 | ○ | × |
店頭販売・買取機能 | ○ | × |
ReCOREは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopifyの国内7モールとシステム内で連携しており、これらのECプラットフォームでの複数同時出品、併売を可能にする機能を搭載しています。
この複数EC出品・併売機能に関して、同様の機能がセルモアにも搭載されています。
ここではEC業務を圧倒的に効率化する5つの主要な機能について解説していきます。
複数ECモール簡単同時出品
ReCOREでは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopifyのうち複数のECモールへの同時出品が可能です。
自社内で持っているECモールのアカウントを登録しておくことでReCORE内の出品先項目から選択し、同時出品することが可能になります。
この機能により、各ECモールの出品画面からそれぞれ出品を行う非効率な業務から脱却することができます。
また、ReCOREではジャンルやモールごとにECテンプレートを作成することも可能です。
あらかじめ作成しておいたテンプレートを選択するだけで出品を行うことができるため、出品のたびに商品情報を入力する手間を省くことができます。
これらの機能を活用することで、最短2分で複数ECモールへの同時出品が可能になります。
複数ECモールの一括価格改定
ReCOREでは、ECモール毎に出品した商品価格の一括改定が可能です。
各ECモールではそれぞれ利用手数料や販売手数料が異なるため、ECモールによって販売価格を柔軟に変更したいと考える方も少なくないかと思います。
例えば、「メルカリShopsで販売している商品は店頭価格から10%値上げして販売する」といったように、自社の利益率を意識した価格変更を手軽に行うことができます。
また、在庫の滞留期間毎に複数ECモールを横断して価格を改定することも可能です。
例えば、「販売開始から30日経った商品を一括で10%に販売する」といったように、在庫の回転率を意識した価格変更も行うことができます。
この機能をうまく活用することで、ECモールごとにセールを行うことや在庫の調整を行うことなども可能になるため、EC販売の効果を最大化させることに繋がります。
複数ECモールの在庫連動
複数のECモールへ出品を行うと、在庫管理が複雑化し、在庫切れの商品が購入されてしまう「売れ違い」などのリスクが高まってしまいます。
ReCOREによって、複数のECモールの自動で在庫連携をすることで、販売された商品を即座に他チャネルの出品を取り下げ、売り違いを防ぐことができます。
受注だけでなく、仕入や返品にも
また、売上分析も可能なので、どのジャンルのどの商品が売れたかを分析し、仕入れる商品を適正化することもできます。
在庫を正確に管理し、売上分析で分析を行うことで、過剰在庫や欠品を防ぎ利益向上を実現します。
複数ECモール受注管理
複数のECモールでの取引を行っていると、各ECモールでの受注から発送までの管理をそれぞれのECモールのアカウント内で行うことが手間となってきます。
ReCOREでは、各ECモールでの受注状況をシステム内で一覧表示・管理することが可能です。
それぞれのモールにログインすることなく、システム内でキャンセルや返品の対応も含めた受注の処理を行うことができます。
また、受注が入った際やキャンセルの際のメールでのメッセージ送信(テンプレ作成可能)もシステム内で行うことができます。
ReCORE1つで複数のECモールでの受注管理を行うことができます。
ヤマトB2クラウド・佐川e飛伝との送り状連携
ECに出品した商品が購入された後に、ヤマト運輸のB2クラウドや佐川急便のe飛伝を活用して、商品発送を行っている企業は少なくないかと思います。
ヤマトのB2クラウドや佐川急便のe飛伝は、宅急便の送り状を簡単に発行できるサービスです。
ReCOREでは、ヤマトのB2クラウドや佐川急便のe飛伝と連携を行っているため、商品の送り状や宛名ラベルを自動発行することが可能です。
ReCOREでヤマトB2クラウドや佐川急便のe飛伝を連携させる流れとしては、
- ReCORE経由でEC出品した商品が購入される
- 購入された商品の顧客情報をCSV形式でReCOREからエクスポートする
- エクスポートしたCSVをB2クラウドやe飛伝にインポートする
- B2クラウドやe飛伝で送り状や宛名ラベルを自動発行する
- 発行したラベルを梱包した商品に貼り付ける
- ヤマトや佐川急便に集荷依頼を行う
- 出荷後の情報をB2クラウドやe飛伝からエクスポートする
- エクスポートしたCSVをReCOREにインポートする
- 出荷後の伝票番号などがReCORE上で自動反映される
- 出荷済みメールを顧客に送信する
一度エクスポートし発送を行ったデータを、もう一度ReCOREにインポートすることで、発送後の伝票番号や受発注管理が簡単に行なえます。
これにより、受注状況や在庫状況を自動で反映させることができるため、受注管理にかかる工数を大幅に削減することができます。
ここまでがReCOREのEC機能とセルモアで可能となることです。
これらECを一元管理するための機能を取り揃えたセルモアについてご興味がある方は、以下バナーから詳細をご確認ください。
ReCOREについては下部にて機能説明が続きます。
実店舗EC間在庫管理機能
ここからはReCOREのみに搭載されている機能の紹介です。
ReCOREの在庫管理機能は、その際の実店舗とEC間の在庫連携を行うことも可能です。
実店舗で販売している商品をECで販売することはもちろん複数ECでの併売を行うこともできます。
実店舗とEC間の併売を行うことで、商品の露出が増え、販売機会を増加させることができるため、売上の向上が期待できます。
また、ReCOREでは商品毎にバーコードを発行してラベルを貼って管理することもできるため、商品数が多い場合や店舗EC販売を行っている場合でも商品管理(特に棚卸し)がスムーズになります。
ReCOREのロケーション機能によって、陳列棚と倉庫間の移動や店舗間の移動にシステム内でも対応することができます。
実店舗EC間顧客管理機能
ReCOREでは、POSで収集した実店舗とEC上の顧客情報をまとめて管理することができます。
そのため、実店舗とEC間で一貫した年間の買取額や販売額、頻度等を一括で管理することができます。
さらにReCOREでは、条件で顧客の絞り込みを行い、SMSやメール、LINEで販促メッセージを配信することも可能です。
この機能により、それぞれの顧客属性に最適化したメッセージを送ることができるため、販促の質を高めることができます。
また、ReCOREはLINEミニアプリとも連携しているため、会員登録と会員証の発行をLINE上で行うことが可能です。
これにより、実店舗とECの垣根を超えて会員の購買に基づいたポイントの付与が簡単に行えるようになります。
KPI分析機能
ReCOREでは、店舗とECのデータを分析するKPI分析機能も搭載しております。
ReCOREの分析機能は売上分析、在庫分析、スタッフ分析、会員分析の4つの分析機能を搭載しています。
売上分析機能では、商品の売上単価や在庫状況、回転率、粗利率など売上指標を網羅的に確認できます。
在庫分析機能は、在庫の滞留日や商品の重要性などを詳細に分析することで、滞留在庫の効率的な処理や商品の需要変動に応じた仕入数の調整など、在庫管理を最適化する手助けが可能です。
スタッフ分析機能では、各スタッフごとに品出し金額やEC出品業務量などを確認でき、スタッフの業績評価や教育プランの策定など、人材マネジメントを効果的に行うことができます。
会員分析機能は、会員の属性や来店頻度、休眠顧客、過去の購買履歴などを分析し、効果的なマーケティング戦略やキャンペーンの計画立案に活用することができます。
ReCOREの分析機能はリユース企業が見るべき分析項目を多数揃えておりますので、データを有意義に活用することができます。
店頭販売・買取機能
ReCOREはリユース特化のPOSシステムであるため、店頭での販売業務や買取業務を効率化することもできます。
まず、ReCOREの会計機能はレジにて在庫登録時に発行したバーコードを読み取り、会計をすることができます。
他にも、カード決済機や自動釣り銭機との連携が可能であったり、クーポンの割引適用であったりと多くの機能が搭載されています。
買取査定機能では、買取を行う商品が、各ECで最低価格いくらで販売されているのかを把握することが可能です。
さらに、過去に店舗内で行った取引利益を確認することも可能なので、これらの数値を参考に買取価格を決めることができます。
これらのデータを活用することで、誰が買取査定を行っても買取査定の質が均一化できるため、買取査定業務の属人化を解消することができます。
もっと低価格で手軽にECを一元管理するならセルモア
弊社のセルモアは、小規模事業者の方やECを管理するシステムのみを求めている方でも使いやすいように、従来のEC一元管理システムよりも圧倒的に低価格で使いやすいサービスです。
EC一元管理システムとしての基本的な機能である在庫管理、EC出品、受注管理はもちろん、売上管理や価格の一括改定、配達完了時のメッセージ送信などの機能を搭載しています。
さらに、セルモアは、Amazon、楽天市場、Yahoo!オークション、Yahoo!ショッピング、メルカリShops、楽天ラクマ、Shopifyの最大7モールとシステム内連携可能です。
これだけ充実した機能を搭載しながら、月額11,000円(税込)で利用することができるため、工数を削減しながら利益を伸ばしていくことが可能になります。
1ヶ月無料トライアルも行っていますので、ぜひ1度お問い合わせください。
ささげ/出品業務代行サービス
弊社では、ReCOREとセルモアといったシステムと並行して、ささげ代行サービスと出品代行サービスも行っています。
EC出品を行う際に必須な作業である商品撮影・採寸・原稿記入(商品情報記載)などのささげ業務は、ECの売上に直接的に関わる大事な業務です。
しかし、自社でオペレーションを構築するためのコストが割高になってしまったり、出品しても商品がうまく売れなかったりといったお悩みを持つ方は弊社のささげ/出品代行にお任せください。
ReCOREに搭載されているEC自動出品機能とささげ業務代行サービスを組み合わせれば、商品をささげセンターに送るだけで、ささげ全ての工程でも500円前後の圧倒的な低価格でEC出品業務を終わらせることができます。
また、出品代行サービスを活用すると、ささげ業務はもちろんその後の受注・発送までを1商品あたり880円から超効率的なEC販売を実現することができます。
リユース事業のEC業務のオペレーションを自社で構築しきれないという方はぜひ以下よりサービス詳細をご覧ください。
「ささげ業務をプロにお任せ!ささげ代行サービス」についてはこちらから
「出品業務をまるっとお任せ!出品代行サービス」についてはこちらから
まとめ
本記事では、リユース事業におけるEC運営の効率化に焦点を当て、商品の出品から販売、発送までのプロセス、およびそれに伴う課題と解決策を概観しました。
EC管理システムの導入や出品代行サービスの利用が、業務の効率化、課題の解決に効果的であることが挙げ、EC管理システム選定時には料金プラン、ECモールとの連携、顧客管理機能の有無を考慮することが重要であると述べました。
最後にはリユース事業のEC業務を支えるシステム「セルモア」と「ReCORE」の機能や料金についても紹介してきました。
弊社では、セルモアやReCORE、代行サービス等、全ての事業者の方々に適したプランをご提示いたしますので、まずは是非お問い合わせください。
弊社ホームページはこちらから
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。