トレーディングカードショップの開業手順や必要な費用項目を徹底解説
トレーディングカードは、年々市場規模を拡大させており、この成長市場の波に乗るために、トレーディングカードショップを開業したいと考える方もいるのではないでしょうか。
今回は、トレーディングカードショップの開業手順や開業の際に必要な費用についてご紹介します。
これからトレーディングカードショップを開業する方にとって有益な内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
カードショップの開業は儲かるのか?
そもそもカードショップは儲かるのでしょうか。
結論から言うと、カードショップは今後も儲かり続ける可能性の高い市場だと言えます。
その理由としては、「カードショップ市場規模の拡大」と「フリマアプリ利用者数増加」の主に2つの要因が挙げられます。
ここからは、これらの要因についてもう少し詳しく確認していきましょう。
カードショップの市場規模
一般社団法人日本玩具協会の調査によると、玩具市場は2001年の調査開始以来過去最高の1兆992億円を記録しました。
玩具市場規模が過去最高を記録した最大の要因は、250億円の伸びを示したトレーディングカードゲームです。
トレカの中でも、「ONE PIECEカードゲーム」「遊戯王OCG」「デュエル・マスターズTCG」の3つのカードゲームは市場を牽引しており、国内外からの人気も年々高まってきています。
さらに2024年から発売された「ドラゴンボールスーパーカードゲーム フュージョンワールド」の販売が好調なことで市場拡大につながった要因です。
これらの影響からトレーディングカードゲーム市場規模は、今後も伸び続けていくことが予想されており、最近ではリユース業者のトレカ市場参入も加速しています。
フリマアプリの利用者数増加
スマートフォンやインターネットが普及したことで、メルカリや楽天ラクマなどのフリマアプリを使って行う個人間売買も一般的になりました。
個人間で物の売買が自由に行えるようになったことで、不要なカードを売って、売ったお金で欲しいカードを購入するという循環がユーザーの間で活発になりました。
フリマアプリの利用者が増えたことで、事業者や法人企業も、フリマアプリでカードを販売したいと考えるようになりました。
メルカリや楽天ラクマでは、「メルカリShops」や「ラクマ公式ショップ」などの法人向けサービスを開始しました。
これまでは個人間売買のみだったフリマアプリ上のトレーディングカードゲームの売買は、法人企業の参入により、さらに加速していくことが予想されます。
運営者の年収はいくら?
トレカショップ運営者の年収は、店舗の規模や立地、販売方法(店舗販売のみか、ネット販売併用か)、取り扱う商品の回転率などによって大きく異なります。
一般的には年収300万円〜600万円程度が目安とされますが、人気タイトルの取り扱いやイベント運営、EC販売を組み合わせることで年収1,000万円以上を実現しているケースもあります。
年収の計算は、以下のように算出できます。
年収 =(年間売上 - 年間経費)+ 店舗運営以外の副収入
例えば、
- 年間売上:2,000万円
- 年間経費(仕入・家賃・人件費・光熱費など):1,400万円
の場合、年間の営業利益は600万円となり、これが運営者の年収のベースになります。
利益率を高めるポイントとしては、
- 高回転かつ高利益率の商品を確保する
- ECやSNS販売を活用し、販路を拡大する
- 買取と販売の両方をバランスよく行う
- 在庫管理の効率化で滞留を減らす
が挙げられます。特にトレカ市場は需要変動が激しいため、最新の相場情報を踏まえた価格設定と仕入れ戦略が、安定した年収確保に直結します。
カードショップの開業手順
トレーディングカードショップの開業には、
- 古物商許可の取得
- 卸売先の選定と契約
- 仕入元の選定と契約
- 物件の選定
- 椅子や机などを含む什器の購入
- POSシステムの導入
- 販路の確保
- スタッフの確保
- 店舗運営や商材についてのノウハウ
などが必要になります。
トレーディングカードショップを開業するためには、基本的にこれらを1つずつ準備していくことになります。
また、開業するための手順としては、ざっくり3つのステップに分けることができます。
ここからは、これら3つのステップについて1つずつ解説していきます。
古物商許可の取得
古物商許可は、古物を取引する際に必要になる資格です。
多くのカードショップでは、他のカードショップや消費者から安めにカードを仕入れて、利益分を上乗せして、消費者に販売しています。
消費者などからカードを仕入れて販売を行う行為は、古物の取引にあたるため、古物商許可が必要になります。
古物商許可の申請なしで古物の取引を行うと「3年以下の懲役または100万以下の罰金」を課される恐れもあります。
古物商許可を取得するのはそこまで難しくないので、必ず申請を行うようにしましょう。
古物商許可の取得方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
販売場所の選定
カードショップの開業を考える際には、販売場所についても考えなければいけません。
開業の際の初期費用を抑えたいという方は、まずはネットショップの開業からスタートするというのもおすすめです。
ネットショップであれば、Shopifyで低価格で自社サイトを構築したり、メルカリShopsやYahoo!オークションなどのECモールに出品したりすることで、比較的少ない費用で開業ができます。
カードショップの実店舗を持ちたいという場合であれば、出店場所を選定する必要があります。
また出店場所を選ぶ際には、店のコンセプトについてもあらかじめ決めておく必要があります。
例えば、トレカのみを販売する形にするのか?プレイスペースを設けて、プレイコミュニティを形成し、将来的にイベントも開催できる形にするのか?など、カードショップのコンセプトによって、選ぶべき物件が変わってくるはずです。
いずれにしても、カードショップの開業を行う際には、誰しもがリスクを可能な限り減らしたいと考えるはずです。
そのため、まずは少ない初期費用からでも始められるネットショップの開業からスタートし、軌道に乗ったタイミングで実店舗を構えるという流れがおすすめです。
トレカの仕入れ
カードショップを開業する際には、トレカの仕入先についても考えなければなりません。
トレーディングカードを仕入れる方法は主に、
- 実店舗で買取を行う
- ネットショップやフリマアプリで仕入れる
- 自社サイトで買取を行う
の3つです。
店舗で買取を行う
1つ目は、店舗でトレーディングカードの買取を行う方法です。
顧客がカードを売るために店舗にたくさん来店すればするほど、店舗で販売するカードの品揃えが安定します。
さらに、顧客がカードを売って得たお金で新たに店舗でカードを購入する可能性も高まるため、消費の循環を作り出すことができます。
ネットショップやフリマアプリで仕入れる
トレーディングカードは、Yahoo!オークションやメルカリなどのフリマアプリで安く仕入れられる場合があります。
ただし、オークションに参加する際には、そのカードの相場を見極めて購入額を判断する目利きの力が求められます。
「入札競争に熱くなって、相場よりも高い値段で購入してしまった…」ということが無いように、あらかじめ購入価格の上限を決めておくことが大切です。
自社サイトで買取を行う
自身で自社サイトを保有している場合には、カードを売りたい人を募集して買取を行う方法もあります。
集客が上手く行けば、オンライン上でもトレーディングカードゲームの買取を行うことができるため、より在庫が安定します。
カードショップ開業時に把握しておくべき費用項目
結論から言うと、カードショップの開業に必要な費用は、その事業の規模やコンセプトによって大きく異なります。
この場で具体的な数字として費用を算出することは難しいため、ここでは、開業時に必要となる費用とその概要をご紹介していきたいと思います。
概要 | |
家賃 | 20坪〜30坪の賃貸にかかる家賃 |
什器 | 商品を管理する棚や備品を含む |
POSレジ・システム | 月額2万〜10万(機能によって金額変動あり) |
EC運営費 | 各EC出品にかかる販売手数料 or 自社サイト構築費 |
買取・仕入れ費用 | 買取や在庫をどれくらい充実させたいかによって前後する |
人件費 | 経営者自身の人件費も考慮する |
家賃
店舗で買取と販売のみを行うのであれば、そこまで大きな店舗でなくても良いですが、プレイスペースを設けたカードショップを開業する場合、少なくても20坪〜30坪は確保しておきたいところです。
また家賃に関しては、出店する地域や状況によって、坪単価が異なります。
立地が良くても、坪単価が高ければ、もともと想定していた予算をオーバーしてしまう可能性もあります。
逆に坪単価が安くても立地が悪ければ、集客に苦労する可能性もあるため、どのような戦略でどのような顧客層にアプローチしたいのかを明確にした上で、出店場所やプレイスペースの有無を決定することをおすすめします。
什器
商品を管理する棚や備品、プレイスペースの環境を整えるためにも必要になるのが什器です。
もちろん店舗の規模やコンセプトによって、什器の予算は大きく変動します。
いずれにしても、店舗のコンセプトに合った什器を使えば、顧客からの印象を高めることができるため、必要最低限のものは揃えるようにしましょう。
POSレジ・システム
POSレジやシステムなどの導入費用としては、月額2万〜10万円ほどを想定しておくと良いかと思います。
当然、機能や性能によって金額変動はあるものの、システムによってはレジ機能、在庫管理、買取査定、EC出品などの複数業務を1つで実施できるものもあります。
複数社のシステムを比較して、自社にとって最も費用対効果の高いシステムを選定しましょう。
EC運営費
実店舗のみの運営だけでなく、EC運営も行っていきたいという場合には、EC運営にかかる費用も事前に考慮しておく必要があります。
ECを始める方法は「Amazon、Yahoo!オークションなどの既存のECモールに出品を行う」、もしくは「自社でECサイトを構築する」の大きく2つに分けられます。
とにかく初期費用を抑えたいという場合には、販売手数料のみで運用できるECモールへの出品がおすすめです。
自社でECサイトを構築する場合にはある程度の初期費用が必要になりますが、上手に長期的に運用できれば、集客や売上の安定化を図ることが可能です。
買取・仕入れ費用
カードショップを開業する際には、商品であるトレカを買い取ったり、仕入れたりする必要があります。
どの程度のトレカを買い取るのか、仕入れるのかについては、店舗の規模などによって異なりますが、費用を計算する段階であらかじめ上限額を決めておくことが大切です。
開業時に店舗のプレオープン期間を設けて、その期間中に買取のみを行う方法で、買取や仕入れを実施している店舗もあるので、その方法を参考にすることもおすすめです。
人件費
店舗を運営する際に、必要になるのが人件費です。
よくある失敗事例として、経営者自身の人件費を考慮できていないケースがあります。
経営者自身の人件費も考慮した上で、何人従業員を雇って店舗を回していくのかについても、計算しておきましょう。
カードショップ開業の成功率を高める方法
カードショップの開業を考える方に共通している思いとしては、「失敗したくない」「やるからには成功させたい」と考えている方がほとんどかと思います。
ここでは、カードショップ開業の成功率を高める方法として3つの方法をご紹介します。
その方法とは、
- まずはネットショップから始めてみる
- ECなどの複数の販路を持つ
- システムを導入して査定業務の効率化を図る
以上の3つです。
ここからは、これらの方法について1つずつ説明していきます。
まずはネットショップから始めてみる
できるだけ、失敗するリスクを減らしたいと考えている方には、まずはネットショップの開業から始めてみることをおすすめします。
ネットショップから開業を行うと、
- 比較的少ない費用から事業をスタートできる
- 実店舗を開業した際にも、オンラインとオフライン両方で集客販売が可能
- オンラインとオフライン両方の併売により、在庫回転率と利益率向上が期待できる
などのメリットがあります。
最初は、比較的費用のかからないネットショップの開業からスタートし、そこから軌道に乗ったタイミングで実店舗を開き、実店舗とECの併売で売上を向上させていく方法がおすすめです。
ECなどの複数の販路を持つ
前述した内容と重なる部分でもありますが、実店舗だけでなくECなどの複数の販路を持つことも、トレーディングカードショップの開業を行う際には大切です。
経済産業省の調査では、B to C-EC市場規模は2013年の11兆1160億円から、7年で19兆2779億円まで成長しています。
このことからもわかるように、EC市場は実店舗を経営する経営者の方にも無視できないほど巨大な市場になってきています。
最近では、Shopifyのように低コストで自社サイトを構築できるサービスや、メルカリやYahoo!オークションなどのように、出品手数料を支払うだけで、EC出品が可能になるサービスも増えてきています。
実店舗に来てくれた顧客のみにアプローチするのではなく、日本中にいるトレカを欲しがっている顧客にも販売促進ができるため、自社の売上を安定・拡大させていくことができます。
システムを導入して査定業務の効率化を図る
トレーディングカードショップには、顧客が売りに来たトレカを査定し、買い取るという買取査定業務が発生します。
既にトレカに関する知識やノウハウのある人材が店舗にいるのであれば、問題ありません。
しかしながら、店舗にそのような人材が不足している場合、特定の人物のみしか買取査定業務を行うことができない、いわゆる「買取査定業務の属人化」が発生してしまいます。
このような状態を防ぐためには、知識やノウハウが不足しているスタッフでも、買取査定業務を比較的簡単に行うためのシステムを導入することが効果的です。
弊社が開発した「ReCORE」では、リユース業態の買取査定業務の属人化解消のための機能を搭載しているため、店舗内のどのスタッフでも質の高い買取査定を実現することが可能です。
ここまで記事を読んでくださった方には、リユース業種に対応できるPOSシステムReCOREの機能についてご紹介していきたいと思います。
トレカ店舗でのPOSレジ活用事例
リユース店舗では、一点ものの商品管理や買取時の査定情報と販売価格の連動など、新品小売とは異なる特有のオペレーションが発生します。
こうした業務フローをPOSレジによってどのように効率化し、実際の売上アップやスタッフの負担軽減につなげているのか、実店舗の導入事例から学ぶことは多いでしょう。
ここからは、POSレジを導入したリユース店舗が直面していた具体的な課題と、導入後に得られた成果・メリットをリアルな視点から紹介します。
買取から販売まで、リユース事業に特有の煩雑な作業をシステムによって整流化する方法や、店舗スタッフへの導入教育をどう進めていくかなど、自社に合った運用スタイルのヒントを見つけていただければ幸いです。
在庫連動の可視化で細かい数値のデータ化も可能に
https://recore-pos.com/casestudy/magi/
ReCOREを導入したことで、これまで難しかった細かい在庫の動きや、経営数値、データの把握をすることが可能になりました。
売上については従来使用していたサービスでも確認することはできていましたが、在庫の把握はほとんどできていませんでした。
具体的には、在庫滞留日別の在庫分析や、在庫の入庫経路の把握がこれまではできておりませんでしたが、ReCOREを使用することでこれらが可能になりました。
例えば
・入庫してから一定期間経過している在庫がどのくらいあるのか
・入庫経路は顧客からの買取なのか、それとも業者さんからの仕入れなのか
・販売先は店頭販売なのかオンラインでの販売なのか
ということなどがこれまでは把握できておりませんでしたが、ReCOREを活用することで画面上でリアルタイムでの確認が可能になりました。
また数値確認がスムーズになったことで、目標設定が行いやすくなったことも非常に良い影響を与えていただきました。
自動出品機能で作業時間が10分の1に
https://recore-pos.com/casestudy/tsuruokaya/
店舗での買取が増えてたことで、在庫数が膨らみ、在庫管理が煩雑になったことが大きな課題でした。
ReCORE導入後は買取業務のオペレーションが大幅に簡単になりました。
従来は買取時に商品を1点ずつ手入力して古物台帳を紐付ける作業に手間がかかっていましたが、スキャナーで読み取るだけで商品データが取り込めるため、入力ミスや管理漏れもほとんどなくなりました。
複数のモールへ同時に出品する場合、それぞれのモールで個別に作業しなければならず、1モールあたり1商品につき出品に3分ほどかかっており、複数モールへ併売する場合は合計で20分近い作業時間が必要になっていました。
ReCOREを使用して以降はEC併売機能を活用することで一気に短縮することができています。
たとえば、これまで楽天・メルカリ・Shopifyなど複数のモールへ個別に登録していた工程が、ReCORE上で情報を整えた後は「ロケーション移動」や「出品テンプレートの設定」だけで一括反映されるようになりました。
結果的に、作業時間が従来の10分の1ほどに減り、出品数を増やしたことで売上アップにも大きく貢献しています。
また、買取後にすぐ在庫化して出品可能な状態にできるようになったため、新しい商品を素早くオンラインに掲載するサイクルを確立することができました
個品管理と顧客管理により業務効率化
https://recore-pos.com/casestudy/kuremo/
ReCOREを導入することで、在庫状況をリアルタイムで更新できるようになり、売れ残りや値下げのタイミングを正確に把握し、品揃えの最適化を迅速に行えるようになり、他モールへの出品もスムーズになっています。
2回目以降の買取のお客様に関しては、身分証明書とReCOREのデータに相違がなければ、毎度記入しなくても済むため、業務の簡略化として助かっています。
また、わかりやすい管理画面により、スタッフの作業の習得や負担が軽減され、これまでかかっていた集計ミスや人的エラーのリスクも大幅に下がったという成果につながりました。
POSシステムReCORE×トレカ自動査定システム「TAYS」
リユース業者に対応できるPOSシステムReCOREは、トレカ自動査定機である「TAYS」と連携を開始しました。
ReCOREとTAYSが連携したことで、商品知識の無いスタッフでも簡単にトレカの買取査定が簡単になり、買取、在庫管理、販売までの一連の流れを一気通貫で行うことができるようになります。
ここからは、トレーディングカードショップがReCOREとTAYSを活用してできるようになることを具体的にイメージしてもらうために、ReCOREを導入するとどのような変化があるのかについて、いくつか紹介していきます。
カードをスキャンするだけで商品の特定から自動査定ができる
トレカ自動査定システム「TAYS」はカードをスキャンするだけで、商品の特定から査定までを自動で行うことが可能です。
トレーディングカードゲームの買取査定業務は、ある程度の商品知識や業界経験が求められる場合がありますが、TAYSを活用することでトレカの知識や業界経験がないスタッフでも、買取査定業務を実行することができます。
誰でも買取査定業務を実施することができるため、買取査定の品質を均一化できる上に、買取査定の属人化を解消することが可能です。
また、ReCOREには買取査定アシスト機能も搭載しているため、トレカ以外のリユース品の買取にも対応することが可能です。
ReCOREの買取査定機能では、買取を行う商品がECモールでいくらで販売されているかの「最低価格」を確認することができます。
また、過去に店舗で取引を行ったことのある商品であれば、過去の取引履歴を参考にすることも可能なため、商材に関する知識がなくても買取業務を実施することができます。
このように、ReCOREではトレカの買取だけでなく、リユース品全般の買取査定業務の属人化解消を実現できます。
スキャンされたデータがReCOREに自動反映されるので、商品登録と在庫管理の工数削減ができる
一般的なトレーディングカードショップでは、トレカの買取を行った後に、社内のシステムに在庫を登録する作業が必要になるかと思います。
今回ReCOREとTAYSが連携したことで、TAYSで特定したカード情報が自動でReCOREに取り込まれるようになりました。
この連携により、カードの査定、買取、EC出品、販売までの流れを一気通貫で行うことが可能です。
これまでは「トレカに関する知識のある人材がいないから、トレカ事業の参入を諦めていた」という事業者の方でも、ReCOREを活用することで、比較的簡単にトレカ事業を始めることができます。
複数EC同時出品機能を活用した販路拡大
オンラインショッピングが当たり前になった近年では、カードショップの売上を伸ばしていくためには、店舗だけでなくECへの販路拡大も必要不可欠になってきています。
ReCOREでは、Amazon、Yahoo!オークション、メルカリShops 、楽天ラクマ、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Shopifyなどの複数モールに同時出品を行うことが可能です。
これまでは各ECモールの出品ページからそれぞれ出品を行っていた企業でも、ReCOREの機能を活用することで、1回の出品で複数のモールへの出品が実施できます。
複数モールに出品した後も、それぞれの在庫状況はReCORE上で一元管理できるため、商品が購入された際にわざわざ在庫数を減らすような業務も不要になります。
ReCOREで販路を拡大することで、1つの商品をメルカリShops、Yahoo!オークション、実店舗の3箇所で販売するというようなことも可能になるため、販売機会の増加と売上向上が期待できます。
まとめ
今回は、トレーディングカードショップの開業手順や必要な費用について解説してきました。
トレカ市場は、日本では数少ない成長市場になっており、今後も多くの事業者が参入してくることが予想されます。
トレーディングカードショップの開業を考えている方は、急速に変化する時流に対応できるPOSシステムを導入し、店舗経営のオペレーションを構築していくことが必要になってくるかと思います。
弊社が提供するクラウド型POSシステム「ReCORE」は、時流に合わせたトレーディングカードショップを行っていく上で最適解とも言えるシステムです。
本記事を読んで、ReCOREについてもう少し知りたいと思った方は、ぜひ下記のボタンから資料ダウンロードやお問い合わせをお気軽にお試しください。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。