【リユース向けPOSシステムおすすめ5選】各社の機能を徹底比較!

【リユース向けPOSシステムおすすめ5選】各社の機能を徹底比較!

リサイクルショップや買取専門店、トレーディングカードショップなどを始めとするリユース業界は、日本でも数少ない成長産業となっています。

そんなリユース業界の経営者の中には、事業拡大を推進していく段階で、

「POSシステムを導入して業務効率化を図りたい」
「リユース業務に対応しているPOSシステムが見つからない」
「既存のPOSシステムに満足できていないため、新しいPOSを検討している」

このような思いを抱えている方も少なくありません。

本記事では、そのような方の疑問や悩みを解決するために、おすすめのリユース向けPOSシステムをご紹介します。

POSシステムを導入するメリットやPOSシステムの選定方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

リユース向けPOSシステムの機能や特徴とは?

POSシステム

一般的なPOSシステムとリユース向けPOSシステム、具体的に何が違うの?と疑問に思う方も少なくないはずです。

大前提としてリユース業界では、中古品を扱うことが多いため、同じ商品であっても各商品の保存状態が異なります。

そのため、各商品を別々のものとして保存、管理していく必要があります。

一般的なPOSシステムでは、在庫の個別管理に対応していなかったり、買取査定業務に対応していなかったりすることがあります。

しかしながら、リユース向けPOSシステムを活用することで、在庫の個別管理や買取査定業務を効率的に行っていくことができます。

ここからは、リユース向けPOSシステムの基本的な機能である

  • 買取査定機能
  • 在庫の個品管理
  • 各商品の利益分析

について詳しく解説していきます。

買取査定機能

あらゆるリユース業態の買取査定に対応するために、リユース向けPOSシステムには買取査定機能が搭載されています。

一般的な買取査定機能では、買取金額や想定販売金額、商品の状態などを入力、管理することが可能です。

POSシステムによっては、買取査定金額をあらかじめ店舗で設定できたり、他のECモールなどで販売されている価格を参照して買取価格を決めたりすることができます。

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在庫の個品管理

小売店などでは、新品の商品を扱うことが多いため、各商品の個数を把握できれば問題ありません。

しかしながらリユース業の場合だと、それぞれ保存状態が異なる中古品を扱うため、同じ種類の商品でも個別のものとして管理する必要があります。

リユース向けPOSシステムでは、この個品管理に対応した在庫管理機能が搭載されているため、在庫管理を効率良く行うことができます。

各商品の利益分析

リユース向けPOSシステムで、在庫を個別に管理することで、1つずつの商品でどれだけの利益が出たのかをデータとして保存しておくことができます。

リユース向けPOSシステムの多くは、これらのデータを分析する機能を搭載しているため、どのジャンルの商品から利益が出ているのか、逆にどんな商品からは利益が出づらいのかを可視化することができます。

それらの結果をもとに、買取強化を行う商品を決めたり、抱える在庫数を店舗内で調整したりすることも可能になります。

リユース店舗がPOSシステムを導入するメリットとは?

リユース店舗の規模や形態によっては「リユース業に特化したPOSシステムは自社には必要ない」と考えている方も少なからずいるかと思います。

しかしながら、リユース業を営むのであれば、絶対にリユース向けのPOSシステムを導入するべきです。

その理由について理解するためにも、リユース向けPOSシステムを導入するメリットについてご紹介します。

リユース店舗がPOSシステムを導入するメリットは、

  • 店舗業務の作業効率UPを実現できる
  • 店舗の在庫状況を可視化できる
  • 買取査定金額の均一化を実現できる

などが挙げられます。

1つずつ見ていきましょう。

店舗業務の作業効率UPを実現できる

まず1つ目に挙げられるメリットは、店舗業務の作業効率UPを実現できる点です。

手書きの値札を商品に貼り付けて販売している場合には、POSシステムを導入後には、バーコードを読み取るだけで会計業務を簡単に行うことができます。

また、今どれだけの在庫があるのかも常に把握することができるため、わざわざ人の手で在庫数を数える業務も不要になります。

このようにPOSシステムを上手く活用することで、これまで当たり前のように行っていた不要な業務を全て省くことができるため、より優先度の高い業務に注力することが可能になります。

店舗の在庫状況を可視化できる

リユース店舗では各商品を個別に管理しているため、扱う商品の数が増えてくると、現在店舗内にどの商品がどれだけあるのかが把握できなくなってしまいます。

POSシステムを導入して、しっかりとした在庫管理を行うことで、そのような事態を防ぐことができます。

POSシステムは取引があるたびに自動で在庫数が反映されるという特性上、リアルタイムの在庫数を常に可視化することができます。

そのため、各在庫の滞留日数やジャンルごとの詳細な在庫状況を店舗内でこまめに確認することが可能です。

買取査定金額の均一化を実現できる

リユース店舗には、顧客が持ち込んだ商品を査定して買取を行う買取査定業務が存在します。

買取査定を行うためには、商品の価値を適切に判断する知識と実際の相場感を査定を行うスタッフ自身が兼ね備えている必要があります。

しかしながら「知識を持ったスタッフの確保が難しくて、特定のスタッフにしか買取査定を任せられない…」という課題に悩んでいるケースも珍しくありません。

リユース向けPOSシステムの中には、買取査定金額をあらかじめ店舗内で決めておいたり、ECサイトから販売価格を検索する機能を搭載しているものも存在します。

買取査定を行う店舗では、そのようなPOSシステムを活用することで、買取査定金額の均一化を実現できます。

どのスタッフが買取査定を行っても、同じ価格で買取を行うことができるため、顧客は安心して買取査定を依頼することができます。

また、買取査定の均一化が実現できると、顧客のリピート率も高まり顧客満足度の向上にも繋がります。

リユース向けPOSシステムを選ぶ際に注意すべきポイントとは?

注意点

リユース向けPOSシステムを導入するメリットについて理解できたところで、次にPOSシステムを選ぶ際に注意すべきポイントについて確認していきましょう。

POSシステムを選ぶ際に気をつけておくべきポイントは、

  • 自社の運営形態や事業規模にマッチしているか
  • スタッフが使いやすい操作性になっているか
  • ECや外部システムとの連携に対応しているか

の3点です。

それぞれ詳しく説明していきます。

自社の運営形態や事業規模にマッチしているか

POSシステムの導入を検討する際には、自社の運営形態や事業規模にマッチしているかを確認することが大切です。

POSシステムによって機能や料金プランが異なるため、自社の運営形態や事業規模とは親和性の低いシステムを選んでしまうと、高い費用対効果が得られない可能性があります。

また、POSシステムによっては、リユース業態の中でもカードショップ運営に強みを持つものやECとの併売に強みを持つものなど様々です。

自社がPOSシステムを導入する目的を明確にした上で、どのPOSシステムが最も自社に最適かを判断しましょう。

スタッフが使いやすい操作性になっているか

POSシステム導入を検討する際には、機能だけでなく、操作性についても確認しておく必要があります。

一見高機能に見えるPOSシステムでも、操作が難しいとスタッフへの教育や業務オペレーションの構築に時間がかかってしまいます。

必要とする機能がすぐに呼び出せるか、直感的な操作が可能など、誰でも使いこなせるように工夫されているPOSシステムを選ぶことをおすすめします。

ECや外部システムとの連携に対応しているか

オムニチャネル

POSシステムがECや外部システムとの連携に対応しているかも非常に重要なポイントです。

スマホやフリマアプリが普及したことで、顧客の商品行動は、オフラインからオンラインへと移り変わってきています。

この変化を受けて、多くのリユース店舗でもECモールなどに出品を行う動きが加速しています。

実店舗とECで併売を行うことで、販売機会の増加や幅広い顧客層にアプローチできるというメリットがあるため、「今ECに出品してないからECとの連携は別にいらないかな…」と考えている方も、ぜひ一度EC出品を検討することをおすすめします。

リユースEC成功の7か条とネットショップ業績向上の方法について知りたい方はこちらから

リユース向けPOSシステムおすすめ5選 

ここからは、おすすめのリユース向けPOSシステムをご紹介します。

前述したPOSシステムを選ぶ際に注意すべきポイントを抑えながら、自社に最適なPOSがどれなのかを比較してみてください。

ReCORE

「ReCORE 」は、店舗の業績UPを実現するために開発されたPOSシステムです。

ReCOREでは、店舗での会計機能や在庫管理、顧客管理などの基本的な機能に加えて、複数ECモールとの併売やLINEミニアプリとの連携によるOMOの実現、集客までを一気通貫で実施することができます。

また、リユース業務に必要な買取査定業務の属人化を解消するための「買取査定アシスト機能」や「宅配買取機能」なども搭載されているので、従来よりも簡単に買取業務を実施できます。

さらにReCOREは、分析機能も充実しているため、スタッフレベルでデータ分析から業績改善を実現することができるので、まるで経営コンサルタントが店舗内に常駐しているような感覚で経営改善を行っていくことが可能です。

ReCOREは、複数店舗の在庫連携、実店舗とECの併売なども実現可能なので、複数店舗を経営する比較的規模の大きい企業を運営している方には特におすすめのPOSシステムです。

ReCOREについて詳しく見てみる

SPIRE POS

参考:SPIRE POS公式サイト

「SPIRE POS」は、小売店・リユース店向けのクラウドPOSシステムです。

SPIRE POSでは買取機能はもちろん、「買取実績確認機能」「買取損益確認機能」など買取業務全般をサポートする様々な機能が搭載されています。

さらに、SPIRE POSでは買取金額の支払いをセルフレジで行うこともできます。

顧客が買取精算書のバーコードを読み取って「支払」を実行するだけで、取引にかかる人件費を削減することが可能です。

SPIRE POSについて詳しく見てみる

MOOV

参考:MOOV公式サイト

「MOOV」は、リユース特化型クラウドPOSシステムです。

MOOVでは、単品管理や状態管理、個品管理など、商品を様々なステータスごとに管理していくことが可能です。

また、多彩なアプリケーションとの連携も可能で、商品検索アプリ、買取チラシ作成アプリ、会員アプリなどと組み合わせて活用することで、さらなる業務効率化を実現することができます。

MOOVについてもう少し詳しく見てみる

タロスPOS

参考:タロス POS公式サイト

「タロスPOS」は、買取機能を搭載したPOSレジシステムです。

タロスPOSの1番の特徴は、組み合わせることで業務効率を高められるタロスプラットフォームです。

タロスプラットフォームではPOS機能を主軸として、EC事業を拡大するための「タロスEC」や商品マスタの配信サービスである「タロスDATA」などを自社の店舗形態や規模に合わせて追加していくことができます。

そのため、店舗運営を圧迫しないスモールスタートでのシステム導入が可能です。

タロスPOSについてもう少し詳しく見てみる

POSCO

参考:POSCO公式サイト

「POSCO」は、リユース・リサイクルショップの買取販売業務を支援するPOSシステムです。

POSCOでは、様々な買取査定方法に柔軟に対応しているため、日頃の業務のスピードアップを実現することができます。

さらに、買取商品の特性に適したきめ細やかな在庫管理を行うこともできるため、買い取る商品の幅が広いリサイクルショップなどでも安心して導入することが可能です。

POSCOについてもう少し詳しく見てみる

リユース店舗の業績UPを実現!POS ReCORE

ReCOREとは?

ここまで、リユース向けPOSシステムをご紹介してきました。

その中でも、複数店舗の経営やEC出品に力を入れていきたいという方には、「ReCORE」がおすすめです。

ReCOREは、あらゆるリユース業態に対応できる販売買取機能だけでなく、複数店舗やECの一元管理が可能です。

また、複数店舗やECから収集した売上データや顧客データをもとに集客やマーケティング施策を実施することもできます。

ReCOREの魅力を知っていただくためにも、ここからは、ReCOREの各機能で実現できることをご紹介していきます。

在庫管理機能

マスタ管理ReCOREでは、頻繁に更新され増え続けていく7500万件を超える商品カタログが搭載されているため、在庫管理を簡単に行うことができます。

リユース業界では、同じ種類の商品でも保存状態が異なるため、各商品を個別に管理していく必要があります。

ReCOREでは、搭載された商品カタログの中に、買い取った商品データがそれぞれ別のものとして紐付けられ保存されるため、簡単に個品管理を実施することができます。

在庫管理画面

さらに、ReCOREではそれぞれの在庫がどの店舗でどのくらいの期間保存されているのかをリアルタイムで確認することが可能です。

簡単な在庫数、原価合計、入庫や品出しから経過した日数などを画面上で簡単に確認することができます。

他の店舗の在庫状況までReCORE上で確認できるため、自店舗で欠品を起こした商品を他店舗から取り寄せたり、顧客を他店舗に誘導することもできるようになります。

買取査定アシスト機能

リユース店舗には欠かせない買取査定業務も、ReCOREを使えば誰でも簡単に行うことができます。

ReCOREでは、買い取る商品が現在各ECでいくらで販売されているかを参照することが可能です。

そのため、商品に関する知識の乏しい従業員やアルバイトの方でも、比較的簡単に買取金額を決定することが可能です。

店舗内で過去に買い取ったことのある商品を買い取る際には、過去の取引履歴を参照することも可能です。

これらの機能により、誰でも簡単に買取査定業務を行うことができるため、買取査定業務の属人化から脱却することができます。

複数EC同時出品機能

「実店舗だけでなくECにも出品を行いたいけど、そこまでの余裕がない」と悩んでいる経営者の方もいるのではないでしょうか。

ReCOREでは、Amazon、楽天市場、楽天ラクマ、メルカリShops、ヤフオク!、Yahoo!ショッピング、Shopifyなどの複数ECモールに同時出品を行うことができます。

1回の出品作業で、これらのECモールに一括出品を行うことができるため、EC出品にかかる時間を大幅に短縮することができます。

また、ReCOREでは実店舗とECの在庫連携も可能なので、商品が購入されるたびに、在庫数を手動で変更する手間を省くことも可能です。

さらにReCOREでは、何度も出品を行うような商品などをテンプレート化することもできます。

これにより、あらかじめテンプレートを作成しておけば、出品時に商品情報を入力する必要なく出品が可能です。

顧客管理機能

リサイクル・リユース企業は買取を行う際に顧客情報を提示してもらう必要があるため、顧客情報の管理も非常に大切です。

ReCOREには、顧客管理機能も搭載されています。

ReCOREの顧客管理機能では、顧客の基本情報はもちろん、最終来店日や年間の買取販売金額を確認することができます。

さらにReCOREでは、顧客を「最終購入日(Recency)」「購入頻度(Frequency)」「購入金額(Monetary)」の3つの指標で分類するRFM分析も可能です。

RFM分析を活用して絞り込んだ顧客に対して、SMSやメール、LINEで直接販促メッセージを送信することもできるため、より効果的なマーケティング施策が実現できます。

KPI分析機能

滞留日数別在庫分析

ReCOREでは、店舗やECのデータ分析を行うKPI分析機能も充実しています。

在庫の滞留日数をA,B,Cにそれぞれランク分けを行うABC分析を活用すれば、在庫の回転率や販売価格が適正かどうかを判断することができます。

例えば、滞留日数が短すぎる商品が多すぎる場合、販売価格が相場よりも安すぎる可能性があります。

逆に売れない期間が長く、滞留日数が長すぎる商品の場合、販売価格が相場よりも高いと考えることもできます。

ReCOREでは、このようにABC分析をもとに、在庫状況の改善や売上最大化のための施策を行うことが可能です。

まとめ

今回は、おすすめのリユースPOSシステムについてご紹介しました。

リユース店舗を運営するなら、やはりリユース業に特化したPOSシステムを導入したほうが、大幅な業務効率化が期待できます。

また、店舗で現在使用中のPOSシステムに満足できていない場合は、乗り換えを検討してみるのも1つの手かもしれません。

本記事の後半でご紹介したReCOREは、企業の業績アップを目的に機能を開発したクラウド型POSシステムです。

実際に利用いただいている多くの企業様に業績アップを実感いただけるシステムとなっているので、ぜひ一度ご検討ください。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

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