売れるオークションサイトは?ヤフオク!出品手順や稼ぐ方法を大公開
オークションサイトに不要になった物などを出品したいけど、どのように出品したらいいかわからないという方は多いのではないでしょうか。
「どうせ売るなら、できるだけ高い価格で売れるオークションサイトに販売したい」と考える方もきっと少なくないでしょう。
本記事では、そのような方の悩みを解決するために、各オークションサイトの比較、そしてヤフオク!に出品を行う手順を丁寧に解説します。
また本記事の最後には、ヤフオク!やメルカリShopsへの同時出品が可能なシステムについてもご紹介します。
オークション初心者の方でも理解できるようにわかりやすく説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オークションとは?
そもそもオークションとは、どのような仕組みのことを言うのでしょうか。
オークションとは、「出品者が商品情報や価格を公開し、最も高額な買値をつけた人に購入する権利が与えられる」という競売方式の事を指します。
インターネットが普及したことで、多くの方は「オークション」と聞くとヤフオク!などのネットオークションを想像するかと思います。
しかしながら、現在でも日本全国の古物市場などではオフラインで古物のオークションが行われています。
古物市場では商品を安く仕入れることができるため、ヤフオク!などのネットオークションで販売する商品を古物市場で仕入れるという方も少なくありません。
ネットオークションのメリットとデメリット
ネットオークションは、商品や不用品を売るのに役立つサービスですが、メリットやデメリットも存在します。
ネットオークションのメリットとデメリットは以下の通りです。
ネットオークションのメリット
- 自宅から不特定多数の人に商品を販売できる
- 思わぬ値段がつくことがある
- 個人でも利用可能
ネットオークションのデメリット
- 出品作業に時間がかかる
- 買い手がつかない可能性もある
- 商品を発送する手間がかかる
オークションは、商品や不用品を販売するのに非常に便利なサービスである一方、出品に時間がかかったり発送するのが大変だというデメリットがあります。
これらの手間を考えると、商品の価格が安い場合は近くのリサイクルショップなどに買い取ってもらうほうが高い費用対効果が見込める可能性があります。
ネットオークションとフリマアプリは少し違う
ネットオークション | フリマアプリ | |
取引されている商品 | 幅広いジャンルを取り扱っている | 幅広いジャンルを取り扱っている |
利用者層 | 中高年層も多く利用している 法人による出品も多い |
若者層、主婦などを中心に利用者層が拡大中 最近では法人の参入も増加傾向 |
価格の決定方法 | オークション方式によって落札価格が決定される | 売り手が決定できる |
取引デバイス | パソコン、スマートフォンアプリ両方 | スマートフォンが中心 |
売り手の取引目的 | できる限り高い値段で売りたい | 不要になった持ち物を手軽に現金化したい |
インターネットやスマホ端末が普及したことで、ネットオークションだけでなく、メルカリやラクマなどのフリマアプリの利用者も増加しています。
オークションでは、あらかじめ決められた期間の中で、商品に価値を感じた人たちが商品を購入するために価格を釣り上げていく方式です。
それに対して、フリマアプリでは期間はなく売り手が販売を決めた時点で取引が終了します。
そのため、なるべく高い価格で売りたい商品はオークションに出品し、早く手軽に商品を販売したい場合にはフリマアプリに出品するというように2つを使い分ける方法もあります。
オークションとフリマアプリの違いについて詳しく解説している記事はこちら
どのオークションへ出品するのがおすすめ?
どうせオークションに出品するなら、「商品が購入されて欲しい」「できるだけ高く売りたい」と考える方がほとんどだと思います。
またそのためには、どのオークションサイトへ出品するのがいいの?という疑問が浮かぶ方もいるかと思います。
そこで今回は、主要なオークションサイトであるヤフオク!とモバオク、メルカリ、ラクマの比較表を用意しました。
以下の表を参考にしながら、どこに出品するのが良いのかを考えていきましょう。
ヤフオク! | モバオク | メルカリ | ラクマ | |
会員費用 | Yahoo!プレミアム 月額500円(税込) | 月額360円(税込) | 無料 | 無料 |
出品手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
販売手数料 | Yahoo!プレミアム会員 8.8%(税込)
非会員10%(税込) |
無料 | 10% | 6.0%(税抜) |
ヤフオク!
ヤフオク!は、1999年9月28日に「Yahoo!オークション」としてサービスを開始しました。
そこから、2013年3月に現在の「ヤフオク!」へと名称を変更し、現在まで多くのユーザーに利用されています。
ヤフオク!は、国内最大のオークションサービスで、2020年度には8,502億円もの取り扱い高を記録しています。
ヤフオク!へ出品・入札を行う場合には、Yahoo! JAPAN IDなどが必要になります。
また、月額500円(税込)で加入できるYahoo!プレミアム会員に加入すると、販売手数料8.8%(税込)で利用することが可能です。
モバオク
モバオクは、ヤフオク!に次ぐ日本最大級のネットオークションサイトです。
モバオクで出品・入札を行うためには、月額330円(税込)で有料会員になる必要がありますが、有料会員になってしまえば、どんなに商品が売れても販売手数料0円で利用することができます。
ヤフオク!では販売手数料が8.8%〜10%取られるのに対し、モバオクでは月額330円(税込)で会員になってしまえば、販売手数料を支払わなくて済むため、より利益が出やすい仕組みになっています。
フリマアプリという選択肢もあり
近年急激に利用者数が増加しているメルカリやラクマなどのフリマアプリに出品するという選択肢もおすすめです。
特にメルカリは、国民の8人に1人の幅広い年齢層のユーザーに利用されているため、商品を購入してもらえる確率が高まります。
さらに、最近ではメルカリの売上金を使って、様々なお店で買い物ができる「メルペイ」などの利便性の高いサービスも登場し、ますます便利になっています。
また、法人や個人事業主がもっと便利に出品を行うために「メルカリShops」という法人・個人事業主向けのサービスをリリースしており、今後さらにユーザー数は増加することが予想されています。
メルカリShopsのメリットについて紹介した記事はこちらから
ヤフオク!の出品手順
ここまで、いくつかのオークションサイトやフリマアプリを紹介してきましたが、ここではそれらを代表して、ヤフオクの出品手順をご紹介したいと思います。
ヤフオクの出品手順は、
- Yahoo! JAPAN IDを取得し出品者情報などを登録する
- 商品の写真を撮る
- 撮った写真をヤフオク!にアップロードする
- 出品する商品のカテゴリを選択する
- 商品情報を入力する
- オークションの終了日時と配送方法を設定する
- 出品ボタンを押して出品を行う
大きく分けると以上の7つのステップに分けられます。
初めてヤフオク!に出品する方は、出品準備として、Yahoo! JAPAN IDの取得やSMS認証、出品者情報やYahoo! ウォレットの登録を行う必要があります。
一見すると複雑に見えますが、案内に沿って1つずつこなしていけばすぐに完了します。
そして、上で紹介した7つのステップの中にある商品の撮影、採寸、原稿記入(商品詳細の記入)の3つのささげ業務は、ヤフオク!で少しでも高く販売するためにはとても大切な作業です。
これらの作業がおろそかになるだけで、顧客の購入率はかなり下がってしまうので、注意して丁寧に行うようにしましょう。
「1円スタート」と「最低販売価格」どっちがおすすめ?
ヤフオク!で出品を行う際には開始価格を「1円スタート」「最低販売価格」の2通りから選択することができます。
「1円スタート」はその名の通り、商品価格1円からオークションがスタートします。
「1円スタート」は、最低1円から開始できるため、人の目を引きつけ入札が盛り上げる可能性が上がるというメリットがあります。
しかしながら、自分が売りたい価格まで値段が釣り上がらなければ、予想よりも安く購入されてしまうというデメリットがあるため注意が必要です。
「最低販売価格」では、自分が決めた最低販売価格からオークションがスタートします。
売れるのは時間がかかってもいいから自分が決めた「最低販売価格」以上の値段で売りたいと考える方には、「最低販売価格」がおすすめです。
出品後の出品取り消しは可能?
ヤフオク!では商品出品後であっても、出品を取り消すことができます。
その際、1度も入札がないオークションを取り消す場合には、無料で取り消すことが可能です。
しかしながら、1度でも入札のあったオークションの出品を取り消す際には「出品取消システム利用料」として、1出品あたり税込550円(自動車やオートバイの場合は税込3080円)を支払う必要があります。
ヤフオク!商品落札後の手順
ここからは、ヤフオク!で商品が落札されたあとの手順について説明していきます。
ヤフオク!では商品が落札されたあと、上の画像のような流れで取引が進んでいきます。
出品者側の流れとしては、
- 落札者からの連絡を待つ
- 連絡が来たら、落札者に取引情報を確認し送料を伝える
- 落札者が代金の支払いをするのを待つ
- 入金確認が取れたら商品を発送する
- 落札者に受取連絡と評価をしてもらい取引完了
以上の5つのステップで取引を行います。
落札者が決まってからは、落札者と直接連絡を取り、取引情報や配送先を確認します。
落札者と連絡を取る際には、できるだけ迅速な返信を意識しましょう。
連絡が遅いと落札者を不安にさせるだけでなく、良い印象を持たれず、悪い評価をつけられてしまう可能性もあります。
落札者からの評価は、今後の取引などでも重要になってくるため、最後まで親切な対応を心がけましょう。
オークション出品で売上を伸ばすコツは?
オークション出品は、ほんの少しの工夫とコツを押さえるだけで売上を伸ばしていくことができます。
ここでは、オークション出品で稼ぐためのコツを4つご紹介します。
オークション出品を行う際は、ぜひ一度参考にしてみてください。
古物市場などで商品を安く仕入れる
オークション出品でお金を稼ぐためには「できるだけ安く仕入れを行いできるだけ高く売ること」が大切です。
できるだけ安く仕入れるためにおすすめなのが、古物市場です。
古物市場では、過剰在庫を抱えてしまったリサイクルショップなどのリユース事業者が、在庫処分や在庫調整などを目的に価格を下げて商品を販売しています。
そのため、通常よりもかなりお得な価格で古物を取引することができます。
古物市場を活用する注意点としては、
- 古物市場に参加するには、古物商許可証が必要
- 古物市場はオークション形式のため、相場感がわからないと損をする可能性もある
などにポイントに注意する必要があります。
ささげ業務の質を高める
オークションサイトに出品する際に最も重要なのは、商品の撮影・採寸・原稿記入(商品情報記載)の頭文字を取った「ささげ業務」の質を高めることです。
商品の撮影が上手く行われていないと、商品が魅力的に感じられなくなり、顧客の購買意欲が下がってしまいます。
また商品に採寸が必要であれば、しっかりと採寸を行い、正確な情報を顧客に伝える義務があります。
さらに、商品に関する詳細な説明がなければ、顧客は本当に購入しても大丈夫なのか?と不安になってしまいます。
このようにささげ業務の品質は、顧客が商品を購入するかどうかに大きく関わってくる大事な作業なので、特に意識して取り組む必要があります。
弊社では、このささげ業務を格安で代行するサービスを行っています。
このサービスを活用することで、ささげ業務の実施から商品の出品までを全て自動で行うことが可能になります。
複数サイトに出品を行う
複数のサイトに出品を行うことも、商品の購入率を高めるためには非常に重要な要素の1つです。
上記で紹介したヤフオク!やメルカリ、ラクマでは出品するだけなら手数料は無料です。
1つの商品をヤフオク!、メルカリ、ラクマに同時出品することで、コストをかけずに多くの顧客に商品を見てもらうことができます。
このように、販売経路を増やしていくことは、オークション出品で利益を上げるために効果的です。
出品ツールを導入する
オークションに多数の商品を出品し継続的な利益を得る場合、自分の出品にかかる時間や管理工数を削減する必要があります。
出品する商品の種類や数が少ない場合だと手動で対応できますが、出品する商品の数が増えてくると、ツールを活用して出品・管理を行ったほうが効率よく売上を増加させることができるかと思います。
最近だと無料で使い始めることができるEC出品ツールなども普及しています。
「出品する商品が増えてきて管理が大変」「出品作業にかかる時間を短くしたい」という方は、ぜひ一度出品ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
EC出品をもっと簡単にできる「セルモア」を無料で使ってみませんか?
EC出品ツール「セルモア」ではメルカリShops、ヤフオク!、楽天ラクマなどの複数のECモールに同時出品が可能です。
また各ECモールの在庫連携や受注管理、売上管理を全てセルモア1つで完結させることができます。
今だけ、セルモアは月間受注件数30件までは完全無料で活用することが可能です。
ご興味のある方はこちらから詳しいセルモアの機能についてご覧ください。
買取や出品販売・集客の一元化で売上増加を目指すなら「ReCORE」
オークションやフリマアプリ、ECなどに出品のみを行う方であれば、上記でご紹介した「セルモア」で十分お使いいただけるかと思います。
しかしながら、本格的にリユース事業を行っていきたい場合、品物の買取から販売、集客までを自社で行っていく必要があります。
弊社が開発したリユース向けPOSシステム「ReCORE」では、企業の買取・出品販売・集客などのリユース業態に必要な業務を全て完結することができます。
ここからは、ReCOREのそれぞれの機能についてご紹介していきたいと思います。
複数EC同時出品機能
「販路を増やすことで、多くの顧客にアプローチできるため、売上を伸ばすことができる」と前述しましたが、複数モールにそれぞれ出品を行うのはかなりの工数がかかります。
ReCOREでは、ヤフオク!、メルカリShops、楽天ラクマ、楽天市場、Amazon、Shopify、Yahoo!ショッピングなどの複数モールに同時出品を行うことが可能です。
この機能により、1回の出品作業で複数のECモールへ出品することができるため、出品にかかる時間を大幅に短縮することができます。
EC価格同期設定機能
ヤフオク!とメルカリで販売手数料が異なるように、各ECモールの手数料に合わせて、販売価格を柔軟に変更したいという方もいるかと思います。
ReCOREのEC価格同期設定機能では、ReCOREの同一画面上から一括で各モールの価格設定を行うことができます。
例えば「ヤフオク!では店頭価格から8.8%値上げして販売する」「メルカリShopsでは、店頭価格から10%値上げして販売する」というように、簡単に販売価格を変更できます。
ささげ業務格安代行
EC出品時に必要になる撮影・採寸・原稿記入(商品情報記載)の3つの業務であるささげ業務は、ECの売上を伸ばすためには、欠かすことのできない重要な業務です。
しかしながら、社内で1からオペレーションを構築するのは、手間がかかるだけでなく、一定のコストも必要になります。
ReCOREでは、このささげ業務を格安で代行するサービスを提供しています。
ささげ業務格安代行は、現在大手上場リユース企業様にもご愛用いただけており、業務効率化だけでなく、売上向上にも大きく貢献することができます。
ささげ業務格安代行では、店舗側はささげセンターへ配送を行うだけで、商品が購入されるまでの保管から個別配送までを行ってくれます。
ReCOREのささげ業務格安代行を活用することで、手間のかかるささげ業務だけでなく、発送までを自動化することが可能になります。
ReCOREささげ業務格安代行に関するお問い合わせはこちらから
買取査定機能
リサイクルショップや買取専門店などの場合、商品の販売だけでなく買取査定業務を行い商品を買い取る業務が発生します。
しかしながら買取査定業務を行うには、商材に関する知識が必要になるため、買取査定業務を行うことのできる人材が店舗に不足しているというケースも少なくはありません。
ReCOREでは、そのような課題を解決するために買取査定機能を搭載しています。
買取査定機能では、EC上で出品されている同一商品の最低価格を確認することが可能です。
また、店舗の過去の取引履歴を確認することも可能なので、商材に関する知識が不足していてもこれらの数値を参考に買取査定業務を行うことができます。
自社で買取査定業務が属人化してしまっている企業は、ReCOREを導入して属人化からの脱却を目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、各オークションサイトの比較やヤフオク!の出品手順の紹介をしてきました。
オークション出品で売上を伸ばしていくためには、複数のオークションサイトへの出品を行い、出品する商品の露出を増やしていくことがおすすめです。
また、複数サイトへの出品を効率化するためには、「セルモア」や「ReCORE」などのシステムを活用することで、業務を効率化しながら売上を伸ばしていくことができます。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。