出張買取の始め方とは?成功するポイントや準備するものをご紹介!

出張買取の始め方とは?成功するポイントや準備するものをご紹介!

リユース・リサイクル業界は11年連続で市場成長を遂げていますが、最近ではフリマアプリの普及により個人での売買も盛んに行われるようになっています。

しかし、家に不要なものがあってもリサイクルショップに持って行ったり、フリマアプリに出品するのが面倒と感じている方が多いのが現状です。

そんな中、自宅まで不要なものを買取にいく出張買取が大変需要があるとされており、最近は大きな注目を集めています。

この記事では、出張買取を新たに取り入れたい企業や、個人で始めたい方に向けて、準備すべきものや成功するためのポイントについて詳しく解説しています。

出張買取を始める際に準備するもの

適正在庫

出張買取での開業は、個人でも簡単に始めることができますが、準備するものや法律的に必要となる物がいくつかあります。

ここでは、出張買取を始める際に最低限準備しなければならない物を5つに絞ってご紹介いたします。

古物商の許可

中古品を取り扱う個人や企業は、必ず古物商許可を取らなくてはなりませんが、特に試験などはないので誰でも許可を取ることが可能です。

すでにリユース業を行っている企業は必要ありませんが、個人では新たに許可を取る必要があります。

古物商の許可申請は、警察署で行うことができ、料金は19,000円となっています。

その際に、営業を行う事務所を設定する必要がありますが、事務所がない個人の場合は自宅を設定することが可能となっています。

また、出張買取で仕入れた商品の売却にECサイトを利用する場合は、出品者のECサイトのプロフィールのURLを提出しなければなりません。

こちらも、古物商許可の申請の際に同時に行うことが可能となっておりますので、申請の際にURLが分かっている場合は提出しておきましょう。

自動車

出張買取を行う場合、顧客の家に訪問して買取を行うため、商品を運ぶことができる自動車が必要となります。

ブランド品や貴金属などの小さな商材を扱う場合は、乗用車や軽自動車でも問題ありません。

家具や電化製品などのような大きな商材の買取を行う場合、ワゴン車やトラックを用意する必要があります。

中古の軽トラックなどは50万円以下で手に入れられる物もあるので、初期費用を抑えるためには、中古の自動車を購入するのがおすすめです。

倉庫

出張買取を始める際に必要になるのは、商品を一定期間保存しておく倉庫です。

リユース企業に出張買取を導入する場合は、店舗の売場や倉庫を利用しましょう。

個人の場合、買取した商品を自宅で保管しても構いませんが、大きな家具や電化製品を複数保管しておくのであれば、倉庫を借りておくほうが良いでしょう。

また、中古品の買取にはクーリングオフ制度が適用されます。

買取を行ってから8日以内に顧客から返品を求められた場合、商品を返さなければなりません。

そのため、たくさんの商品の買取を行っていても8日間は保管できるある程度の大きさの倉庫を準備しておきましょう。

買取資金

個人で出張買取を始める際には、諸経費の他に買取資金を準備する必要があります。

買取を行う商材によって必要な金額は異なりますが、ブランド品や貴金属を取り扱う際には、数十万円から数百万円のお金が必要になることもあります。

ゲーム機や古着などの商品単価の比較的低いものでも、10万円程度は用意しておいた方が良いでしょう。

そのため、個人の初めての起業でリスクを抑えたいという方は、商材の単価の低いものを専門として低予算で始めることをおすすめします。

買取した商品の売却先

個人で出張買取を始める方の場合は、買取した商品の売却先を準備する必要があります。

ヤフーショッピングやフリマアプリなどは、個人でも手数料があまりかからず、出品手続きも容易なのでおすすめの方法です。

それらだけでなく、Amazonや楽天などのECサイトにも出品することができれば、さらに販路を拡大することが可能となります。

また、古物市場などに出品するなどといった方法もあります。

リユース企業の場合は、店舗があるリサイクルショップなどでは古物市場だけでなく、買取した商品を自社の店舗で販売することが可能です。

また、中長期的に出張買取の売上を伸ばしていきたいのであれば、販路を拡大するためにECサイトに出品することなどもおすすめです。

実店舗と複数のECサイト(Amazonや楽天・ヤフオクなど)で併売し、両方を統合して自動で管理することが可能なシステムなどもあります。

そのようなシステムを導入すると、販路を拡大することができ、出張買取した商品を効率的に販売することが可能となります。

出張買取を始めるポイント

メリット

出張買取のポイントを押さえず起業や業態付加をした場合、成功する可能性は低く、リスクが高くなってしまいます。

ここからは、出張買取で成功するポイントや注意点についてご紹介したいと思います。

買取に関する知識をつける

個人が出張買取を始める場合、中古品の買取に関する知識をつけることは重要なことの1つです。

商品やブランドの価値を知っておくことはもちろん、査定方法や注意点などを知っておく必要もあります。

しかし、初めはブランド品や貴金属などに関する知識や経験がなくても、商品ごとの買取価格の目安を参照することができるシステムなどがあります。

リユース企業では、査定員が買取を行うことが可能ですが、そのようなシステムを導入することによって、買取の属人化を防ぐことなども可能です。

初期費用を考える

個人で行う出張買取のなどのビジネスの場合は、初期費用をかけずにリスクを抑えて起業することができます。

そのため個人の場合、倉庫や自動車・広告などにかかる費用は最小限に抑えましょう。

一方で、リユース企業に出張買取を導入する場合は、中長期的に利益を出すことを意識して初期費用を準備しましょう。

出張買取を行う際の査定を補助する機能を持ったシステムなどを導入することによって、買取の属人性を無くすなどといったことも可能となります。

また、新規顧客を獲得するための広告やリピート集客を行うための販促などにコストを割くことも重要です。

個人と企業では資金力が異なるため、目的に合わせた初期費用を準備するようにしましょう。

利益率を考慮する

中古品の買取の際、「買取した商品をいくらで販売することができるか」ということが最も重要となっています。

販売価格を逆算して、しっかりと利益が出る買取価格を決めることが出張買取で成功する秘訣です。

しかし、専門的な知識を持った査定員でない場合、利益を出すことができる適正価格で買取をすることは難しくなっています。

そのため、商品ごとに適切な買取価格を参考にできるシステムなどを導入するなどがおすすめです。

そのようなシステムを活用すれば、出張買取でも属人性を無くすことが可能となります。

またリユース企業では、出張買取にかかる時間や手間・交通費の分、店舗での買取査定額よりも低い価格で買取する必要があります。

利益率を考慮した適切な買取価格を設定をすることで、しっかりと利益が出る買取を行う事ができます。

広告や販促を行う

出張買取を始める場合は広告による宣伝が必須ですが、地域を絞ったポスティングやWeb広告・SNS広告を打つことが効果的です。

リユース企業の場合、「あのリサイクルショップは出張買取もしている」という様なブランディングをすることが中長期的な売上を伸ばすためには重要となっています。

また、新規集客を行うだけでなく、顧客をリピートさせるための販促を行うことも大切となっています。

顧客のリピート率を向上させるためには、適切な顧客管理を行う必要があります。

出張買取を行った顧客の適切な管理ができるシステムの導入など、顧客のリピート率を上げる販促を行う事ができるようになります。

出張買取に役立つPOSシステムReCORE

ReCOREとは?

この記事では、出張買取を始める際に必要なものや成功するポイントなどをご紹介してきました。

ここまで記事を読んで頂いた方の中には、

  • 出張買取を始めるのに必要なツールを知りたい
  • しっかりと利益の出る出張買取がしたい
  • 簡単にECに出品できるツールを知りたい

という方が多いのではないでしょうか?

そんな方には、出張買取に役立つPOSシステムReCOREをご紹介いたします。

買取査定機能

一般的な出張買取の場合、専門的な知識を持った査定員が顧客の家を訪問して買取をするため、買取業務が属人化しています。

特に、リユース企業に出張買取を業態付加する場合では、属人性を無くすだけでなく、均一的な買取を行う事が必要となっています。

ReCOREの買取査定機能では、買取時に商品の買取価格の目安を確認することが可能です

ReCOREには8000万件を超える商品マスタが搭載されているため、あらゆる商品の買取価格の相場を参照することが可能となっています。

そのため、「出張買取を始めたいけど査定ができるスタッフが足りていない」という企業でも気軽に出張買取を始めることが可能となります。

その結果、スタッフによって買取査定の品質がバラバラになっている企業の問題も解決する事ができます。

EC出品機能

出張買取で商品を買取することができても、それらの商品の販売経路が決まっていなければ利益を上げることができません。

ReCOREに搭載されているEC出品機能では、出張で買取した商品を複数のECサイトで出品することが可能となります。

そのため、出張買取でたくさんの商品を仕入れた場合でも、EC上の複数の販路で販売することができます。

ECでの販路拡大によって商品の売り逃しを防ぐことができるため、過剰在庫を防ぐことも可能となります。

今まで、複数のECサイトに出品する際には、サイト一つ一つに出品する必要があるため、出品する作業に手間がかかっていました。

しかしReCOREでは、事前に設定しておくと、一度の操作で同時に複数のECサイトに出品することができます。

このように、ReCOREのEC出品機能を活用することで、EC出品の効率を上げて販路を拡大することが可能となります。

在庫管理機能

在庫管理画面

個人で出張買取を行っている方の場合、自宅や倉庫で保管している在庫の管理は比較的簡単です。

一方リユース企業の場合、商品数が多く、商品を店舗とECで併売するということがあるため、在庫管理が複雑になります。

例えば、ECと併売している商品が店舗で売れた場合、ECサイトに出品している情報をその都度、手作業で削除する必要がありました。

しかし、ReCOREを導入することで、ECと店舗の在庫管理の問題は全て解決することができます。

もし、ECと併売している商品が店舗で売れた際には、在庫情報をECサイトに反映させることが可能となります。

さらに、複数のECサイトに同時出品している場合でも、1つのサイトで商品が売れた際には他のサイトの在庫情報を連動させることも可能となっています。

このように、ReCOREの在庫管理機能を活用して、適切な在庫管理を行いましょう。

在庫管理のさらに詳しい説明はこちら

顧客管理機能

出張買取においてもリピート顧客は重要となっているため、適切な顧客管理を行う必要があります。

ReCOREでは、顧客の属性や買取履歴などを基にした顧客管理を行うことが可能となっています。

それらの顧客情報をもとにして、効果的な販促メッセージをSMSやメールで送信することもできます。

また、LINEミニアプリと連携させて顧客管理を行うことも可能なため、LINEメッセージによる販促メッセージを送ることもできます。

適切な販促メッセージを送ることができていると、家に不要なものがある際に出張買取を呼んでもらえるようになります。

ReCOREを活用し、最適な顧客管理と出張買取の販促を実現しましょう。

まとめ

この記事では、出張買取を始めたい企業や個人に向けて、準備するものや成功するポイント、役立つツールなどをご紹介してきました。

出張買取ではしっかりと利益の出る買取を行いさまざまな販路を用意して売り逃しを防ぐということが重要であるとご説明してきました。

また、新たに出張買取を始める企業でも、ECサイトでの出品が販路拡大のために重要であるという事が分かっていただけたと思います。

ReCOREを導入することで、出張買取の属人化を防ぎ、ECサイトで販路拡大をさせることが可能となります。

また、出張買取の顧客のリピート率をあげることができるので、中長期的に業績を上げることが可能となります。

ReCOREについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ下記のボタンをクリックしてお問い合わせや資料ダウンロードをしていただけると幸いです。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

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