EC出品ツールとは?業務を効率化する方法やおすすめサービスを紹介
「EC出品にかける時間を出来るだけ少なくしたい」
「複数のモールでの販売を一括で管理したい」
上記のような悩みからECモール販売を一括管理できるツールを導入を検討している事業者様が増えています。
EC出品は運営に力を入れていくことで利益が期待できますが、出品の工数やコストがかかったりなど、出品者として解決したい悩みが多いです。
そんな悩みを解決するためにツールを導入する事業者様も少なくありません。
本記事では、ECモールに出品を検討している方に向けて、ECモールのメリットやデメリット、出品ツールでできることを紹介します。
目次
ECモールに出品を行う理由とは?
ECモールに出店することに難しい印象を持っている方も多いですが、売上を上げたい場合にはメリットが多いです。
なかなか売上が上がらない事業者様は、ECモールへの出品を検討してみてはいかがでしょうか。
一方で、ECモールに出品する上で発生するデメリットもあります。
デメリットを理解することで、未然にトラブルを防げます。
EC出品の課題とは?
自社ECやECモールに出品する際には課題があります。
その課題とは
- 出品作業に時間がかかる
- 複数のモールで同時出品できない
- 店舗との在庫連携が難しい
などでございます。
まず、ECに出品する作業にはかなりの時間がかかります。
1商品の登録に10分程度の時間がかかってしまうため、時間的なコストが大きいです。
特に多くの商品をECモールに出品予定の方は長時間の作業でようやく全ての出品が完了します。
続いて、複数のモールで出品する際に一括で出品できないため、より時間がかかってしまう点です。
販路を増やすために複数のECモールを運営する事業者様が多いですが、出品手続きなどに時間がかかってしまい、億劫に感じる方も少なくありません。
最後に店舗を経営している方は在庫連携が難しいです。
店舗とECの在庫管理は過剰な在庫を避ける必要があり、需要を予測しながら仕入れを行うことが重要です。
また、不要な在庫が発生した場合は早めに処分しなければいけない商品もあるため、在庫には常に気を使っていなければいけません。
しかし、店舗を運営する上では他にも注意しなければいけないことが多いため、在庫管理が散漫になることも多いです。
そのため、円滑に出品作業を進めるために業務の効率化を行う必要があります。
ECの在庫管理のために、EC出品をサポートするツールを導入している事業者様が多いです。
ECモールへの出品方法
ECモールへの出品は商品企画や仕入れが終えた上で始まります。
ECモール運営の流れは
- 商品企画
- 仕入れ(製造)
- ECサイトの用意
- 商品に関するプロモーション
- 受注や在庫管理
- 注文、出荷
という形です。
ECモールに出品する場合は、各モールで出品用アカウントに登録します。
アカウントに登録した時点で、商品の出品は可能です。
出品者プロフィールを充実させた上で、商品の登録を実施することで自分の店舗は完成します。
出品後、注文があった商品を発送という業務を繰り返していくことで、売上を立てていきます。
出品できるモールは国内海外問わず、さまざまな種類があるため、自社に適しているモールを選びましょう。
ECモールへの出品を代行して、業務を効率化させませんか?
ReCOREの出品代行を活用することで、店舗に滞留している在庫を簡単に現金化ができます。
最大7ECモールへの併売を代行し、商品の撮影から出品、配送から顧客とのやり取りまで行います。
1点880円からと格安で行っており、古物市場よりも高い利益率が見込めます。
また商品を箱に詰めて送るだけと工程も簡単なので、業務を増やすこともありません。
さらにどの商品がどのECモールにいくらで売られているのかも、管理画面で簡単に確認可能となっています。
在庫の回転率を最大化するために業務の効率化を実現したい方は、上記バナーをクリックして資料請求またはお問い合わせお待ちしております。
ECモールへの出店と出品の違い
ECモールには「テナント型」と「マーケットプレイス型」の2種類があります。
テナント型はECモールに出店する形式です。
ECモールの中に自社のECサイトを作る形で、手間がかかるもののブランドや企業としての特徴を出しやすいです。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどは、テナント型をとっています。
一方でマーケットプレイス型はECモールに出品する形式です。
出品情報と出品者情報を登録すれば、すぐに販売開始できます。
テナント型と比較すると、手間がかからないため、ECモール初心者にはおすすめです。
しかし、ブランドや企業の特徴は出しにくいため、差別化をはかりたい事業者様には不向きです。
Amazonはマーケットプレイス型をとっており、出品が簡単に行えます。
オリジナルブランドや商品を販売したい場合はテナント型、販売効率を重視するのであればマーケットプレイス型がおすすめです。
ECモールのメリット
ECモールで出品を行うメリットとしては、
- 集客力が高い
- ショップ運営のサポートを受けられる
というメリットがございます。
それぞれご説明させて頂きます。
集客力が高い
ECモールを活用することで、集客面に生かすことができます。
知名度の高いECモールはユーザーからの信頼度が高く、恩恵を受けやすいです。
また、ECモール内で消費者はキーワードを使って検索されます。
そのため、知名度が低い店舗だとしても、ユーザーが求める商品であれば購入される可能性が高いです。
ショップ運営のサポートを受けられる
続いて、ECモールを利用することで運営企業からのサポートが受けられます。
内容としてはモールの運用や集客に関するアドバイスだったり、アクセス解析に関するデータをもらえたりなど、売上アップにつながるヒントがもらえます。
ECモールに出店するのが初めての初心者でもノウハウを蓄積しながら運用することが可能です。
ECモールのデメリット
ECモールに出品するデメリットとしては下記の3つが挙げられます。
ランニングコストが発生する
まずはECモールに出店することで、固定費が発生します。
ECモールで出店するには月額の出店料や販売手数料などのランニングコストがかかります。
ランニングコストを上回る利益が出るのであれば問題ありません。
しかし、利益があまりでない場合は損失が膨らむ可能性が高いです。
ランニングコストを上回る利益を出すためにも経営の腕が試されると言えます。
価格競争が起こる
続いて、価格競争が起こる点です。
ECモールでは類似の商品を多く取り扱っています。
類似商品が集まる市場の中では低価格な商品が好まれる傾向が高く、価格競争が起こりやすいです。
競合との価格競争が起きた場合、自社の商品価格を下げざるを得ません。
そのため、自社の利益率も下がってしまいます。
自社の利益率を考慮した上で価格設定を行う必要があるのがデメリットです。
ブランディングを表現しにくい
最後にブランディングが表現しにくい点です。
ECモールではモール内で決められたフォーマットで商品を訴求しなければいけません。
そのため、自社で企画したプロモーションなどが通用しないケースが多いです。
自社サイトの場合はサイトデザインなどを通して、ブランドの世界観を演出できます。
デザインなどのカスタマイズ性は高くないため、自社ECサイトと合わせて使い分けていくことが重要です。
出品ツールで実現可能な業務とは?
出品ツールを活用することで、さまざまなメリットがあります。
基本的には出品者の業務を減らすことが可能です。
実際に出品ツールを活用して行うことができることとしては
- 一括出品
- 在庫連動
- 発注・仕入管理
- 売上・決済管理
がございます。
これらを1つずつ解説させていただければと思います。
一括出品
ECモールへの出品で時間がかかってしまうのが、商品の出品作業です。
複数のECモールに出品している場合は、それぞれのモールで出品手続きを実施しなければいけません。
そこで出品ツールを活用することで、複数のECモールに一括で出品できます。
加えて、商品の概要を一括で編集できる機能があるツールは利便性が高いです。
ECモールに出品する商品は定期的に説明文のアップデートや写真の入れ替えが必要です。
しかし、すべての編集を行うのは手間がかかります。
ツールによっては一括編集機能や写真の置き換え機能があるため、出来るだけ楽にモールの編集ができるツールを活用しましょう。
在庫管理
複数のECモールを活用している事業者様が在庫情報を個別に管理したり、連動させたりするのは難しいです。
そこでEC一元管理システムを導入することで、複数モールの在庫情報が自動で連動されるようになります。
商品の入荷やキャンセル、返品などの業務に対しても自動で対応できます。
人員をかけずに管理できるため、コスト削減が可能です。
また、ツールによっては在庫切れ前のリマインドや、セール時の価格を反映するなど、業務効率化に役立つ機能を搭載しているものもあります。
発注・仕入管理
自社の商品をECを通して売り出すには発注や仕入れが必要です。
発注する際に発生する発注書やメールの送付をしなければいけません。
発注は経営資金にも関わるため、慎重に取り扱う必要があります。
一方で手間がかかる作業であるため、出来るだけ効率化したい事業者様も多いです。
特に取扱商品が多い場合、大きな負担がかかります。
そこでツールを活用することで、発注作業や仕入作業を効率化でき、発注書やメールに関しても任意の形式で取扱が可能です。
煩わしい発注・仕入作業を全般的に効率化できるため、ツールを選ぶ際にチェックしたい機能の1つです。
売上・決済管理
決済システムが連動できるのであれば、入金や決済の確認ができます。
入金の漏れが発生するリスクを防ぐことができるため、事業者様の手間暇を削減できます。
また、売上データを活用することでマーケティングに活かせるため、自社店舗の売上アップにつながる可能性が高いです。
ECモールを利用する上で、注文受付や発送連絡、フォローなどでメールを送信する必要があります。ツールを活用することで、メールを自動送信してくれるため、文面作成などに時間をかける必要がありません。
また、ツールによってはメールによる売上アップの数値も分析できるため、店舗のマーケティングにも利用できます。
出品ツールの選び方
出品ツールを利用することで、出品者にとってさまざまなメリットがあります。
ECモールへの出品を検討しているのであれば、出品ツールについても学んでおくべきでしょう。
ここからは出品ツールの選び方について紹介します。
対応するモールの種類
まずチェックしておきたいポイントとして、対応するモールの種類です。
ツールによっては、有名なECモールに対応していないケースもあります。
ツールに未対応のECモールに出店している場合、個別で対応しなければいけないため、手間が増えてしまいます。
ツールが対応しているECモールは必ずチェックしましょう。
同様なことがカートシステムでも言えます。
カートシステムにもさまざまな種類があるため、自社が利用しているカートシステムをどこまでカバーできているかもチェックしましょう。
主要な機能
ツールによって導入している機能が異なります。
ECモールを利用する上で必要となる機能を確定させた上で、ツールを選びましょう。
例えば、ECモールへの出品だけではなく、顧客の情報を活用してマーケティングも合わせて実施したい事業者様は、顧客管理機能があるツールがおすすめです。
他にも応対履歴や顧客対応のステータス管理が可能なツールもあるため、比較した上で吟味しましょう。
他にも顧客のリピーター化を促進するステップメール配信や、出品している店舗で一括の顧客リスト管理が可能なツールもあります。
自社がECモールを運営している現状の課題を踏まえた上で、ツールの導入を検討しましょう。
店舗の規模に見合った金額
ECモールで商品を販売して利益を上げていくためには、経営面での視点が必要です。
そのため、ECモールを管理するツールの利用料金も考えなければいけません。
例えば、あまり予算に余裕がない状態で大きな金額がかかるツールに投資するのはおすすめできません。
店舗を大きくしていく上で、さまざまな部分でコストがかかるため、出来るだけコストを押さえたいところです。
そのためにもツールを導入する初期費用やランニングコストなどは考慮した上でツールを導入しましょう。
EC出品を効率化できるツール「ReCORE」
ここまでECへの出品ツールについて解説させて頂き、出品ツールでできることやツールの選び方をお話させていただきました。
しかしECの出品ツールを調べ、自社に合ったものを探し出すのは非常に大変かと思います。
そこでECへの出品が可能なツールである、リテール・リユース向けクラウド型POSシステムであるReCOREをご紹介させて頂きます。
ReCOREはPOSシステムとして販売機能はもちろん
- EC出品機能
- 在庫管理機能
- 顧客管理機能
- 分析機能
- 買取、下取り機能
などを搭載しております。
そのなかでも今回はReCOREの中心機能であるEC出品機能についてご紹介させていただければと思います。
複数モール同時出品機能
これまでECへの出品したことのある方であれば、
1つのモールへの出品だけでも非常に工数がかかるのに、複数モールへの出品は負担が大きすぎる
ということを一度は感じたことがあるかもしれません。
ReCOREではそのようなお悩みを解決するために複数ECモールへの同時出品が可能となっております。
ReCOREはPOSシステムなので、買取や仕入れを行った場合、商品が登録されます。
そこで登録された商品はReCOREの画面上でECに出品することが可能となっております。
出品可能なECモールとしては、Amazon、楽天、Yahoo!オークション・ショッピング、ラクマへ出品することが可能となっております。
また、Shopifyで作成した自社サイトへも出品することができます。
1つの画面で同時に出品することができるので、それぞれのモールに入り、出品を行うという手間も省くことができます。
この機能により、簡単に販路拡大を行うことができるため、ECの売上アップも期待することができます。
ECテンプレート機能
ReCOREではEC出品の際に必要な情報の入力をテンプレート化することができます。
ReCORE上で登録されたカタログ(商品マスタ)の情報を紐づけることも可能なので、原稿作成にかかる時間を大幅にカットすることができます。
商品説明文はHTMLで作成することも可能なので、レイアウトも自由に変更することができます。
テンプレートはモールごと、商材ごとなどで作成・編集することができるので、ある程度事前に設定しておくと非常に簡単な操作で出品することができます。
これらのEC出品テンプレート機能により、出品にかかる工数を大幅に下げることが可能となっております。
EC店舗間在庫連携
ReCOREではECに出品した商品と店舗に陳列している商品の在庫情報を連動させることが可能となっております。
この機能により、店舗とECで商品の併売を行うことが可能になります。
在庫の連動ができていないと商品を出品しても店舗では販売することができないということや、在庫情報を毎回更新しなければならないというお悩みもよくお聞きします。
しかしReCOREでは販売した商品は自動で在庫連動されるので、ECで既に売れている商品を店舗で販売してしまうということも防ぐことが可能になります。
自動出品機能
商品を買取、仕入れした後に自動で出品したいという企業様もいらっしゃるかと思います。
そのような希望も叶えるべく、ReCOREでは商品の自動出品が可能となっております。
あらかじめ商品やジャンルごとで自動出品設定を行っておくことで、商品が在庫に入った際に自動で指定したECモールに出品することが可能です。
ある程度商品のジャンルが固まっているという店舗などにはピッタリの機能となっており、出品工数を大幅に下げることが可能になります。
配送伝票連携
商品を配送する際に、配送伝票の作成に時間がかかるということもEC出品の大きな課題かと思います。
しかしReCOREでは送り先が入力された配送伝票の発行ができ、送り状番号を取り込み、お客様にメールで自動的にお知らせすることも可能です。
ヤマトB2クラウド、もしくは佐川e飛伝を使用する場合であればこの機能を活用することが可能となっております。
お客様へのメールもReCORE上で編集可能となっており、配送伝票も発行することができるという点は業務を大きく効率化することができるので、ぜひご確認してみてはいかがでしょうか。
EC店舗間価格同期機能
EC出品の際に販売金額を調整したいという企業様も非常に多いかと思います。
ECモールなどを活用して販売する場合には、モールの手数料なども発生するのでなかなか店頭と同じ価格で販売するということは難しいかと思います。
しかしReCOREでは店頭の販売価格を基にして、EC販売の際には手数料分金額を上乗せするということも可能でございます。
金額は値引きだけでなく割引で設定することも可能なので、細かく商品ごとに金額を調整しなければならない、というお悩みも解消することが可能となっております。
これら以外にもReCOREではEC出品に関して様々な機能を搭載しておりますので、詳しく知りたいという方はぜひ一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
セルモアなら月額受注件数30件までは無料で利用可能!
前述したように、ReCOREにはEC出品機能以外にも、買取査定機能やKPI管理機能、分析機能などの多数の機能が搭載されています。
しかしながら、スモールビジネスや副業としてEC販売を行う事業者の中には、EC関連機能だけで十分だと感じる方も多いかと思います。
そのような方の思いに答えるために弊社では、ReCOREのEC機能をパッケージ化した「セルモア」というサービスをリリースしました。
セルモアは、ReCOREの数ある機能の中からEC運営に必要な機能のみを搭載してあるため、ReCOREよりも低価格で利用することが可能です。
価格は、月額11,000円(税込み)で使用し放題となっております。
セルモアの各機能について気になる方や無料トライアルを利用したい方は、ぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
本記事ではECモールを一括で管理するツールについて解説しました。
ECモールをうまく活用することで、事業者様の負担を減らせたり、自動でマーケティングに活用できる情報が得られたりなど、業務の効率化につなげられます。
一方で、ECモールにはさまざまな種類があり、自社の店舗に適しているツールを見つけなければ行けません。
自社店舗のEC出品ツールとして今回ReCOREをご紹介させていただきました。
この記事を読んで、ReCOREに少し興味があるという方や、もう少し詳しく話を聞いてみたいという方は、下記のバナーよりお問い合わせ、もしくは資料ダウンロードをクリックいただければと思います。
担当のコンサルタントが詳しくお話をお聞かせいただきますので、是非一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
監修者:本荘 幸大
卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。