リサイクルショップって儲かるの?売上や利益率を高める方法をご紹介

リサイクルショップって儲かるの?売上や利益率を高める方法をご紹介

最近では、若者を中心に中古需要が増加しており、ネットショッピングを楽しむ人が増えてきています。

それに伴い、リユース市場に参入する企業や事業者も増加傾向にあります。

そんな中、リサイクルショップの経営に興味があるけど、

  • リサイクルショップが儲かるのか知りたい
  • 儲かっているリサイクルショップの特徴を知りたい
  • リサイクルショップで儲かる方法・施策を知りたい

などという方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、どのようなリサイクルショップが儲かっているかについて説明したうえで、リサイクルショップの儲かる具体的な方法4つを紹介します。

リサイクルショップって儲かるの?

やはり多くの方が気になるのがリサイクルショップは儲かるのかということではないでしょうか。

結論、方法施策次第ではありますが、リサイクルショップは儲かります

ここからは、「リサイクルショップは儲かるのか」という疑問に、リユース市場の現状と今後について解説しながら回答していきます。

リユース市場の現状と今後

引用:リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)​

リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)​によると、2021年のリユース市場の市場規模は約2.7兆円で、前年比では11.7%も増加しています。

2009年以降は12年連続で市場規模が拡大しており、2021年は2019年から続いている新型コロナウイルスの影響が小さくなったことで需要が戻り11.7%という2桁を記録しました。

特に店舗販売は2020年の緊急事態宣言や時短営業などを経て、前年比で12.0%増になっています。

さらにネット販売では前年比の14.7%を記録し、コロナの影響や急速に進むIT化でECに力を入れる事業者が増えたことが伺えます。

また、メルカリなどのフリマアプリをはじめとするネット販売も前年比10.4%を記録し、物価上昇などの影響を受けての中古需要の高まりが前年比増に繋がりました。

商品別にはブランド品や玩具、模型などが増加傾向にあり、コロナ禍でブームになったアウトドアやキャンプの影響でスポーツ・レジャー用品も増加しました。

このように、リユース市場は拡大しており今後もさらに期待ができる業界です。

しかし、リユース市場が拡大する一方で、個人や小規模のお店は厳しくなっているのが現状です。

これは、店舗メインだったリユース市場が、ECや個人間売買などへ移行したことが影響していると考えられます。

メルカリ・ヤフオクの影響

最近では、若者を中心に“新品よりも中古で良い物を”という人が増えており、中古需要が高まってきています。

それに伴い、企業ではなく個人間で誰でも気軽に出品・購入ができるメルカリ」や「ヤフオクなどでの取引が盛んです。

「メルカリ」や「ヤフオク」などでは、衣類や本、日用品のみならずブランド品や大型家具・家電などの取引も多く、幅広い商品が出回っています。

そのため、新品離れが進みネット上での中古需要が高まっている現在では、リユース市場においてもネットショップへの対応が必要です。

データドリブン経営が必要

リユース市場が年々拡大してきている一方で、売上分析や集客、顧客・在庫管理などの経営が適切にできていない小規模店舗などの経営が厳しくなってきているのも事実です。

実際、リユース事業者の多くでは経営数字を把握できていないケースも少なくありません。

古物台帳によって顧客情報は蓄積されているのにも関わらず、販促に活かしきれていないという問題があるためです。

しかし、他の業種で進んでいるデータドリブン経営(=データを元にした経営)をリユース業界でも取り入れることで、儲かりやすくなる可能性があります。

データ分析によって得られたデータを元に経営戦略を練っていくことはとても重要です。

売上分析をしっかり行うことで、商品のニーズが把握でき、適切な発注ができたり、売れ残りや商品の不足を未然に防ぐことができます。

また、顧客・在庫管理を徹底することも、適切に顧客へアプローチできたり、リピーターを増やしたりすることにつながります。

そして、経営で同じく重要になるのが集客です。

効果的な集客ができていれば、

顧客のニーズに合った商品を取り揃えておくことなど、効果的な集客ができていれば売上には繋がることができます。

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儲かるリサイクルショップの特徴

リユース市場は拡大していますが、一部の小規模店舗などの経営は厳しくなってきていることが分かりました。

では、儲かるリサイクルショップと儲からないリサイクルショップの違いは何でしょうか。

ここからは、儲かるリサイクルショップと儲からないリサイクルショップを比較しながら、儲かるリサイクルショップの特徴3つを紹介します。

 儲かるリサイクルショップ儲からないリサイクルショップ
買取顧客安定している安定していない
リピーター多い少ない
EC販売に対応しているか対応している対応できていない

買取顧客が安定している

リサイクルショップの仕入れは顧客からの買取がメインです。

買取ができていなければ販売する商品の安定確保が難しくなるため、リサイクルショップにとって買取顧客が安定していることは重要なことなのです。

儲かるリサイクルショップでは、この買取が安定しています。

買取が多く安定していれば、常に品数も豊富で在庫の回転率も高いため、リピーターの顧客も飽きることなく、頻繁に店舗に足を運んでくれます。

買取を増やすためには、SNS広告の配置やブログでの宣伝SEO対策や店内POPなどの工夫が必要です。

また、LINE査定出張買取を行うなど、さまざまなニーズに対応した査定方法の工夫も効果的です。

買取を安定させる仕組みを作りで、リピーターを増やしていきましょう。

リピーターが多い

リピート客が多いのもの儲かるリサイクルショップの特徴です。

リピート客が多いということはつまり、顧客に「また利用したい」と思わせるショップ作りができていることになります。

一方、儲からないリサイクルショップはリピート客がつきづらく、購買意欲をかき立てる魅力的なショップ作りができているとはいえません。

リピート率を上げるためには、丁寧な接客ポイントカードなどの施策が有効です。

売上の高い店舗の接客方法について全店舗で情報共有したり、ロールプレイング研修を行ったりすることで接客スキルの向上が図れます。

また、ポイントカードを作り、購買意欲をかきたてることも可能です。

例えば、200円毎に1p(1p=1円)貯めることができるポイントカードを導入することによって、「次回ポイント分が割引になるなら、またこの店舗を利用しよう」と思わせることができます。

さらに、顧客管理システムなどを使って、メールやLINEなどでのリピート集客を行うことも効果的です。

LINE友達追加特典を付け登録を促し、クーポンや買取査定アップ日などについての定期配信を行ったり商品の新着情報を届けたりするなど、リピート客を増やす施策を行いましょう。

EC販売に対応している

儲かるリサイクルショップでは、店舗のみならずEC販売にも対応しているという特徴があります。

先述の通り、最近では「メルカリ」や「ヤフオク」などのネット上での取引が盛んになっています。

それに伴い、「ネットのみで買い物を済ませる」「店舗に足を運んでも購入はネットで行う」など、購入方法も多様化しています。

当然、企業もメルカリやヤフオクを含めたECに対応していかなければならず、店舗だけで売上を伸ばし続けるのは今後さらに難しくなると予測できます。

つまり、今後のリユース市場で売上を伸ばし続けるためには、店舗とECモールでの併売は必要です。

複数の販路を持つことで顧客とのタッチポイントが増え、売上アップに繋がります。

リサイクルショップで儲かる方法

儲かるリサイクルショップには「買取顧客が安定している」「リピーターが多い」「EC販売に対応している」という3つの特徴があることが分かりました。

では、具体的にはどのような方法で儲かるリサイクルショップにしていけばいいのでしょうか。

ここからは、リサイクルショップで儲かる方法4つを紹介します。

ECと店舗の併売を行う

 店舗のみで販売する場合店舗とECモールで併売する場合
販売経路店舗のみ店舗・ECモール
顧客数少ない多い
客層限られる幅広い
在庫のムダ多い少ない
回転率悪い良い

先述の通り、今後のリユース市場で売上を伸ばし続けるためには、店舗とECモールでの併売が必要です。

店舗とECモールで併売することで、在庫の回転率アップが狙えるというメリットがあります。

分かりやすく、店舗のみで経営する場合と店舗とECモールで併売する場合を比べてみましょう。

店舗のみで経営する場合は、来店する顧客や客層が限られてしまうため、商品が長期間残ってしまうことがあります。

一方、店舗とECモールで併売する場合は、販売経路が複数あるので多くの顧客や幅広い客層からの需要があります。

結果、在庫の回転率が上がり、売れ残りなどの在庫のムダをなくすことができます。

店舗だけではなく複数のECモールで商品を併売することで、販路を拡大していきましょう。

適切な在庫管理を行う

適切な在庫管理を行うことも、儲かるリサイクルショップにする方法の1つです。

在庫管理が適切にできていないリサイクルショップは、必要な在庫を必要な分だけ発注できておらず在庫のムダや在庫の不足が発生しがちです。

在庫のムダや在庫の不足は直接売上に響くので、改善する必要があります。

適切な発注方法を用いる、在庫分析によって現状を把握する、在庫の動きを可視化するなどを徹底し、在庫情報を常に正確に把握するようにしましょう。

また、在庫管理にはエクセルなどを用いて行う方法と、ツールを活用する方法の主に2つの方法があります。

ツールを活用することで作業の効率化が狙えるのはもちろん、人的ミスが減る在庫切れや在庫不良の防止になる人件費の削減に繋がるなどのメリットがあります。

さらに、複数店舗の一元管理化やECモールとの連携がしやすいという特長もあります。

そのため、在庫が多く管理に時間や手間がかかるという場合は、ツールの活用を検討してみるのもおすすめです。

顧客管理を行い、リピート販促を実施する

儲かるリサイクルショップにするためには、システムなどを使い適切な顧客管理を行う必要があります。

顧客管理システムなどを使うと、顧客管理ができていなかった顧客を会員化し、効果的なリピート集客を行うことができます。

例えば、会員顧客の購入履歴などをもとに、おすすめ商品の紹介やクーポンをLINEメッセージで送るなどです。

LINEメッセージは属性別に配信できるので、誕生月や購入商品などに基づき個々に合った情報を届けることも可能です。

適切な顧客管理を行い、継続的にリピート販促することで、儲かるリサイクルショップにしていきましょう。

売上分析などを行い、適切な施策を実行する

先述の通り、リユース市場で儲けを出し続けていくためには、データドリブン経営が必要です。

つまり、データを用いて売上分析などを行い、適切な施策を実行しなければなりません。

売上アップを着実に狙うためには、データ分析などによって得られた根拠に基づき、適切な施策を考えましょう。

まずは現状把握や改善を図るために、自社の売上や利益率などの分析をしっかりと行うことです。

さらに売上や顧客・在庫などの分析を行い、業務改善や売上アップの細かい施策などを考案する場合は、分析ツールを用いるのが得策だといえます。

リサイクルショップの売上アップにはReCORE POS

ReCOREとは?

リサイクルショップの売上を上げるためには、データを活用した店舗運営を行っていくことが現代社会では必要になってきています。

しかしながら、リユース業界のPOSシステムの多くは、使いづらいUIや集客やマーケティングまで一気通貫で実行できるものが少ないのが現状です。

リユース業界のPOSシステムは選択肢が少ないこともあり、消去法のような選び方でPOSシステムを導入してしまったという経営者も少なくないのではないでしょうか。

弊社が開発したリユース向けクラウドPOSシステムReCOREでは、店頭の買取業務からEC管理、店舗ECの在庫・顧客の一元管理など、リユース業態の業績を最大化させるための機能を多数搭載しています。

ここからは、ReCOREの魅力についてもう少し深く理解していただくために、多数の機能の中からいくつかをピックアップしてご紹介します。

複数のECモールへの出品もReCOREなら手軽に実行可能

複数EC出品

ReCOREでは、Amazonや楽天市場、ヤフオク!、メルカリShops、楽天ラクマ、Yahoo!ショッピング、Shopifyなどの複数のECモールへ同時出品を行うことが可能です。

従来のEC出品の方法だと、各ECモールの出品画面から、1つずつ出品を行う必要がありました。

しかしながらこの方法だと、複数のECモールに同一商品を出品したい時に、モールの数だけ出品作業を行う手間が発生してしまいます。

ReCOREなら、システム上から一回の出品作業で複数のECモールへ同時出品ができるため、EC出品にかかる時間を大幅に短縮することができます。

マスタ管理で商品の個品管理も簡単

マスタ管理

一般的な小売業態と異なり、リサイクルショップ等のリユース業では、各商品の保存状態が異なるため、同じ種類の商品も個別に管理していく必要があります。

しかしながら、商品数が増えてくると、それぞれの商品を個別に管理するのに莫大な工数がかかり、次第に管理できなくなってくるケースも少なくありません。

ReCOREでは、7500万件以上の商品マスタが登録されているため、簡単に在庫登録を行うことができます。

在庫管理の方法としては、各商品データを1つずつシステムに入力していくことが一般的ですが、ReCOREの場合だと、商品マスタがあらかじめ搭載されているため、商品情報を入力する手間を省くことができます。

例えば、上の画像のように「ドライバー」という商品マスタがあらかじめ登録されている場合、在庫登録時にドライバーそのものの商品情報の記載が不要になります。

在庫管理画面

また、商品マスタから登録した在庫は、ReCOREの在庫管理画面から確認ができます。

在庫情報だけでなく、在庫の原価や品出しから経過した日数などを把握することも可能なため、不良在庫や死に筋商品を仕入れてしまうような事態も未然に防ぐことができます。

会員の絞り込みから集客までを一気通貫で行える

KPI

ReCOREでは、会員化した顧客を絞り込んで分析を行うRFM分析を行うことができます。

RFM分析では、顧客を「最終購入日(Recency)」「購入頻度(Frequency)」「購入金額(Monetary)」の3つの指標に分けて、絞り込みます。

例えば、「指定した期間内に2回以上来店のあり、かつ1万円〜2万円の購入金額のある顧客」などと、条件をつけて顧客層の絞り込みを行うことが可能です。

絞り込んだ顧客に対して、SMSやメール、LINEで直接販促メッセージを配信することも可能なので、より効率の良い集客を行うことができます。

Web広告などでの集客が上手くいっていない店舗様は、ぜひ一度ReCOREの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は、リサイクルショップの売上を上げる方法についてご紹介しました。

リサイクルショップを含むリユース業態では、EC出品による販売機会の増加やデータ活用による顧客理解とマーケティングが必要になりつつあります。

弊社が開発したクラウドPOSシステムReCOREでは、そのような時流にあった店舗経営を実現し、企業の業績を最大化させることができます。

本記事を読んで、ReCOREについてもう少し知りたいと思った方は、ぜひ一度下記のボタンから問い合わせ資料ダウンロードをお試しください。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

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