貴金属買取で開業し成功する秘訣とは?ポイントやメリットを解説!

貴金属買取で開業し成功する秘訣とは?ポイントやメリットを解説!

近年、貴金属の価格は需要の増加に伴って高くなっています

貴金属は採掘される量が少なく、今後の価格上昇が予想されるため、とても魅力的です。

そんな貴金属買取で開業しようと考えている方の中には、

・貴金属買取で開業するメリットを知りたい
・貴金属買取での開業方法がわからない
・貴金属買取で事業を安定化させる方法がわからない
・資産価値が上昇するか知りたい

と疑問を抱えている方は多いと思います。

今回の記事では、貴金属買取で開業する方の疑問を解決できる内容になっていますので、ぜひご覧ください。

貴金属の買取とは?

貴金属買取は、希少価値の高い金属を取り扱う業種です。

この職種で開業するには必ず知っておくべき、概要や買取方法について説明していきます。

そもそも貴金属買取とは?

貴金属とは、金、銀、プラチナなど希少で金額の高い金属のことで、貴金属の買取では貴重な金属で作ったジュエリーやアクセサリー、地金などを取り扱うことが多いです。

近年、貴金属は宝飾品だけでなく、金属としての汎用性の高さから工業的にも使用される機会が増えています

そのため、需要に対して供給量が追い付かず、価格が高くなる傾向にあります

また、貴金属の買取をしてから、買い取った商品をさらに価値が上がることを期待して持っておくことも、利益を最大化させることが可能なポイントです。

このように、貴金属の買取は需要が高まっている商材を扱えるビジネスです。

貴金属買取業界の市場規模とは?

貴金属の買取で開業を考えている事業者であれば市場動向というのは気になる部分ではないでしょうか。

貴金属市場の動向はパンデミックの影響により製造施設や鉱山活動の停止による要因、さらに消費者からの需要の一時的な減少が起こり市場規模が減少しました。

しかし、パンデミック以降は家庭電化製品の需要回復や自動車などの最終産業の成長、南アジア諸国の可処分所得の膨張などによる金属需要の拡大などの要因によって、今後貴金属の需要が高くなることが予想されています。

貴金属の買取方法

 店舗型出張買取宅配買取
事業者のメリット認知されやすい 

 

信頼されやすい

追加査定できる可能性がある 

 

店舗が要らない

店舗が要らない
事業者のデメリット固定費がかかる訪問しなければならない送料や包装費を負担する必要がある

貴金属を買取する方法は店舗型と出張買取、宅配買取の3つが存在します。

店舗型では、持ち込まれた貴金属の買取を店舗で行う方法で、顧客が店舗を認知しやすく、信頼されやすいというメリットがありますが、家賃や光熱費などの固定費がかかります。

出張買取は買取スタッフが顧客宅まで出張し顧客宅で品物の査定や買取を行う方法で、店舗が要らないため、固定費が少なく済みます。

しかし、買取する際には顧客宅まで訪問しなければならないです。

宅配買取は、顧客が買取業者に商品を送り、届いた商品を査定や買取を行う方法です。

そのため、出張買取と同様に店舗が要らないが、顧客が品物を送るための送料や包装費を負担する必要があります。

経営していくうえで、上記のメリット・デメリットを理解し、自社に合った買取方法を選ぶことが重要です。

貴金属買取のメリットとは?

ここまでは貴金属の買取について説明してきました。

ここからは貴金属を取り扱うことのメリットについて説明します。

資産価値が上昇する可能性がある

貴金属の資産価値は、近年希少性の高まりから資産価値は上昇傾向となっています。

金、銀、プラチナは2002年から2020年にかけて、金は約5.8倍、銀は約5.2倍、プラチナは約1.9倍となり大きく価値が上昇しました。

貴金属の価値が上がっている背景には、

・埋蔵量に限りがある
・貴金属の需要がなくなる可能性は低い
・人工的に作り出すことが難しい

この3つが大きな要因となっています。

これらの要因から、貴金属は需要が供給量を上回ることが推測でき、高価になることが予想されます。

そのため、買取を行った貴金属はすぐに販売せず在庫化し、価値が上昇してから販売する方法があることも大きなメリットです。

隠れ資産が数兆円規模で存在する

貴金属はタンスの中などで使用されずに数年程度眠っていることも少なくなく、このような1年以上使用していない物を隠れ資産と言われています。

この隠れ資産は日本の過程に累計総額約43兆円あると考えられており、これは1世帯当たり約70万円程度に相当します。

近年貴金属の価格相場が上がっていることやフリマアプリなどでの売却意識の増加により、家庭の大掃除などで見つけた際に「売ってみようかな!?」などと考える方も多くなる可能性があります。

今後隠れ資産が市場に出てくることにより、貴金属の取引回数が増加することが予想できます。

売却意識が増加している現代において貴金属事業を開業することは大きなメリットとなりえます。

小規模でも開業できる

貴金属で事業を行う方は買取専門店として立ち上げることが多いです。

買取専門店では、販売スペース無しで運営できるため、店舗の面積を最小限にすることが可能です。

そのため、店舗スペースを小さく運用できることで、人通りが多い場所や駅前など家賃が高いエリアでも店舗を構えることが可能です。

さらに、家賃も安く抑えることができるため固定費が低くなり、リスクを最小限にすることが可能です。

他のジャンルも取り扱うことができる

貴金属の買取だけで開業する以外にも、ブランド品など他の商材も同時に取り扱えることが大きな強みです。

他の商材の買取も行うことで、貴金属の買取で来店した顧客から追加で買取を行うことや、貴金属以外の商品を買取したい方にもアプローチすることが可能になります。

そのため貴金属のみで買取するだけでは成し遂げられない、買取商品数の増加を見込むことができます

このように貴金属の買取では複数ジャンルの商材を取り扱うことで、集客数の向上や業績アップが可能になります。

貴金属買取のデメリット

ここまでブランド品の買取で開業するメリットについて説明してきました。

ここからは、ブランド買取を開業する上で知っておくべきデメリットについて説明していきます。

真贋鑑定が必要

貴金属を買取を行う際には必ず真贋鑑定が必要です。

貴金属は不正品が流通しており、専門的な知識がないと間違って買取してしまう可能性があります。

仮に買い取ってしまった場合は、買い取った不正品を販売することができないため、損失となってしまいます。

そのため、「見た目」「感触」「重量感」など品物を見分けることができる専門的なスタッフが必要です。

貴金属の買取で開業を考えている方は、真贋鑑定ができる専門的なスタッフの育成が重要です。

利益率が低い

貴金属は他のリユース商材と比較してかなり利益率が低いことが特徴です。

その理由は、貴金属はネットなどでチャートが公開されており、金の現在相場を顧客に認知されていることで、大きな利益率を取ることができません

仮に利益率を大きくするとお客様からの信頼を失う可能性が高くなります。

顧客の信頼を失わない適切な買取を行うために、多くの事業者は約5%程度の利益率で買取を行っています

集客数を増やすことや、人件費、家賃などの固定費を抑えることで、利益率が低くても利益を確保することが可能です。

強盗に狙われる可能性

近年高額報酬を受け取る代わりに、犯罪行為を行う闇バイトが存在するようになりました。

この闇バイトの影響で、貴金属を扱う業種の強盗が増加傾向にあります。

貴金属は価値が安定しており、強盗からすると資産価値が目に見えやすい商材です。

貴金属店で警察などと協力した訓練なども行われていますが、まだまだ狙われる可能性があります。

そのため、セキュリティシステムなどを導入し、強盗に狙われにくい店舗作りを心掛ける必要があります。

貴金属買取での準備

貴金属買取で開業するには、古物商許可や開業届を必ず取得する必要があります。

貴金属の買取で開業する際に、必要となる準備事項について解説します。

古物商許可の取得

古物営業法によると、古物商許可は中古品を売買や交換する際に必要な資格です。

そのため、貴金属の買取で開業する際には、必ず古物商許可を取得する必要があります。

未取得で営業を行うと、罰金や懲役を科される可能性があるため注意しなければなりません。

申請に必要な書類を開業予定地を管轄する警察所に提出する必要があります。

申請後、審査に約40日程度の期間が必要なので早めに申請しておくことが重要です。

また、申請書類は記入後3ヶ月以内に提出することや、受付が平日しか行われていないためなどの、条件を確認しておくことをおすすめします。

開業届の提出

古物の営業する要件ではないですが、古物商許可を取得後に開業届を提出することをおすすめします。

開業届は、貴金属買取を開業してから原則1か月以内に取得する必要があります。

開業届を提出すると、青色申告で確定申告ができるようになり、最大65万円の控除を受けることができます

開業届の提出書類のフォーマットは国税庁のホームページにあるので、記載し早めに提出することをおすすめします。

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貴金属買取で成功するポイント

ここまで、貴金属買取で開業することでのメリット・デメリットを解説してきましたが、開業しても継続して利益を出し続ける必要があります

貴金属買取で成功するためには複数ジャンルを取り扱うこと、買取方法の幅を広げること、集客方法を考えることが重要です。

ここからは、貴金属買取で成功するためのポイントについて解説します。

複数ジャンルを取り扱う

貴金属買取で開業しても、複数の商品を取り扱うことができます

貴金属だけでは利益率が低いですが、貴金属より利益率が高いブランド品などの買取を同時に行うことで、業績の向上に繋げることが可能です。

さらに、貴金属以外の他の商材を扱うことで、顧客の利用動機が増え、利用者増加のきっかけにすることができます。

このように、複数の商品を取り扱うことで、経営数字の改善にも繋がる可能性があるためおすすめです。

買取方法の幅を広げる

貴金属の買取を増やすためには、買取方法の幅を広げ、間口を大きくすることも1つの方法です。

そのためには、店舗での買取だけでなく、宅配買取、出張買取など、あらゆるチャネルから買取ができるような体制の構築が重要です。

買取の間口を広げておくことで、顧客個人に合った買取を提供することができ、顧客満足度の向上を見込むことが可能です。

さらに、買取方法の幅を広げておくことで、顧客数の増加を見込むことができるため、複数の買取方法を持つことをおすすめします。

リピート顧客を増やす

集客をする上で、新規顧客へのアプローチも重要ですが、既存顧客にリピートしてもらうことも大切です。

顧客に継続して利用してもらうためには、もう一度来たいと思わせるような販促を行うことが必要です。

そのためには、顧客とのコミュニケーションの仕方を工夫する必要があります。

具体的には、LINEやSNSを活用することやポイント制度などが効果的です。

LINEやSNSでは、クーポンやお得な情報を定期的に投稿することで、リピート率向上に繋げることが可能です。

ポイント制度では、買取金額に応じてポイントが貯まり、販売や買取時にポイントが活用できるようにすることで、店舗への再来店を促すことができます

このように、販促活動やポイント制度を使用し、顧客に再来店してもらうシステムを導入することが重要です。

貴金属買取で開業する方におすすめのPOSReCORE

ReCOREとは?

貴金属買取で開業するために知っておくべきポイントについて説明させていただきました。

貴金属買取での開業は、利益率が低く収益を多くすることは難しくなっています

そこで重要なのが、商材数を増やすことや利用顧客を増やすことができるシステムを導入することです。

ここで紹介させて頂くのは、貴金属買取の必要なポイントを押さえながら運営可能なPOSシステム「ReCORE」を紹介します。

買取アシスト機能

貴金属は利益率が低いため、適正価格で買取を行うことがとても重要です。

ReCOREの買取アシスト機能では、売買価格ルールを設定することができ、適正な価格で買取することが可能です。

また、ReCORE内で過去の買取履歴も自動で保存されます。

例えばブランド品が持ち込まれた場合にも、過去の買取価格を参考にしながら査定を行うことが可能です。

そのため、ReCOREを使用することで、専門的な知識が少ないスタッフでも買取が可能になり、多くの事業者が抱える悩みである買取査定の属人化を脱却することが可能です。

このように、ReCOREの買取アシスト機能を使用することで、買取業務の属人化からの脱却買取価格の適正化という悩みを解決することが可能です。

在庫管理機能

多くの貴金属業者の悩みとして、個品ごとの在庫管理が難しいことがよく挙げられます。

ReCOREの在庫管理機能では、在庫数、商品状態、仕入金額、在庫滞留期間、販売価格などを管理することができます。

この機能により、仕入価格を確認しながら利益率が高くなったタイミングを選んで販売することが可能です。

さらに、ReCOREでは商品ごとに在庫の滞留日を確認できます

その情報を基にABC分析を行うことで、商品ごとに在庫期間を最適化することが可能になります。

このようにReCOREを利用することで作業工数を減らし、業務を効率化することができます

顧客管理機能

貴金属で買取を行う際には、顧客が店舗に個人情報を提示して、顧客情報を管理する義務があります。

ReCOREでは、顧客の情報を過去の買取履歴と同時に管理することが可能です。

それに加え、会員メモ機能も搭載されており、接客時の詳しい顧客情報をデータに残すことが可能です。

また、買取時に取得した顧客情報を基に、ReCORE内で顧客属性に合わせた内容をメール・LINE・SMSに送信することが可能です。

それにより、顧客にリピートしてもらうための効率的な販促が可能となり、ReCOREを利用することで更なる利益増加を見込むことが可能です。

LINEミニアプリ連動機能

ReCOREとLINEミニアプリを連動させることで、LINEを活用した販促も可能です。

さらに、デジタル会員証としての機能だけでなく、購入履歴の確認や付与されたポイントを確認、使用することが可能です。

また、ReCOREに搭載されている分析機能を活用することで、顧客に合わせたOne to Oneマーケティングが可能になります。

ReCOREとLINEミニアプリを連携することで、顧客の利便性向上により店舗のファンを増やすことに繋がります

まとめ

今回は貴金属買取で開業するために知っておくべき、メリット・デメリット、ポイントについて説明してきました。

また、貴金属買取で開業後の業務を最適化できるPOSシステム「ReCORE」をご紹介し、業務効率化が可能なことをお伝えしました。

ReCOREを使用することで、買取のアシスト、在庫管理、顧客管理、LINEを使った集客もできるため、利益の向上に繋げることが可能です。

ReCOREについてさらに詳しく知りたい方は、下記のボタンからお問い合わせ・資料をダウンロードして頂けますと幸いです。

監修者:本荘 幸大

卒業後は株式会社船井総合研究所に入社し、ヘルスケア業界やフィットネス業界、飲食業界など幅広い業界のコンサルティングに従事。その後2022年4月より最年少メンバーとしてNOVASTOに入社し、リユース・リテール企業へのコンサルティングを行いながら社内ではマーケティングチームの立ち上げも行っている。

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